オレたちは猫だった 後ろ足で地面を蹴ってひらりとジャンプする。
身体が軽い。
書類が広がる机の上に前足の肉球をつけて、静かに舞い降り、後ろ足を最後に着地させる。そのまま机の上にいた先猫?に文句を言う。
「アブト!今それに気を取られている場合じゃないぞ!」
その机の上に、先に座っていたのはしなやかな白い身体の若いオス猫だ。尻尾を身体に巻き付けて我関せずと言った顔で書類を俯いて眺めている。
オレはわざと書類の上に座りこんで尻尾を動かし、白い猫が見ている所を隠す。
「見えないだろ?」
その猫はそう言って白い前足でオレの尻尾をはたく。
あしらわれたのがオレは気に食わなくて上半身を下げて腰をあげるとちょっと威嚇する。
「こらこらケンカしないぞ」
その声とともにオレの胸元に手が差し入れられてヒョイと抱き上げられてしまう。若い猫らしいオレの体はまだまだ細っこい。逃げる術もなく島さんの腕に収まってしまう。そんなオレは全身グレーの猫だ。
「島さん〜!アブト猫になっても仕事しようとしてるよ」
訴えるけれども島さんにはにゃんにゃん言っているように聞こえるだけらしい。
「変な猫たちだなぁ、まるでシンとアブトみたいだよ。」
そう言った島さんに顎の下を撫でられてしまえば、気持ち良さに抗えない…っあ…っだめっゴロゴロ言っちゃう…っ
島さんの胸元に頭を擦り付けて気持ちよくてうっとりする。
「おい、シン、それじゃあ全く猫じゃないか。島さんに飼ってもらうのか?」
アブト、こと白くて若い猫が立ち上がってちょっと上半身を下げて言う。
「だぁって…気持ちよくって…ゴロゴロ言っちゃうんだもん…」
思わず目を閉じて一層ゴロゴロ言っていれば、何かがぶつかってくる。
「おっと、急に飛びついてきたら危ないぞ」
島さんの慌てているけどもちょっと嬉しそうな声が耳に入る。
薄目を開けて見れば、島さんに抱かれたオレの隣にアブトが飛びついてきて作業着に爪を立てている。
「そうかそうか」
いつものキリッとした顔を崩してニコニコした島さんがオレとアブト2匹をまとめて抱っこしている。島さんはオレの顎の下を撫でるのをやめて、アブトの耳の裏を優しく撫でている。
「……アブトだってゴロゴロ言ってるじゃん…」
うっとりして小さくゴロゴロ言うアブトをジトっと見て言う。
「!!こ、これは猫の習性で仕方なくだな!島さんじゃなかったらゴロゴロ言わない」
言われて気がついたアブトは、焦って島さんの胸元に手をかけ、撫でられるのを拒否するように突っ張っている。
猫の習性…。そうなんだ。オレたちがおそらく1時間前くらいに猫になってしまってから、自分たちがだいぶ猫みたいな振る舞いをしてしまっている、ということには何となく気がついている。
現にオレは島さんに撫でられて乱れているアブトの首元の毛が気になってしょうがない。
思わずアブトの首元に顔を寄せるとペロペロ舐めて綺麗に整えてしまう。ついでに匂いをつけて安心する。
「お…おい!」
アブトはちょっとびっくりしたみたいだけど、すぐに気持ち良さそうな顔になってゴロゴロ言い始める。それに気を良くしたオレはもっと丁寧に舐めてしまう。顎の下、ほっぺた…思わず夢中になる。ハッと気がつけばアブトのピンク色の鼻が近い。
くんくん…アブトの匂いだ。思わず鼻に鼻をくっつけてしまう。少し湿った鼻同士が触れる。よし。確認OK……ってオレまさに猫じゃん!
ハッと我に帰っておそるおそるアブトを見れば、金色の目をまん丸にしてアブトがオレを見ている。見ていると思えば、アブトからも鼻チューされる。
「ひゃ」
思わず小さく声が漏れる。
それから島さんに撫でられて乱れていた毛をアブトも舐めてくる。アブトのピンク色したザラザラな舌が毛並みを整えていく。……ぁ…気持ちい…。
思わずゴロゴロと喉を鳴らせば、アブトは柔らかな肉球をオレの胸に押し付け、のしかかるようにして耳の後ろも舐めてくる。
「うにゃ」
丁寧に耳の先っぽまで舐め上げられておまけに甘噛みされれば、尻尾の先まで気持ちよくてひくひく小さく震えてしまう。
ふぁ…グルーミングされるの気持ちい…アブトの匂いもついて安心する…って、しまったまた猫になってた!!
舐め合って鼻チューしてゴロゴロ言い合うなんて、人間でしてたら恥ずかしいじゃん。と思ってアブトを見れば、アブトも同じ気持ちらしくちょっと気まずそうにオレの鼻を肉球で押してくる。
「なんだなんだお前たちさっきまで喧嘩してたと思えば仲良しだな…ほんとにシンとアブトみたいだよ。」
島さんが笑いながらしゃがんでオレたちを床に降ろす。
「オレたちだよ!」
一生懸命訴えても全然伝わらない。
「なんだ?腹でも減ってるのか?」
「違うよ、島さん」
「しかし、シンとアブトはどこ行ったんだろうなぁ、待ってろなんかお前たちが食えるもん探してくるな」
会話は噛み合わないまま、島さんはそう言うと部屋を出て行ってしまう。
「どうしようか」
そう言ってオレはアブトの近くに行って座る。
アブトは何か考えているようだ。アブトがおすわりをして体に巻きつけた尻尾がゆっくり揺れるのを目で追う。
🐈🐈🐈🐈🐈
【1時間前】
「アブト〜、行こうよ」
今日は久しぶりに大宮支部で待ち合わせして、2人で映画を観に行く約束だったんだ。
なのに、先に来ていたアブトは何やら極秘だという情報を手に入れたらしく、すっかりその情報が載っている書類に夢中だ。
「あとちょっとでだいたい把握できるから」
座っているアブトの後ろから書類を覗き込もうとすればさっと隠される。
「これなら見て良い。」
そう言って動力部分らしき設計図を渡される。
「わかんない」
オレを振り返ってアブトはニッと口元で笑う。
「楽しみにしとけ」
思わず苦笑してしまう。アブトってほんと秘密主義だ。
「でもここの部分はどうやって応用するのか…」
ボソッとアブトが呟いた時だ。
『気づくか気がつかないかはお前たち次第だ…』
低く震えるしわがれた声がしたと思えばアブトが見ていた書類から黒い光の粒子が立ち上る。
「!!」
オレが持っている書類からもだ!
「ア…アブト!」
思わず後ずさって辺りを見回す。
その瞬間、下降するエレベーターに乗った時みたいなふわっとした感覚を覚える。
「わ!」
思わず小さく叫んでぎゅっと目を瞑る。
軽い目眩と共に恐る恐る目を開ける。
いつもより低い位置から周りの世界を見上げる。
さっきまでアブトが座っていたはずの椅子に座っていたのは白い猫だったのだ。
………と、非常にオカルトな現象が起こってオレはしばらく興奮状態だったのだが、あれ…オレたちどうやって元に戻ったらいいんだろう?となったところに偶然島さんがやってきたのだ。
なんで猫がこんな所にいるのか不審に思われていたようだが、しばらく島さんに必死で話しかけてアピールしていたら、島さんはそんなことはどうでもよくなったらしい。
……で、今に至るというわけだ。
「よし、行くぞ」
アブトが尻尾を立てて歩き出す。
「ええっ?どこに?」
「てっぱくだ」
「??」
「なんか戻る方法でも思いついたのか?」
研究所の廊下を歩くアブトについていきながら尋ねる。
「いや…ハッキリとはわからんのだが…」
言いかけたアブトとは違う方向に、オレの耳がピクリと動いて音を拾う。気配を察知して後ろを振り向けば、
「ネコチャン!?」
という誰かの声が聞こえた。
まぁ…猫いたらビックリするよね…?
アブトも同じ気配を感じていたらしい。
「走るぞ」
と、言って一瞬身を屈めたかと思うと急発進する。
うわっ!はっや!!
「まって!!」
オレも慌てて走り出す。
びっくりするほど身体が早く動く。身体の作りが違うってこういうことなんだ。風を切る音、流れる周りの景色、しなる背中、匂い、髭を伝う感覚。猫ってすごい。
アブトの後を必死で追う。
しかし、研究所を出る扉の前で急停止する。
「閉まってる…か…」
思わずアブトのまわりをぐるりと回る。さすがにあの重たいロックのかかった扉は猫であるオレたちには開けられない。
ピクピクと耳を澄ます。あ、向こう側から足音がする。
「よし…開いたら飛び込むぞ」
アブトも同じことに気がついたらしい。
2人…いや2匹して腰を落として扉が開くタイミングを待つ。
ガチャ、と音がして現れたのは吾孫子さんだ!オレはちょっとたじろいだが、アブトが思い切りよく吾孫子さんの足元に突っ込んでいくので、オレも焦って後を追いかける。
「きゃ!何!?ネコチャン!?」
吾孫子さんの足の間を通る時に髭で即座に空間を図る。なるほど!猫ってこうやって髭使うんだな、と納得する。
ズダダダダっと駆け抜けてそのままアブトを追っかけて走る。てっぱくに突入すれば、一般のお客さんたちがオレたちに気がついてざわめくのが分かる。
「アブトぉ!まずくないか!」
走りながら大声で尋ねる。
「まずいかもしれん!鉄道年表目指すぞ!」
もうこうなったらなるようにしかならない!腹を括ってアブトを信じて着いていくしかないらしい。
「きゃ!」
「わ!」
「ネコチャン?!」
等々オレたちが人混みを縫って駆け抜ける場所から声が上がって行く。
ようやく辿り着いた場所は、2階鉄道の歴史の展示に収められたファステックの模型の前だった。
猫でも息って上がるんだな。はぁはぁいいながらその猫耳のついたE 5の前身をアブトの隣に座って見る。
「試験車両…か」
アブトが展示台のガラスに右前足をついて、そのネコ耳のついた車両にじっと見入る。
オレはその様子を見て、思わずまたアブトのほっぺたをぺろぺろ舐める。
「っふ…いいから」
アブトに軽く顔に猫パンチをくらう。
「なぁ、どういうこと?」
とりあえず疑問をアブトにぶつけた所で、あのしわがれた声が耳に届いた。
『気がついたか…試験車両には試験車両なりの特殊な工夫がある…これでもう分かっただろう…』
「分かった。だがオレらを猫にする必要があったのか?」
アブトがその声に尋ねればその声が意味ありげに笑う。
『そっちの運転士にはするどい感覚があるようだからな…ネコチャンになるのはいい経験になるだろう。まぁ、それに…色々おもしろいしな?』
くっくっと笑うその老人は一体誰なんだ。そして何の話をしてるんだ?
「イザ…八代イサブロウ。お前はまだシンカリオンに未練があるのか…」
オレはアブトが口にした名前にハッとする。
『そうだな…そうかもしれん』
「俺たちを元に戻せ。俺がお前の未練も果たしてやるよ。」
アブトがそう言えばその声はくっくっと笑う。
『それは心強いな…もうじきに戻る。それまでネコチャンを楽しむがよい』
その声を聞いたと思えば、辺りに現実が戻り、人々がオレたちを見てざわめいていることに気がつく。
ーネコチャンだ!
ーこんなとこにネコチャン?!しかもネコ耳の新幹線見てるよ!!
ーかわいい〜!!
ーしっぽ絡まってるよ!仲良し〜!
「………アブト…オレたちすごい見られてるな」
オレたちは辺りを見回してから顔を見合わせる。
「お、おぉ…まずいな。逃げるぞ、外だ。」
頷きあって2匹して駆け出す。お客さんたちの足元を抜けて階段を駆け降りる。迷うことなくエントランスを抜けて外へ。
茂みの中に飛び込んでちょっとホッとする。
「なぁ、八代イサブロウってシンカリオンの開発者だよな。何の話をしてたんだ?」
アブトを見れば、しなやかにおすわりをして、
「今は秘密だ。ただ、悪いことじゃない」
と、ちょっとニヤッとして身体に巻きつけたしっぽをパタンパタンと上下に揺らしている。
「………」
秘密も気になるけど、そのしっぽ!そのしっぽの動き!気になる!あーー気になっちゃう!!しばらく無言でそのしっぽの動きを目で追っていたが、オレは腰を屈めるとそのしっぽに飛びつく。
「っとシン!」
アブトがちょっと飛んでそれを避ける。
こなくそ!アブト全体が何か捕獲しなくてはいけない対象に見えてくる。
もう一度アブトに体当たりすれば、ゴロンゴロンと2匹して転がる。芝生が身体中につく。アブトのふかふかな胸元に顔を埋めればその遊びに耐えられないくらい夢中になる。
アブトも何かのスイッチが入ったのか、オレの身体を白くてやわらかな腕でぎゅっと拘束して首元にがぶりと噛み付いてくる。
この身体は自分の身体じゃない。でも自分の思い通りに動く部分と、無意識に動くもっと広い感覚がある。なんだろうこの感じ…あ、シンカリオンだ。シンカリオンに乗った時にちょっと似てるんだな、なんて考える。
しばらくお互いに飛びついたり抱きついたり噛みついたりしていたが、オレは思いっきり飛びついてきたアブトに体全体で抑え込まれてしまう。
くんくんと匂いを嗅がれて、ペロリと鼻の下を舐められる。丁寧にほっぺたを舐められて、そのまま顎の下を舐められれば気持ちよくてゴロゴロ言ってしまう。
「ゴロゴロ言ってる」
アブトがほんの少し笑いながら言う。
「無理…っいっちゃう…」
オレは正直に降参してしまう。そのまま抑えこまえれて好きなように舐められる。気持ちよくてヒクヒク髭としっぽが震えてしまう。
アブトの匂いを嗅げば、地面を転がってたせいか、知らない匂いがたくさんついてることに気がつく。
確かめるように匂いを嗅ぎながら、オレもアブトの耳元を舐め始める。くすぐったそうにアブトがオレを見て、オレの前足をぎゅっと握りガジガジ甘噛みしながら舐める。
アブトも丸っきり猫だ。
しばらくじゃれあって舐め合う。オレは目の前に来たアブトのしっぽを捕まえて先っぽを丁寧に舐める。骨が入っているのに柔らかいしっぽの不思議な感触に夢中になる。
「…っ!」
アブトがピクリと反応してしっぽを慌ててひっこめる。
「舐めさせろよ」
しっぽを追いかけてアブトを押し倒してまた転がる。
「ちょ!っとそんなとこの匂いを嗅ぐな!シンお前猫への適合率高すぎるだろ」
言われてハッとする。いや、お尻1番嗅ぐだろ?あれ…オレが猫だから?
人間であることをちょっと忘れかけていた自分に気がついてアブトから慌てて離れる。
「ごめん!」
「このまま人間になったらまずかったぞ…」
お互いちょっと意識を猫から人間に戻す。オレは恥ずかしくなってちょこんと座る。
「そのうち戻るって言ってたよな。」
オレはアブトに確認する。
「そうだな、ヤツの言葉を信じるならな。しかし猫っていうのは眠いんだな」
アブトは、くわっとあくびをしながらそう言って、その場にゴロンと横たわる。
2月の柔らかな日差しがアブトの白い毛並みをより一層ふかふかに見せる。オレはとてとてと歩いて行ってそのあったかそうな胸元に顔を突っ込んで匂いを吸い込む。甘い匂いがする。アブトがぎゅっとオレの首筋を抱きしめてくる。
新幹線とミニ運転列車の走る音。人間の声、足音、緑と土の匂い。芝生のチクチク。空気が孕んでいる湿り気。五官が圧倒的に人間の時より多くの事象を感じ取っていて、世界が丸っきり違って感じる。
アブトの猫になった心臓がトクトクと鳴っているのが聞こえる。……たまんないなぁ……とぐりぐり頭を擦り付ける。このままアブトと猫でいるのも、もしかしたら悪くないなんてほんのちょっぴり思ったのは秘密だ。
そのままオレたちはあっという間に意識を失ってしまったらしい。
ハッと目が覚める。
机に突っ伏して寝ていたらしい。隣には同じように突っ伏しているアブトの寝顔がある。組んだ腕に頭を乗せて、規則正しい寝息を刻んでいる。
オレは思わずその鼻に鼻をくっつけて匂いを嗅ぐ。あの甘い匂いがする気がする。
と、アブトがぱっちり目を開ける。
「………」
至近距離のまま無言で見つめ合ってしまう。
「おい。何してる?」
カッと顔が熱くなる。猫になった夢を見ていたらしいオレはその時の気持ちのまま思わずアブトに鼻チューしてしまった。アブトも若干赤面している。
「確認…作業…」
明後日の方向を向いてもじもじと言い訳をする。
「…おいオレたち戻ってるな?!」
アブトが身体をパッと起こして言う。
「へ…?アブト今なんて?」
アブトが自分の身体を触って確認している。
「夢じゃなかった…??」
オレはちょっと混乱する。
「夢…?」
アブトもオレを見つめて戸惑った顔をしている。
「ネコチャンたち待たせて悪かったなぁ。色々買ってきたんだが…」
とそこへ顔を出したのは島さんだ。
「……あれ?ネコチャン…ごほんごほん。猫は?」
オレたちは島さんを見て、それからもう一度顔を見合わせる。
笑いがこみあげてくる。
「ネコチャン?いなかったよ?」
クスクス笑いながら2人して島さんの近くに駆け寄る。ちょっと残念そうな顔の島さんが持っているビニール袋には猫がみんな大好きなペロペロするやつと、カツオ節とか煮干しとかが入っているのをチラッと盗み見る。
「こんな地下に猫なんていないですよ。」
アブトもちょっと調子に乗っている。
島さんに抱っこされたい気持ちになってオレは思わず島さんの胸にぎゅっと抱きついて顔を埋めてしまう。
「!!」
島さんがちょっと驚いている。
「はっ、ごめんなさい!つい!島さんて猫好きなんですね」
島さんから離れて慌てて言う。アブトは呆れた顔で眉間に皺をよせてオレの背中をつついてくる。
「いやぁ別に…」
と言いながら島さんは明後日の方向をみて頭をかいた。
「シン、今日の映画の予定明日でもいいか?ちょっとだけアイデアを落とし込んどきたいんだ」
アブトに聞かれる。
うーん、本当は楽しみにしてたんだけどな。まぁ今日は目一杯不思議なことやら面白いことがあったから映画どころじゃないのはオレも一緒だ。
「いいよ、どの道もう時間が遅いしさ。オレんち泊まるだろ?」
夜もたくさんアブトと話すことがありそうだ。
「あぁ。夜にパソコンで映画でも観るか。猫がひたすらでてくるやつな」
アブトがそんなことを言うのでオレは思わず楽しくなって笑ってしまうのだった。