とある人魚姫の末路【賢者様と小さな魔女 登場人物】
ルーナ:勤勉な気難しい10歳の大人びた少女。村人を助けようとした結果、魔女扱いされ処刑されそうになっていた所を、巡りあわせで賢者様と呼ばれている男の基に引き取られる。賢者様の助手のような存在だと本人は思っている。賢者様は飄々としていていけ好かないが、内心無自覚で好いている。
ステラ:ルーナの双子の妹。もとは病弱だったが、賢者様の基で療養するうちに今はすっかり元気になり本来の活発な性格が垣間見える。将来的にルーナと賢者様がくっつけばいいと思っている。
賢者様:違法の医者というか薬屋のようなもの。怪しい裏通りに店を構えているが、本人は飄々と表通りの街をよくだらだらと歩いているし素性をとくに隠していないため、周囲から受け入れられている。医学的に証明されないような魔法のような薬を処方するため「賢者(魔法使い)様」と呼ばれている。見た目はぼさぼさの長髪の小綺麗な顔の青年だが、本名も実年齢も不明。薬を売るのは、金銭ではなく、「薬を得て叶えたい願いとその経緯を聞いた後、面白そうだなと思った相手」にのみ話の対価として渡すという変わった薬屋。
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