<Black Tale>(A)
時代を創る 決意の拳に
冷たい風が吹く
(A´)
傷だらけの 頬を拭えば
勝利の匂いがした
(B)
若気の至りだと
後悔を先送りにしても
強くなれるわけじゃない
(B´)
ならば弁慶の立ち往生と
護るモンの為に 潔く散ろう
(sabi)
ここに集う 最強の証 黒き龍
牙を剥く白も 立ちはだかる赤も
全て飲み込み 頂に立つ 我ら伝説
(2A)
午前3時の スクランブルに
響くエンジン音
(2A´)
煤だらけの スロットル回し
すすり泣く声を誤魔化した
(2B)
幼なじみの お土産話に
笑ったり 呆れたりな
王と臣下の昼休み
(2B´)
何気ない日々が 真の幸せと
教えてくれた人は もういない もういない
(2sabi)
無力な手と 弱虫の痣 黒き龍
牙を剥く現実(いま)に 立ち止まっていても
全て戻らない 時代の足音 時は進む
(C)
貴方の背ばかり追ってたから
曖昧な記憶に
知らない自分の 姿を見る
前を走る テールランプは
交差点の数だけ 別れてく
(C´)
失ってばかりのこの世界
やり直せたら、なんて
知らない自分の 声がする
あの龍の 尾を掴めたら
もう一度貴方に 会えるのだろうか
(3sabi)
嗚呼 時代を翻弄する 黒き龍
幸せな今も 目の前の貴方も
全て幻 そう思ってしまう その心に
(3sabi´)
「信じろ」と 手を差し伸べる 黒き龍
牙を剥く白も 立ちはだかる赤も
全ての道を 黒で染め上げ 優しく笑う
(3A)
時代の風を 掴んで紡ぐ
初代(はじめ)の物語