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    乾燥きくらげ

    @ririsuke000

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    乾燥きくらげ

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    クリ責めってほどでもないけど……

    ※前回の文章を含みます

    #イデ監
    ideeSupervisor

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    乾燥きくらげ

    PAST※六章前に書いたものになります
    イデアと、とある呪われた少女のお話です

    このお話は、ichico様(@sistpen)のイラストとツイートに大変感銘を受け、わがままを言って書かせていただいたものになります。ご快諾くださり、本当にありがとうございました。
    (再公開するにあたり、アカウント記載の御許可を頂いております)

    【含まれる成分】
    オリジナルキャラクター、not監督生、捏造その他もろもろ
    恋を患い猛毒を呑む 彼女となんて、出会わなければよかった。

     首元の煩わしいループタイを取り、それでも抜けない息苦しさからフリルブラウスのボタンも外す。
     ベッドに倒れ込んだ拍子に、握っていた水仙の花束が散らばった。
     青く燃える炎の髪に黄色い花弁が沈んでいるのを、彼は愛おしそうに目を細めて見つめる。

    「そのまま燃えちゃえばいいのに」

     鼻で笑いながら、まだ手に残る花の束をギュッと握った。

     大きな窓の外にはまだ日が差していて、彼はそれから顔を背ける。わざわざ陽当たりのいいこの場所を寝室にと選んだのは自分だというのに、いまはその眩しさが恨めしい。

     その気持ちを汲んでか、わずかに空が翳る。

     青白い腕が何かを探すようにシーツの上を滑った。そこにあるはずだった温もりはなく、手触りの良い冷たい布がただただ彼の指の熱を奪う。
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    DONE轟爆/雄英2年生
    無自覚でいさせて 朝、ハイツアライアンスのリビングに降りていくと半袖の者がチラホラ目に入った。すぐに6月に入り衣替えが許可されたのだと気が付き、ならば自分も半袖にすれば良かったとチラリと思うが、今から着替えに戻るのも面倒くさいし何よりなるべく早く学校に行きたい。今日のところは自前の個性で蒸し暑さを凌ぐとして足を急がせ、教室に入り目当てを探すと、

    いた。色彩の淡いのがひとり、椅子に座り耳にワイヤレスイヤホンを入れて何かを聴いている。それは、いつも誰より早く登校する、俺の爆豪。

    耳を封じたからといって他人の気配を気にしない男ではないが、そっと足音を忍ばせて近づきわざと耳元でおはようと囁くと、早速距離が近ぇと睨まれる。誰もまだきていない教室に2人きり、しかも恋人の関係でそんなことをいうなんて酷くねェか?と、ちっとも酷いだなんて思っていない口で言いながら唇に唇を寄せると、キスの代わりに鼻の頭を齧られそうになる。おはようのキスひとつ素直にさせてくれないなんて、本当に懐かない猫のような恋人だが、そこがまた可愛いと思ってしまう辺り、自分も中々に重症だと思う。まもなくほかの奴らも登校してくるだろう、それまでのほんの数分だけでも爆豪を眺めていたくて、ひとつ前の席を拝借して向かい合わせに座った所で、
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