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    Gasuoji_suitai

    @Gasuoji_suitai

    イラストのラフ、コースティック×オリジナル夢主の夢絵を載せたりしようと思ってます!

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    Gasuoji_suitai

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    【バスター黒心】度々私の妄想力ならば小説の1本書けるだろうといわれるので、お試しで書いてみました。
    小説を書いた経験は無いことはないのですが、あまり自信がないのです。
    自分なりの表現で書いてみました。心理描写強め。

    ##コスコス

    Black Heart私は常に独りで、孤独に生きてきた。
    私と関わりを持ってこようとする人間は数多くいたが、此方が少し吠えるだけで奴等はすぐ私の元から離れていく。
    所詮人間という生物は…やれ「人は見た目ではなく中身」だと抜かす奴が多く存在しているように見えて、実際は相手の表面的な面しか見ようとしないのだ。くだらない。

    だが…、そんな私に、執拗に、関わってこようとする奴がいる。
    それが「ガスバスター」。
    奴は…私と同一人物……、と言ってしまうと語弊があるが、「オリジナル」であるコースティックを軸に様々な見た目の私達がいる…その内の一人だ。
    私自身も「ブラックハート」というオリジナルとは違った個性を持っている。
    故にベースは同じでも個々によって性格も違えば、辿ってきた過去も違う…という事になるのだが、所詮は「自分自身」、そんなやつと深く関わることは…私は虫唾が走る様な気分になる。
    誰が嬉しくて「自分自身」と関わりを持たなくてはならんというのだ…そう思っているのだが……。
    そんな私の気持ち等関係ないとでも言うかのように、奴は、「ガスバスター」は、私の心の隙間に入り込んでこようとする、そんな事をする連中は今まで誰一人、私の前に現れなかった。

    ……、…………。
    ───実に、不快だ。

    何故、奴は私に干渉してこようとするんだ。何故。
    やつの考えている事等、知りたくない、聞きたくない、…関わりたくない。
    私は奴を拒絶した、拒絶し続けた。
    私の心の内を見られないように。
    だが───、それでも奴は、引くどころか、私の心の中に侵入しようと試みる。…不愉快極まりない。


    ある日私は、奴に強く腹を立て食って掛かった。
    彼の胸ぐらを強く掴んで睨みつけ…何を思ったのか
    「貴様…、何故私にここまで深く干渉しようとしてくる。…不快だし目障りだ。」
    そう強い口調で奴を罵り、否定した。今まで私に関わろうとしてきた連中にも同じ事をしてきたのだ、こうすることによって“普通”の奴であれば私と関わる事を諦め、引いていく。

    だが…奴は「…クフフ」と少し不気味とすら感じられる笑みを浮かべながら私に目線を向け続ける。
    やはり奴は“普通”ではない。いつもそうだ。
    奴は何時だって私の傍から離れようとしない。私が拒絶をしても、恍惚な表情で私に視線を向け続けてくる。
    時には弱々しくなったりして此方の情を揺さぶってこようとする。
    ……そんな手には乗らない。
    「好きだ」とか「キミが愛おしくて堪らない」等の卑陋(ひろう)な言葉だって使ってくる。

    こちらに向けてくる目線、表情を一切変えないまま奴は、酷く優しい顔付きで
    「…何故かって、キミが好きだからに決まっているだろう。」
    そう述べた。

    ……ああ、また……。
    そのくだらない「愛」等という感情を、私にぶつけてくるというのか。
    「…鬱陶しい。…私で在る必要はないだろう。そもそも…、私と「同一人物」である以上、一緒になる事等…ありえない。」
    そう言いながら胸ぐらを掴んでいた手を離し、奴と距離をとる。
    …しかし、奴はそれに酷く怯むような様子を見せず、表情を変えないまま黙って私に近寄り、髪を、さらりと一撫でした。

    「…キミでないとダメなのだ。黒心…いや……“ブラックハート”。キミという存在は、一人しかいない。他の誰にも、代わりは務まらないのだ。…そう言ってもキミにとっては理解をしたいと思わないかもしれない。……だが、私は、本気なのだ。」
    ───そんな彼の眼は私を視界に捉え、真剣な表情で此方に語りかけてきた。

    私が真剣に奴に向かって怒鳴りつけ、引き離そうとしているのに此奴は…。
    そんな私を、優しい表情を見せながら私を宥めようと、してくるのだ。
    ……そういった事をされる度、私の心は、感情は、どんどんと乱され、痛みを伴い、今まで感じたことの無い重く、苦しい感情に支配されるような感覚に襲われる。
    ……そんな感情、認めない。認めたくもない。
    私はずっとこの感情を、奴を、彼を、否定し続ける。
    そうでなければ私は、私ではなくなり、どうなってしまうのか、予想もつかない。自身を保っていられるかも、分からない。

    そんな事を考えているのを、彼は表情だけで読み取ったのか
    「……キミがどんな事を私にしてこようとも、私はキミを…ブラックハートを否定しない。例えキミが私の事を傷つけようとも、罵ろうとも、……どんなキミになっても、私の、“キミを想う気持ち”は、変わらない。」
    そう言って彼は自身の方に私を抱き寄せて、頭頂部を撫でた。
    ──彼から放たれるバニラのような甘い香りは、マスク越しでも伝わってくる。
    この匂いが鼻につく度、私の思考はいつも鈍くなり、狂わせてくる。

    ……ずっとこうしていたいとすら思ってしまう自分がいるのだ。
    だが、そんな気持ち、認めたくない。彼に、そんな弱い心を持った自分を見せたくない。
    そんな私自身が、“ブラックハート”という人物が、酷く、憎い。

    ……、……。
    ああ…………。
    ───実に、不快だ。
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