砂漠の神セト消滅ifせっかくホルスを好きだと自覚できたにも関わらず、すべての魂を集める事が出来ずに消滅の道をたどらざる得なかったセト
体が消滅する最後までホルスはセトの手を泣きながら握り続けた。しかしそれを冥界のオシリスは許さなかったのだ。
消滅したと思われたその魂はオシリスの力により悪魔のソレへと変化させられ、セトは悪魔サタンとして蘇る。
奔放すぎてオシリスの手には負えず、自由気ままに冥界や人間界、そして神界を行き来するセト。
たまに砂漠で人をからかいながら道案内したりネフティフの様子を窺ったりしていた。そんな時、ファラオとなったホルスに見つけられる。
二人は無言で手を取り合い、涙した―――。
FIN.
301