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    くろまめ

    @koromame_ebi

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    くろまめ

    MOURNING一年以上前に描いた仲が悪い長官と副官の書き起こし、というかプロットのような何かを発掘したので供養します。
    ⚠冒頭のみ。
    ⚠副官が別の組織から引き抜かれてきた設定。
    さすが自分、完全解釈一致だぜフヘヘヘヘェエエェェ🤤🤤🤤
    ギスギス副長「本日よりピシア長官の補佐を拝命しました、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします」
    なんの感慨もなく、むしろ若干の苛立ちを感じさせる挨拶に、ドラコルルは失笑する。
    「何か?」
    「いや、変に取り繕わない君の態度は気に入った。だが己の感情をそう表に出すのは関心せんな。仮にも諜報機関の一員だろう」
    なりなくてなったわけじゃない、一瞬そう言いたげな素振りを見せたが、サングラスが目を隠していたのも幸いしすぐに無表情をその顔に貼り付けた。
    「感情を抑制する術を身につけろ、若いのはいいが子供に務まる職務ではない」
    「………」
    表情に変化はないが、苛立ちが全身から立ち上り、その場に充満する。
    (血の気の多そうな男だ)
    ピシアが活動する上で、その味方となる組織は希少だ。例え笑顔の下で銃口を向け合うような関係でも、大声で存在を否定されるよりはマシだ。互いに相手の組織を利用し牽制するために、ピシアの要であるドラコルルの元に送り込まれたのがこの男だった。
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