田噛と恋人になった平腹がわやわやする話食堂にて
腹「んん〜…んんん〜…」
あやこ「……あの、平腹さん。なにか悩んでるようですが、大丈夫ですか?」
腹「んぁ、あやこ。あんな、オレ、田噛とコイビトになったんだけどさ」
あやこ「はぁ、恋人に…。それはおめでとうございます」
腹「さんきゅー。そんでな、コイビトに何されたら嬉しいんかなって。あやこはなんか知ってる?」
あやこ「恋人に何をされたら嬉しいか、ですか……。その、私もあまり詳しくは無いですが…手を繋いだり、抱き合ったり…とか、多分、嬉しいんじゃないかと」
腹「ほー、そういや手繋いだことねーかも!なるほど!ありがとなあやこ!」
あやこ「いえ、お役に立てたなら何よりです」
腹「でもぎゅーはいっつもしてんなー。田噛あれ嬉しかった?」
あやこ「えっと…私は田噛さんではないので気持ちはわかりませんが…。でも抱き合うならもう少し力加減をした方がいいかと。突進とかもやめた方が」
腹「ほーん?ん、んんー?」(空を抱く)
あやこ「……」
腹「わっかんね!な、あやこぎゅーってしていい!?」
あやこ「えっ、いやそれは…恋人でない方とそういうことはしない方がいいと思います」
腹「ダメ?じゃ、しゃーねーなー」
あやこ「はい」
腹「……ギアラとならいい?」
あやこ「まぁ、ギアラさんとなら」
ギアラをぎゅーってする
腹「な、ギアラこんぐらい?」
ンモ!!!
腹「んえ、苦しい?じゃ、こんなくらい!」
モ〜…
腹「緩い?じゃーこう!」
モー!
腹「よっしゃこれだな!じゃあ田噛にやってくる!!」
モー!!
腹「田噛〜!!」
噛「あ、何───」
ぎゅ
腹「……」
噛「……腹でも痛ぇのか?」
腹「は!?」
噛「いつも馬鹿みてぇな力で飛びついてくんだろ」
腹「〜〜ッッ!!ちげーし!!田噛のバーカ!アホ!!」ダッシュ
噛「……なんだアイツ」
任務後にて
腹「ぎゅーはダメかー。じゃあどうすっかなー」
舌「平腹。何か悩み事かい?」
腹「木舌!なーコイビトに何されたら嬉しい?」
舌「うん?うーんそうだなぁ。おれは何してもらっても嬉しいけど…」
腹「なんかねーの?」
舌「うぅん……」
斬「2人で何を話しているんだ?」
腹「斬島ぁ!な、な、斬島はコイビトに何されたら嬉しい!?」
斬「恋人?」
腹「おう!なんか、何でもいいからない!?」
斬「そうだな…俺は相手がいたことがないからよく分からないが…一緒に食事出来たら嬉しい、と思う」
舌「ああ、いいね。好きな人と食事したらきっといつもより美味しく感じると思うよ。おれはそこにお酒もあったら最高だなぁ」
腹「ほーメシと酒…なるほど!よっしゃ、じゃあ田噛とメシ行ってくるな!!」ダッシュ
舌「いってらっしゃい」
斬「……」
舌「……」
斬「肋角さんへの報告がまだだったんだが」
舌「はは、そうだね。どうしようか」
腹「田噛!!メシ行こーぜ!!」
噛「お前任務は?」
腹「終わった!メシ行こーぜ!!!」
噛「パス」
腹「なんで!」
噛「この前ギター買い直したから金がない。奢りならいいぞ」
腹「はー!?」
噛「と言うかお前は金あんのかよ。いっつも散財してんだろ」
腹「あ!ねぇ!」
噛「だろうな」
〜それから色々して〜
腹「もーわかんねー!!」
災「おや、平腹そんなに大きな声出してどうしたの?」
腹「あ、災藤さん!災藤さんはコイビトに何してもらったら嬉しい!?」
災「恋人?」
腹「うん!あんな、オレ田噛に嬉しくなってもらいてーから色々やってんのに上手くいかねーんだよなー。だから、なんか他にねーかなって」
災「そう……」
災「……逆に平腹は田噛に何をしてもらったら嬉しい?」
腹「オレが?田噛に?」
災「ええ。自分がされたら嬉しいことをしてみたら?」
腹「オレが嬉しいこと……」
腹「……」
腹「オレ、全部、嬉しい」
腹「田噛とゲームすんのも、庭に罠しかけんのも、一緒に任務も、ぎゅーってすんのも全部、嬉しい」
災「……なら、田噛もきっとおんなじだと思うよ。少なくとも、私はね」
腹「……そーなんかな」
災「ええ、大丈夫。自信を持って。不安なら田噛に直接聞いてみたらどうかな」
腹「……ん、うん!聞いてみる!災藤さんありがとー!!」
災「どういたしまして」
腹「田噛ーー!!!」
噛「毎度毎度静かに入って来れねぇのかお前は」
腹「なー田噛!田噛はオレに何してもらったら嬉しい!?」
噛「はぁ?」
腹「あんな、オレ、田噛に嬉しくなってもらいてーから色々やってたんだけど、もう何したらいいかわかんねーから田噛に直接聞こうと思って!」
噛「知ってる」
腹「ほぁ!?」
噛「お前がなんか色々聞いて回ってんの斬島から聞いた」
腹「……マジか!」
腹「んじゃ、田噛はオレに何してもらったら嬉しい?」
噛「……まぁ、何だっていい。お前のしたいことしてりゃあ、それで」
腹「何されても?」
噛「致命傷さえなければな」
腹「オレも!オレも田噛に何されても嬉しい!!」
噛「……そうか」
噛「ああ、まぁ、でも」
腹「ほ?」
噛「お前がここ暫く俺のことばっかり考えてたのは、1番気分が良かったな」
腹「ほぁ……。……。……!じゃあオレ田噛のこといっぱい考える!!」
噛「……」
腹「田噛も!な!!!」
噛「……ああ、」
ずっと昔から平腹のことばっかり考えてる田噛END