洗脳⇨返品(後編)　数人の救急隊に搬送されたコウスケの付き添いとして付いていくことになった。コウスケはいつの間にこんなに大きくなったんだ。いつもミキの事しか見ていなかったんだなと現実を最悪な形で突きつけられた。
それからコウスケは市内の病院へ搬送された。だが医師の治療を受けるが意識は戻らず集中治療室へそのまま移されることになった。家へ戻るとすでにミキ達がコウスケの荷物を纏めていた。ドアを閉めるとこちらに気づいたミキが不安な表情をしながら駆け寄ってきた。
　「コウスケは...？すぐに帰ってくる...？」
　「コウスケはすぐには帰ってはこないな。あいつの事だ。今頃目も覚ましているはずだ。」
そう会話をしている時電話が鳴った。

雨彦さんと都築さん「どうしても行くの……？」
「すまん。行かなきゃならないんだ」
「寂しいよ……行かないで」
「分かってくれ。どうしても駄目なんだ」
「……雨彦さんも、僕の前からいなくなってしまうんだね……」
「頼む。分かって欲しい」
「雨彦さん……」
「そろそろ行くな？」
「嫌だよ……」
「本当にすまん、……漏れる！」
「僕も行く」
「ああもう可愛いな！　後でまた抱く！　絶対抱く！」
（お前さんの前で漏らしたら恥ずかしくて立ち直れないからな）
「雨彦さん、逆になっているよ」


トイレに行きたい雨彦さんと、事後なので離れたくない都築さん。