午後の紅茶の一杯が、二人の世界を180度ひっくり返す。
湯を注げば銃口に弾を装填する音に、
蒸らし時間は照準を定める沈黙に、
ブランデーの一滴は引き金を引く儀式に変わる。
全ての言葉は同一。だが意味は裏返る――倫理の外側、誤射の午後。
観測、記録、存在確認――それは倒錯した愛の痕跡。
救われぬ徒花たちが奈落に咲く、その残響に耳を澄ませ。

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