ライミチ本後書きメモ+etcライカは愛しいキャラだと思います。大好き愛してるよ
名前にも「あい」が入りますが(r+ai+ka)ライカって愛に満ちているキャラだと思い込んでいます。
いきなりですが僕は江端トウヤくんが大好きですが、トウヤとは似ているようでとても違うキャラだと思っております。
トウヤは強さそのものを追求している一方、ライカにとって強さとは結果、成果を出す為の手段であります。
トウヤはかなり反動的な、否定される…異端者の生き方をしていて、そこから来る不安を解消するために人から認められたかったのだと思います。しかしライカにとっては認められること、認められる結果そのものが目的になっています。認められるもの、言い換えると愛されたいという思いがライカの根源にあると考えました。
ミチルと初めて出会った時ライカは「弱いと言われる」と言っていました。「僕は弱いです」とか「カードに弱いです」と違って人を意識している表現だと思います。
ですが、だからこそライカのファイトは苦痛に満ちているとも思いました。トウヤやユウユはファイトという道のりそのものを楽しんでいますが、ライカにとってのファイトは結果という目的まで行く茨の道で、ファイターであるライカは血だらけになってもその道を歩んでいく…というイメージにくぐり込んで今回の原稿を描きました。
ライカにとって歩いても歩いても終わらないファイトの道は修羅道で、終わらない苦しみでありますが、今回描いた原稿の中でミチルはそれを妬んでいます。ミチルの道はもう終着点に到達していて、その先が絶えていて…そしてミチルにはライカの苦しみに共感するのはできないために。
それでミチルはライカにファイトを続けって呪い続けるし、ミチルに愛されたい(認めてもらいたい)ライカは喜んでその呪いに付き合ってあげる…こんな感じのズレた両思いです。両思いは両思いなもののこれって幸福なのでしょうか。これってあい?しあわせ?ただの苦しみなのでは?みたいな、、感じです、、、
ジンキのセリフは全部100%本気のつもりで書きました。シンギと十分に話せなかったまま終わってしまったことが心に残っていてライカと話さないミチルが気になっているという設定です。実際にそこまで思いやりがある子ではないかもしれませんが、ジンキくんはまだまだ謎が多いキャラなのでこのうちに…!勝手に描いてみました。捏造、できる時にしておこう!
ちょっといい子すぎる役ですが、この本の中では彼のオプティミズムが一番の理性の声ですね。あるぐらいそういう無垢さがあってこそ悪いことが起きる可能性は思わずギィを信じてユニフォーマーズを組織したりできたとは思いました。
印刷は時間がなくて結局基本的な仕様のコピー本になりましたが、元々は遊び紙を入れたかったです。
表紙のライカくんの指の中の空間を切り抜くとミチルくんの目が現れます。