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    saisabanna

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    saisabanna

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    うるさい❄さんがいます❄✨クザボル
    戦闘シーンがありますが
    下手すぎる上に捏造が多いです
    馴れ初めの話

    馴れ初めそして喧しく海軍学校に入ってどれくらいたったか…その人を見た時雷に打たれたみたいだった、いや正確には鼻血を出したんだけど⋯別に思春期的なあれじゃなくて、いやだってもうそういう年頃はとっくに過ぎたのにさ、でもまぁほら誰だって魅力的な人を見たら⋯いやこんな話はよくて、とにかく俺は一生に一度会える運命の人に出会ったんだよ、もうその時は俺はサウロの腕叩きまくって「運命にあっちまったかも」って言ったら「今日暑いから水飲んだ方が良いんだで」って心底気の毒そうな顔で言われたのを覚えている、その後何だかんだで俺のお近づき作戦にサウロは協力してくれるんだけど、俺は作戦を何度も練っては決行直前に熱を出していた、俺は文句言いながらベッドに横たわっていた
    サウロが見舞いに来てくれて、腰を下ろして心底気の毒そうな顔をする
    「作戦考えすぎて、いっつも知恵熱だで……」
    「くそ…ボルサリーノ先輩に近づけば近づくほど体温が上がって鼻血が出ちまう」
    「もう病気だで……」
    「恋の病だもんな……先輩に近づくと発熱動悸息切れ鼻血が止まらねぇ」
    「アレルギー…」
    「アレルギーじゃねぇ!」
    「好きすぎて沢山食べたらアレルギーになったみたいなやつだで」
    「俺はまだ食べてもないのに!」
    「煩悩しかない発言だで……」
    「サウロ……もうお前しか頼れない……どうしたらいいと思う?…手紙とか出した方がいい?近づけもしないなら手紙で耐性つけねぇと」
    「まずその欲を消さないと何度近づいても鼻血が出るんだで……それに耐性ついても近づけるかどうか…」
    「サカズキ先輩か……ボルサリーノのパーソナルスペース入国管理官…」
    「クザン…お前は今の所鼻血出す不審人物でしかないんだで……入国はとても無理だで……」
    「こうなったらサカズキ先輩から崩すしか…」
    「死ぬ気か!?」
    「サカズキ先輩だって人間だ!!面と向かって話し合えば聞いてくれるでしょ!」



    「帰れ」
    「なんですか!?」
    ボルサリーノとサカズキの部屋の前(ボルサリーノは留守)クザンはサカズキの前で納得できないと文句を言う、ちなみにクザンは既にサカズキに1発殴られている、いや当たり前である出会い頭に「ボルサリーノ先輩を俺にください」なんて言う奴がいるだろうか、クザンは段階と言うものを知らないのかもしれない階段を使わずに直で行くエレベータータイプなのかもしれない
    「なんでか、わからんのか」
    「もしかしてサカズキ先輩も……ボルサリーノ先輩が好きなんスか……」
    「あ?なん…「いや気持ちはわかります、ボルサリーノ先輩ってめちゃくちゃ魅力的だし強いし優しいし包容力が地球規模だし顔は美人だし人好きがする笑顔の割には簡単には気を許さない所が良いって言うか最高だし、それから……いだぁ!?」
    サカズキの拳骨がクザンの頭に降った
    「やかましい、わしとボルサリーノは同期なだけじゃ」
    「同期で同室!!」
    「だからなんじゃ、わしは別にボルサリーノの事を好きとか嫌いとかそう言うの無いわ、昔から一緒におったから兄弟みたいなもんじゃ」
    「マウントとられた」
    「訳の分からん言葉を使うな」
    「好きじゃないなら、なんで俺がボルサリーノ先輩と話す許可くれないんすか!?」
    「ボルサリーノの話する度に鼻血出す奴を、どう許可せい言うんじゃ…いやそもそもボルサリーノと話すのにわしの許可要るって誰が言うたんじゃ!!」
    「鼻血は本気の証なんすよ!!え!?てか許可いらないなら、ボルサリーノ先輩と話していいんですよね!?告白しても良いんですよね!?」
    「おどれみたいな変なやつ………いやめちゃくちゃ変なやつボルサリーノは取り合わんぞ!」
    「ボルサリーノ先輩は面白い人間の方がすきでしょ!?」
    「面白いと可笑しいは違う!」
    「何してんのォ?」
    クザンの後ろから間伸びした声が聞こえた
    「ボルサリーノ…おどれ…また変なやつに好かれとるぞ、この変なやつがおどれと話したいやらなんやらしつこうて…」
    「違っ!ボルサリーノ先輩と俺は仲良く……ハァボルサリーノセンパイ」
    クザンは後の存在に心臓が耐えきれずサカズキの後ろに隠れる
    「何をしとるんじゃ、お前はどかんか!」
    「無理!無理!死ぬ!サカズキ先輩別に心臓爆発しないでしょ!俺は心臓が爆発する!サカズキ先輩ブロック!」
    「殺すぞ!」
    「仲良いねェ」
    「仲ええんと違うわ!今日初めて会うたわ!何しとんじゃ!出…」
    サカズキは気づく出しても出さなくても面倒な事になる、絶望だ絶望すぎるサカズキに何の得もない最悪すぎる
    とにかくクザンをボルサリーノの前へと引きずり出した、もはやサカズキは己の身を守るので精一杯である
    「オ〜君はァ?」
    「あ…あ…俺……俺は」
    「言葉覚えたてなのォ?」
    「く…クザンです……さ…3期生の……」
    やばい!!!目の前に居る俺の好きな人が目の前に居るサウロ!!!サウロ!!!助けて!!!なんかいい匂いする!!最悪!本人前にしてのファーストインプレッション匂いなの最悪すぎだろ俺!!くそ!馬鹿か!!何か喋らないといけないのに何にも言葉が出てこねぇ!!うわっ!!めちゃくちゃ美人…近くで見たら3億倍……いや単位をつけるのは失礼すぎる!!!
    「…オ〜!ヒエヒエの実食べた奴だァ〜、知ってるよォ〜おめぇ強いんだろォ?」
    「え…!?俺の事知ってるんですか!?」
    「うん」
    「………」
    クザンは立ち尽くしていた鼻血を出しながら、ボルサリーノ先輩に認知されてた俺、俺好きな人に存在を確認されてた…うそ…俺は…俺死ぬ?だって…こんな…こんな事……俺の存在最高!!!好きな人に認識されてる俺!!!俺!!!最高!!ボルサリーノ先輩最高!!!!世界最高!!ボルサリーノ先輩と言う存在を生み出したやつ最高!え…でもこんな最高な先輩に俺って似合うの?先輩は最高なのに中途半端に強い俺が隣に立って最高を崩すんじゃない?それは…それはダメだろ!!!!
    クザンが脳内で祭りを開いてる間に話は進む
    「鼻血出てるよォ、大丈夫?こいつ」
    「大丈夫なやつに見えるか?」
    「面白いやつだよねェ、大丈夫では無いけどォ」
    ボルサリーノは嬉々として中の見えない箱に手突っ込むタイプだ、面白ければ面白いほどいい自分の退屈な毎日にはクソが着くほど正義バカのサカズキと存在が面白いやつが必要である、そして面白いやつを今見つけた
    「なんでこいつ、わっしに会いに来たの?」
    「おどれの事が好きじゃと、わしにボルサリーノ先輩をくださいって言いに来たぞ」
    「………」
    「面倒くさと思ったんじゃろうが、早う断らんか」
    「そうだねェ」
    ボルサリーノが断ろうかと放心のクザンに話しかけようとしたが口を先に開いたのはクザンだった
    「やっぱ待ってください!!!」
    「オ〜?」
    「今の俺じゃボルサリーノ先輩の隣に立てないんで!!もっと強くなったら、もう1回告白させてください!!」
    「オ〜…あのねェ…そもそも付き合うとか」
    「じゃあそういう事で俺!!強くならないといけないんで!!」
    一方的に言って走っていくクザンの後ろ姿をボルサリーノは見つめるしかできなかった
    「面倒なことになったのぉ…災難じゃな…ボルサリーノ」
    「助けてよォサカズキィ〜、同期だろォ〜」
    「……」
    「凄い嫌そうな顔…」

    それからのクザンは驚くべき速さで訓練や必要な体術全て終わらせガープに弟子入りし、どんどん強くなっていった、それこそもはやサカズキやボルサリーノを追い越してしまう程に、そんなクザンをサカズキは呆れ顔で見ていたしボルサリーノに至っては昇進の話が来ても少将の地位にしがみついていた、何故って中将に上がるとクザンと並んでしまうからだ、少将ならばクザンが何度告白してこようが「いやいや、もうわっしの方が君の隣には似合わなくなっちまったよ」とか何とか言って切り抜けてきた、並んでしまったらなんて言って切り抜けるか、ああでも残酷な事に仕事ぶりと優秀さ故少将にしがみついていたボルサリーノは半場無理やり中将になることになってしまった、この件に関してサカズキに泣きついたがサカズキはもうダメだと言うようにボルサリーノの肩を叩き俯いたまま首を横に振るばかりだった、そんなこんなで遂にボルサリーノは中将になってしまった、もちろんボルサリーノ昇進の話はクザンまで届いている

    クザンは世界一幸せな気分だった遂に…遂にだ、ボルサリーノ先輩にちゃんと告白できるボルサリーノ先輩が中将になった!今まで何だかんだと断られて来たが、今日こそは必ずOKを貰ってみせる!!待っててボルサリーノ先輩…いや!ボルサリーノ!!俺が世界で1番愛してる人!!絶対幸せにするから!


    「嫌、付き合わないよォ」
    「なんでぇ!?」
    海軍本部実技訓練場でクザンは膝から崩れ落ちていた、いやなんでこの場所かって、それは…あれだ、体育館裏的な屋上的な思い出深いあれがあるからだ、とにかくクザンが天に悲しみを伝える様子にボルサリーノは何か言葉を伝えるでもなく、その場から立ち去ろうとするのでクザンは急いで止めた
    「理由は!?何がダメだったわけ!?」
    「いや、わっしクザンの事好きとかじゃないし、それにほら…わっしクザンより弱いから一緒に居たらクザン恥かくよォ」
    「かかねぇよ!ボルサリーノ強いじゃん!」
    「弱いってェ」
    「じゃあ俺と勝負してボルサリーノが勝ったら俺は諦める、受けてくれなきゃこれからも告白続ける!」
    「はぁ!?」
    「こう言う条件じゃないと本気出さないでしょ、ボルサリーノは」
    近くに居た(ボルサリーノに無理矢理連れてこられた)サカズキは感心した、クザンは闇雲に強くなった訳では無さそうだ…ボルサリーノの性格をよくわかっている、さすがサカズキにとってのクザンとのファーストインプレッションが超弩級の不審人物なだけある、サカズキはウンウンと頷きその場を後にしようとしたがボルサリーノに捕まり何故か勝負の審判にさせられた、迷惑な話であるサカズキはさっさと帰って鍛錬でもしたいのに、この二人ときたらやる気満々で向き合っている
    幸いここは実技訓練場広さもあるし強度もある、まぁこの2人のロギアの喧嘩に耐えれるかどうかは知らないがサカズキが面倒くさそうに新兵立ちを退避させ2人を見守る事になった、本当は物凄く帰りたいが

    「嫌なんだけどォ、こんな事せずに諦めてくれねえかねェ〜」
    「悪いけど一目惚れなのよ、もう俺の人生で1人しか会えない運命を感じたからさ」
    「はぁ〜?」
    ボルサリーノは首を軽く左右に動かした後、片手でクザンを手招きした、先に仕掛けてこいと言っているようだ、クザンは両の拳をかまえるパキパキと指先から凍りついていく

    俺だって好きな人と戦いたくないけどこうでもしないとボルサリーノは絶対落ちてくれない、俺は嫌だけど仕方ないんだ…て言うか手招きヤバくね?めちゃくちゃセクシーなんだけど…誘われてるのかと思った…いやまぁ攻撃を誘われてるんだけど…一瞬魅了攻撃とかそんなのかと思っちまったわ…これだけで負けそう…一瞬負けかけたよね…まぁ仕方ねぇって言うかボルサリーノそういう力ありそうだしさ、いや魅了攻撃海賊とか他のやつに使うのは許せねぇんだけど!俺だけに使ってよ!俺だけが受けたい!

    「アイス塊!!両棘矛!!」
    三又の氷の矛が出現しボルサリーノ目掛けて飛んでいく、ボルサリーノは横にひらりとかわして人差し指をクザンに向けてレザー何発も放ったクザンは同じように横に転がるように避けながら草をちぎり氷の剣を錬成する
    「アイスサーベル!」
    剃で一気に距離を詰めボルサリーノに向かって一太刀浴びせるがボルサリーノの体は揺らめきクザンの剣を滑るように避けた
    「紙絵」
    避けた後ボルサリーノは素早く人差し指と中指をクザンに向けた、クザンは急いで自分の目を守ろうとしたが遅かった
    「天照」
    視界が白で包まれる強烈な光に視力を奪われクザンは、しまったと言うように両目を固くつむった、その隙をボルサリーノが見逃すはずもなくクザンの体に容赦なく蹴りが入った、閃光の一撃にクザンは勢いよく吹っ飛び衝突した場所に土煙が起こる
    「……まぁこれで終りじゃないもんねェ」
    ボッッと土煙を穿ち再び両棘矛が飛んでくる、ボルサリーノは今度はそれを避けようとはしなかった、その先に来る攻撃を見越していた、両棘矛を天叢雲剣で薙ぎ払うと一拍子遅れてカーブしながら飛んでくる暴雉嘴を天叢雲剣で受け止めた、パキパキと両手に伝わる氷に舌打ちし暴雉嘴を後方へと受け流す
    「アイスタイム」
    距離を詰めてきたクザンの両手が眼前まで届くボルサリーノは咄嗟に剃を使った、ボルサリーノはピカピカの実の能力者、体を光にするのは朝飯前である光になれば質量などないのは当たり前だ一瞬の眩い光の後にボルサリーノは音もなくクザンの前から姿を消した、能力と六式の掛け合わせ光の場合直線に動き性質を知っている相手に次の手を読まれやすいが、剃を合わせる事で一瞬光るだけで収まる移動距離はそこまで無いが目眩しには丁度良すぎる
    「……」
    クザンは気配に集中する、相手は光一瞬でも気を抜けば、また吹っ飛ばされるのは目に見えてる、クザンは思いっきり息を吸い込んだ
    「俺はボルサリーノが好きだぁぁぁ」
    あぁ馬鹿だとサカズキは思った、心底思った
    しかし悪手では無いなとも悔しいが思った
    「ボルサリーノの笑った顔が好きだ!ボルサリーノの優しい目が好きだ!可愛い口が好きっ…ゴッ」
    クザンは殴られた思いっきり、しかしクザンも負けていない姿を現したボルサリーノの襟を掴んで思いっきり頭突きをくらわす、ボルサリーノの体が一瞬ぐらついたが直ぐに踏ん張りクザンに向かって拳をあげる
    「俺はアンタが心の底から好きだ!アンタしか…うっ!」
    「静かにしろよォ!!何恥ずかしい事大声で叫んでんだァ!」
    ボルサリーノは動揺していた、その証拠に光になる事もせずにクザンの拳をくらったり、殴り返したりしている
    ボルサリーノはクザンの上に跨ると殴り掛かる
    「ぐっ!…だってホントの事なんだよ!」
    「そんな事新兵の頃から聞き飽きてんだよォ!」
    「俺負けたって!アンタのこと諦められねぇ!愛してるから!」
    「わっしはおめぇの事なんて何とも思ってねぇって言ってんだろォ!」
    「それでも!それでもいい!それでも俺はアンタに伝えたいんだ!アンタに命も何もかもあげてぇくらい首ったけなんだって!」
    「馬鹿なんじゃないのォ?おめぇに何言われたって嬉しくねぇんだよォ!」
    「嬉しくないなら何で赤くなってんのよ!」
    「うるせぇんだよォ!!!」
    「可愛い!!好きだ!!大好き!!」
    「静かにしろよ…!」
    「俺一生かけてアンタの事幸せにするし守りたい…」
    「……馬鹿じゃないの…クソ真面目にわっしに尽くしてどうするの?」
    「好きなって欲しいから…」
    「好きにならなかったらどうするの」
    「片思いでもいいから、ずっと好きで居させて…」
    「変なセリフ…」
    「変でごめん…」
    「……おめぇみたいな変なやつ、一生幸せになれねぇよ」
    「なれる……ボルサリーノが居たら」
    「ホントに馬鹿じゃないのォ…」
    「ねぇ、告白の返事聞いてもいい?」
    「……きらい」
    「うん」
    「嫌いで好き」
    一途で頑張り屋で馬鹿でわっしにをこんな風にした君が愛おしくて
    「うん…ありがとう」
    「馬鹿、責任取れよォ」
    「もちろん」
    訓練場はわぁっと祝福の雰囲気に包まれた


    「帰ってええか!!!!!」
    サカズキの怒号が訓練場に響き渡り、このあと2人が訓練場をめちゃくちゃにしたせいで怒られるのは、また別の話
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