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    RootiNagiusa

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    RootiNagiusa

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    うちよそ。七友……に、したかった
    オメガバ。モブが友也に好意を抱く描写あり
    オメガバだが人をめちゃくちゃ選ぶ特殊設定になりすぎた。反省はしてる。後悔はしてない

    運命:人間の意思をこえて、人間に幸福や不幸を与える力のこと。あるいは、そうした力によってやってくる幸福や不幸、それの巡り合わせのこと。(Wikipedia調べ)

    俺の目の前にいる後輩は俺の運命だ





    どこかの企業が開発した抑制剤の影響で、世界は平等に近づいた
    Ωは昔に比べたら差別は少なくなり、落ちこぼれのαも増えた現代。俺は完全に後者で、αとしては出来損ないの部類に入る
    まあそんなこたぁどうでもいい。重要なのは俺が結局はαだってことだけ

    どれだけ世界が平等になっても、αの価値は変わらない。カリスマ性があり、なんでも出来、Ωを孕ませる救世主
    “それ”からかけ離れた俺でも、学校ではαとしてチヤホヤされたりする。遠巻きに。高嶺の花扱いなのか、不良だからかなのかは知らないし興味もないけど

    そんな中でも、俺に声をかける人間はいる。人気のない屋上。目の前の、小さくて、俺から見ても可愛いと思う可愛らしい後輩。恍惚とした顔で俺を見るΩ。目が合った瞬間に理解した

    こいつ、運命の番か


    脳がショートしたような衝動に襲われる。おそらく、相手も同じだろう。本能が、叫ぶ。孕ませたい。ぐるぐると沸騰寸前の脳に、体に、αの本能が作用する。思考の裏では、先輩の姿が見えてる

    なにもかもがどうでも良くなった

    「斉藤先輩のこと、一目見て、運命の番だって……でも、先輩あまり人と話さないから……そうゆう一匹狼な所もかっこいいと思いますっ!えへへ……」

    目の前のΩの言葉を、耳に入れる

    「運命って、すごいんですね……僕、番とか、怖いとか思ってましたけど、先輩となら、なんでもできる気がしてる……」

    男が守ってやりたくなる姿。Ωらしい人間

    「Ωなら、俺の言葉も聞けるよな?」
    「はい!!!」

    どれだけ素直で、どれだけできたΩなんだろうか。聞き分けが良い奴は嫌いじゃない


    「二度と俺の前に姿を見せるな」


    まあ、どれだけ素直でも運命だから嫌いだけど

    「……ぇ」

    なんで、だとかどうして、だとか泣くソイツは、一種の絵のようで。芝居がかったそれに、興味もなにも無いが

    「俺はな、運命なんて嫌いなんだよ。俺にとって運命は不幸しか運ばねぇ」

    さめざめと泣くソイツを見て、本能は叫ぶ。でも、先輩のことを考えたら目の前の人間なんてどうでもよくなる

    「じゃあ、せめて、抱いてください……!番にするか決めるのは、その後でいいですから!」


    こいつ正気か????
    いや、運命に浮かされて正気じゃないからこうなってんのか


    「嫌に決まってんだろ」

    「俺の体はな、全部先輩のモノなんだよ。指先から足まで、血の一滴まで残さず全部。俺の全部を、先輩に捧げるんだ」

    「お前なんかに俺のなにも、やるわけない」


    冷めた脳内とともに屋上を後にする
    あの後輩がもし誰かに今日の事を言っても、何にもならない
    どれだけ平等でも世間的にはまだ、αの方が優遇される。馬鹿な教師共には今更何も言われないだろうし、探偵団のみんなにも言わなければ無かったことになる

    ああ、早く先輩に会いたい。今日の新作のお菓子は、気に入ってくれるかな。先輩のためならなんでも出来る。先輩のためなら何回だって運命を潰せる。先輩に、俺の全部を捧げれる

    これは、運命なんかじゃない








    友也くん→αでもΩでもなかった為βだと思っていたが、中3で第二次バース検査によりαだと判明。
    とても特殊なαで、基本的にαとしては落ちこぼれなのだが、何故か運命の番が何人かいる。高3の時点で既に5人の運命に会っている。フェロモンが特殊で、1部のΩの“運命の番”と同じフェロモン変化する。特殊設定すぎる?せやな。
    七陰への愛だけで、本能も運命も捻り潰す脳筋


    七陰さん→最初はガッツリ出す気で居たのに出番消えた。ごめんなさい。
    αである友也を恋人にしたβ
    友也のフェロモン事情やら運命の番の話は全く知らない。友也の事は好きだが、いつ運命の番が現れるか気が気でない。ちなみに友也はそれを見て「先輩が俺の事で焦ってるの嬉しすぎる……!」って思ってる。性格悪いな??
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    RootiNagiusa

    DOODLEうちよそ。七友……に、したかった
    オメガバ。モブが友也に好意を抱く描写あり
    オメガバだが人をめちゃくちゃ選ぶ特殊設定になりすぎた。反省はしてる。後悔はしてない
    運命:人間の意思をこえて、人間に幸福や不幸を与える力のこと。あるいは、そうした力によってやってくる幸福や不幸、それの巡り合わせのこと。(Wikipedia調べ)

    俺の目の前にいる後輩は俺の運命だ





    どこかの企業が開発した抑制剤の影響で、世界は平等に近づいた
    Ωは昔に比べたら差別は少なくなり、落ちこぼれのαも増えた現代。俺は完全に後者で、αとしては出来損ないの部類に入る
    まあそんなこたぁどうでもいい。重要なのは俺が結局はαだってことだけ

    どれだけ世界が平等になっても、αの価値は変わらない。カリスマ性があり、なんでも出来、Ωを孕ませる救世主
    “それ”からかけ離れた俺でも、学校ではαとしてチヤホヤされたりする。遠巻きに。高嶺の花扱いなのか、不良だからかなのかは知らないし興味もないけど

    そんな中でも、俺に声をかける人間はいる。人気のない屋上。目の前の、小さくて、俺から見ても可愛いと思う可愛らしい後輩。恍惚とした顔で俺を見るΩ。目が合った瞬間に理解した

    こいつ、運命の番か


    脳がショートしたような衝動に襲われる。おそらく、相手も同じだろう。本能が、叫ぶ。孕ませたい。ぐるぐると沸 1710