およそ2ヶ月の“業務”を終え、ようやっと勝ち得た休暇を職員の皆と謳歌して。今一度L社の運営方針を考え直してみたが、エネルギーを生産するには結局アブノーマリティへの世話が必要であることには変わりない。
色々と考えを巡らせては見たものの、当面は極力職員への福祉体制を強化しつつ、業務内容の大きな変更は無しに今後もエネルギー産業を続けることにした。
職員の命を危険に曝すことになるのは変わりないが、少しずつ人命にとって脅威になるようなことは減らしていくつもりだ。自分だって危険なことをさせるのは本意ではない。かといって突然業務内容を変更して頭に勘付かれでもしたらそれこそ本末転倒だ。だから、少しずつ。
職員の危険を減らすということはエネルギーの生産効率が落ちることとイコールではあるのだが、そこはどうにかして賄うしかないだろう。
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