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    petigawara_pg

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    petigawara_pg

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    はるまさん原案の服部ぐだ♀です。
    カルデア召喚捏造です。

    「服部は乙女心がわからない」カルデアにサーヴァントとして召喚された服部武雄は戸惑っていた。
    自分を召喚したマスターの猛攻にたじたじなのだ。
    「ねぇ、服部さん、食堂へ行きましょう!」
    にこにこと明るい活発美少女が迫ってくる。主に対して断る理由もない。
    それを繰り返した結果、マスターのお誘いはついに「服部さんの部屋に行ってもいいですか?」とか「私の部屋でちょっとお話していきませんか?」になってきた。しかも手を繋いだり、鎧を触ってきたりとスキンシップがやたら多い。刺激が強過ぎる。
    このままエスカレートしたら「ちょっと朝寝をしませんか?」とか「抱いていきませんか?」になることはないだろうか。
    服部には乙女心はとんとわからぬ。武辺者で女にうつつを抜かすようなことはなかった。が、故に全く免疫がない。
    一体どうしたらマスターの山のような誘いを断れるのか。それも穏便に。
    マスターを傷つけぬように、自分が捧げるべきは忠義であって、男女のそれは相応しくないのだと告げられるだろうか。
    マスターのことは憎からず思っている。女性として好みかどうかで言うなら確かに可愛らしくいじらしく思うし、心根も美しい。この間、周回で見てしまったカルデア戦闘服は抜群の肢体を惜しげもなく晒していた。女性としての魅力という意味なら十分である。うら若い乙女に言い寄られて悪い気はしないのも事実。
    が、立場の違いがある。お互いに主従を越えた付き合いをするべきではないと服部は考えている。何故なら人理を取り戻した暁にはサーヴァントは現世を退去する。男女の関係になっておいて用が済んだらはいさようならは無責任だと思うのだ。
    マスターを守り、命を賭ける。それはいい。
    しかし、それによってマスターが傷ついたり、悲しんだりするのは厭だし、なにより不誠実な行いではないか。
    「マスターを悲しませないためにも、付き合うのは不誠実だと思うのです」
    と旧知の仲である斎藤に相談したが、斎藤はというと「えー、いいじゃん。ちょっとぐらい相手してあげなって。マスターちゃんだって服部を必要としているってことでしょう。それに応えられないってお前男としてどうなのよ」と至って軽薄なことを言われた。
    マスターのこれまでの旅については新参者の自分には記録で読む限りだが、過酷なものだった。そんなマスターが癒しを求めてなのか、揶揄ってなのか服部に粉をかけてくる。単に遊びたいというなら応えようもあるが、マスターは不真面目で不誠実な新選組と違い、誠実な人柄である。
    「一体どうしたら」
    マスターは可愛い。無邪気で愛くるしい、時々無防備で服部の心がきゅっとなる。兜の下をきらきらとした瞳で覗き込んでくる。
    この間は何故か掌にハムスターを載せて写真をバシャバシャと撮られた。乙女心はさっぱりわからぬ服部には戸惑うことしきりである。
    そうやって付き合ううちに先だっての斎藤一の発言が脳裏をよぎるのだ。
    応えた方がいいのか。応えない方がいいのか。
    「服部さん!」
    今日もマスターが無邪気に抱きついてくる。胸に当たる柔らかな感触、鎧の下には男の身体があることを知らないのだろうか。このマスターは。
    「つ、慎みを持ってください」
    「ダメですか?」
    上目づかいで潤んだ瞳を向けられればもう何も言えない。
    なんとか常識的な発言を絞り出した。
    「誰にでもこんなことをしてはいけません」
    「服部さんだけにですよ」
    太陽のような明るい笑顔に服部はくらくらする。
    服部には乙女心はわからない。どうしたらいいものか。
    兜の下、今日も服部は困っていた。
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    Si__Vales_Valeo

    DONEポカぐだ♀ です。ぐだちゃんが顔を上げるとキスしてくるテスカトリポカとそれにどうリアクションしていいかわからず右往左往する恋愛偏差値低いぐだちゃんのバカップルっぽいド健全ほのぼのです。
    またちゅーちゅーさせてしまった。
    (一つ前の話の前段です)

    モブ職員になっていちゃいちゃしてるのを見守りたい気持ちが溢れました。
    新所長は神が怖いのでキミたち隣り合って立つの禁止ね。なんて絶対言えない。
    ポカぐだ♀ / ほのぼの / ちゅーちゅー②日が翳って、視界が急に暗くなる。
    あれ?と見上げたすぐ近くに彼の顔が迫っていて。
    それからすぐにキスが降ってくるの。

    くちびるに訪れるふにっとやわらかい感触。
    鼻に煙草のにおいがかすかに届いて、頬に触れるさらさらの髪がくすぐったい。
    それからちゅっと音を立てて、くちびると影が離れてゆく。

    わたしはぽかんと彼を見上げたまましばらく固まって。
    上手な返しとかあしらい方とか、知らないからできないんだけど。
    できないなりに、なにか言ったほうがいいのかな?なんて思って言葉を探すものの。
    頭なんて全然回らないから、結局なぁんにも言えなくて。
    サングラス越しに彼の瞳を見ていたハズなのに、気づいたらわたしの目は彼のくちびるに釘付けになってしまっていて。慌てて頭を元の位置に戻して、元々してたことをこなすことにするの。
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