追放水龍 岩国サイド根回しの良いようで、璃月へと向かう船まで手配されていた。
もっともこちらはフォンテーヌから璃月へ送って欲しいというだけの内容だったので頼んだ方はともかく、船を出してくれた者に非はない。
断ることもできず船はフォンテーヌから遠ざかっていく。
気にかかることは多々あるが、私は彼らを信じている。
フォンテーヌを良い方へ導いてくれることだろう。
公務の引き続きなどは万全とは言い難いが、いずれは私の担っている役割を民たちで回していくこととなる。
水神と水龍のいない国。
それがどう影響するかはわからないが彼女が愛した民はきっと困難も乗り越えることだろう。
私はそれまで遠くで行く末を見守ろう。
国を追放された自分にはそれくらいしか出来ない。
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