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    syako_kmt

    むざこく30本ノック用です。
    成人向けが多いと思うので、20歳未満の方はご遠慮下さい。

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    むざこく30本ノック③
    延長戦
    俊國くんとみちか♀さんのおねショタ

    #むざこく30本ノック
    random30Knocks
    #むざこく
    unscrupulousCountry

    俊國くんとみちか♀さんのおねショタ あ、私、逮捕される。
     みちかの脳裏を過ったのは、自分が児童に対し猥褻な行為をして逮捕されるショッキングな見出しの週刊誌記事だった。
     それもそうだろう。自分は今、裸の児童と共にベッドで寝ているのだから。
     勿論、自分も裸で。

     この児童は誰か。
     勿論、見知らぬ子供ではない。
     この子は自分が受け持っている人気子役の俊國だ。
     ンマー! 寝顔も可愛いわ! と感動していたが、問題は俊國が全裸で、しかも自分も全裸で、ひとつのベッドで寝ているのだ。
     え、なんで!? と、みちかは何度も自分の体と俊國を交互に見る。
     まさか、本当にこの幼気な美少年に猥褻な行為をしたのでは……と真っ青になっていると俊國が目を覚ました。
    「みちか、おはよう」
     やだ……彼氏みたいでカッコイイ!! と、みちかはキュンキュンするが、そんな場合ではない。事実確認しなくてはいけない。
    「おはようございます。あの俊國君、昨夜は……」
    「あぁ……昨日は良かったよ、最高だった」
     ええー! 私、何をしたのー!? と、みちかは頭を抱える。
     その姿を見て、俊國はぺちんっとみちかの額を叩いて、呆れたような溜息を吐いた。
    「あのなぁ……僕の歳を解っているのか? 残念ながら、僕のコレでは、君を満足させることはできないだろう?」
    「きゃっ」
     みちかは思わず両手で顔を隠すが、俊國の股間のそれは、可愛らしい子供のそれで、男性器と呼ぶのは未だ早いそれである。
    「では、これは一体……」
    「単なる僕の悪戯だ。それより、みちかさん。いいかげん、服を着たら?」
    「きゃっ! すみません!!!!」
     みちかは体にシーツを巻き付けてバスルームへと走って行った。
     俊國は小学生でありながら、その美形ぶりから「スーパー彼氏」と世間で呼ばれている人気の子役なので、熱い夜を過ごした翌朝感などお手の物である。
     しかし、一体どうして自分は裸になり俊國と同じベッドで寝ていたのか。
     何にせよ、こういうことは悪戯でしてはいけないと俊國に注意することから始めようと、みちかは考えた。
    「俊國君」
     バスローブを羽織ったみちかがベッドに戻ると、俊國はベッドに寝そべって妖しい笑顔を見せる。
    「どうしたの、みちかさん。やっぱり僕が恋しくなった?」
    「俊國君!!」
     真っ赤になりながら、みちかは俊國に説教する。
    「俊國君はこれから大人になるにつれて、こうやって女性からお誘いを受ける場面が増えると思いますが、こういった行為は大好きな女性とするものです! 悪戯でするものでは……」
    「大好きな女性とするもの? だったら僕、みちかさんのことが大好きだから悪戯ではないな」
     ウインクする俊國を見て、胸をズキュンと射貫かれる。この年齢で、この色気。末恐ろしい男である。
    「大人をからかうのはやめなさい」
    「からかってないさ、本気だよ、みちかさん」
     俊國はみちかの手を握り、その手を自分の唇に押し当てた。
    「僕がオトナになったら、みちかさんを満足させてあげるからね」
    「俊國君!!!!」
     どこでこんなことを覚えてくるのか……しかし、めちゃくちゃ格好良いな、と自社タレントながら惚れ惚れしてしまう。この子は絶対大切に育てて、将来は二枚目俳優として成功させるのだ、と、みちかは心に誓いつつも、俊國にウインクされると、その度に心臓発作を起こしそうになっていた。

     あれから10年。
    「みちかさん」
     18歳になった俊國が背後から抱きついてくる。みちかよりも背が高くなり、抱き締められると、その逞しい腕にドキッとしてしまう。
    「俊國君、女性にこんなことしちゃ駄目って教えたでしょう」
    「みちかさんにしかしないよ。みちかさんは特別だから」
     また、そんなことを言う……みちかは呆れていたが、18歳の俊國に言われると、妙に胸がざわついてしまう。
     みちかの思惑通り、俊國は今や国民的なイケメン俳優となり「彼氏にしたいタレント」として常に1位に君臨し続けている。
     しかし、未だ浮いた話がひとつもない。
     それもそのはず。
    「俊國君、初恋の人は誰?」
    「マネージャーのみちかさんです」
    「では、好みのタイプは?」
    「マネージャーのみちかさんです」
    「将来結婚するなら、どんな人がいいの?」
    「マネージャーのみちかさんで」
     一貫して「マネージャーのみちかが好き」と答えるので、事務所の方針なのだな、と皆、スキャンダル対策だと思っているので、俊國が本気であることは俊國自身とみちかしか知らない。
    「僕、オトナになったから、みちかさんのこと、すごーく満足させてあげられると思うけど?」
    「生意気言うんじゃありません。まだまだ子供です」
     ツンッと軽くあしらわないと本気で反応してしまうと、何もかもが駄目になってしまう。楽屋で着替えている俊國を見たが、子供の頃の華奢さは完全になくなり、腹筋が六つに割れた逞しい男の体になっていた。そして、ボクサーパンツの股間の膨らみを見るに、なかなか立派そうだな……と不埒なことを考えたことが何度もある。
     なので、俊國にそう言われると、正直フラッと流されそうになるのだ。
    「ねぇ、みちかさん」
    「駄目です。そういうことは好き合って交際している男女でするものです」
    「だったら付き合おうよ、みちかさん」
    「大人をからかうのはやめなさい」
     俊國は10年間、ずっとこうやってみちかにアプローチしてきた。
     しかし、俊國は光り輝く18歳だが、みちかは既に30代、40歳が目前に迫っている状態だ。
     顔だって老けた。俊國に裸を見られた頃に比べ、胸もやや垂れてきたし、腰回りに贅肉もついて、だらしない体型になった。何より、自分は俊國の彼女というより、俊國の母親と年齢が近い、彼のお母さん的な存在なのだ。
     いいかげん親離れしてくれ、と思うが、実際、そんな日が来ると寂しいのだろうな、とも思う複雑な気持ちだった。

     ある日、地方ロケに行った際、俊國がホテルの部屋にみちかを呼び出した。
     俊國の気持ちを知っているので絶対に個室で二人きりにならないよう気を付けているみちかだが、その時は他のスタッフも不在で、完全にふたりきりになってしまった。
    「あのさぁ、みちかさん」
    「何かありました?」
     普段通りに自然に接していたが、俊國にベッドに押し倒された。
    「みちかさん、本当に僕がみちかさんを満足させることが出来たら、僕と付き合ってよ」
    「俊國君、駄目です」
    「まぁ、僕に任せてよ」
     キスをされた時、本気で拒もうと思えば拒めたはずなのに己の欲に逆らえず、子供だと思っていた俊國に抱かれた。
     情けないこと、この上ない。
     恐らく……多分、いや、そう信じたいが、童貞であろう俊國とのセックスは今まで一番気持ち良いものだった。
     ヤバい、これを知ったら他の男では満足できない。
     性欲に支配された脳ミソは俊國の体を求め、自分から俊國の上に乗り、腰を激しくグラインドさせた。
     好き、大好きと口走りながら、俊國とキスを交わし、翌朝、俊國の腕枕で目が覚めた。
    「みちか、おはよう」
     あの時と同じ挨拶。ここまで一途に自分を愛してくれる男がいただろうか。
     美少年だった頃の面影を残したまま、すっかり大人になってしまった俊國だが、変わらずに自分を愛してくれている。自分ももう、感情に蓋をするのはやめようと決意した。

     翌月、自分たちは皆に祝福され結婚することになった。
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    TRAININGむざこく30本ノック④延長戦
    7日目
    シンプル、カジュアル、ラフなペアコーデで、公開用のオフショットを撮影するむざこく
    シンプル、カジュアル、ラフなペアコーデで、公開用のオフショットを撮影するむざこく 無惨と黒死牟が仕事上だけでなく私生活でもパートナーであると公表してから、どれくらいマスコミに囲まれ、あることないこと書かれるかと心配していたが、取り立てて大きな生活の変化はなかった。
     職場は二人の関係を元から知っていたし、世間も最初は騒ぎ立てたものの「鬼舞辻事務所のイケメン秘書」として有名だった黒死牟が相手なので、目新しさは全くなく、何ならそのブームは何度も来ては去っている為、改めて何かを紹介する必要もなく、すぐに次の話題が出てくると二人のことは忘れ去られてしまった。

     そうなると納得いかないのが無惨である。
    「わざわざ公表してやったのに!」
     自分に割く時間が無名に近いアイドルの熱愛報道よりも少ないことに本気で立腹しているのだ。あんな小娘がこれまたションベン臭い小僧と付き合っていることより自分たちが関係を公表した方が世間的に気になるに決まっていると思い込んでいるのだが、職場内だけでなく国内外でも「あの二人は交際している」と一種の常識になっていた上に、公表を称えるような風潮も最早古いとなると、ただの政治家の結婚、それだけなのだ。
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    TRAININGむざこく30本ノック③
    13日目
    零余子、上司共へのストレス発散にBL同人誌にしてしまう
    零余子、上司共へのストレス発散にBL同人誌にしてしまう 今日もやっと1日が終わった。
     朝から晩まで、あの鬼上司2人に扱き使われたのだ。
    「おい、零余子!」
    「はい!」
    「零余子!」
    「はいー!!!!」
     多分、この数年で確実に親より名前を呼ばれている。これまで割と要領良く生きてきたので、こんなに怒鳴り散らされることはなかった。
     初めは鬼舞辻事務所に就職が決まり大喜びした。
     今をときめくイケメン政治家、鬼舞辻無惨の下で働けるなんて……その上、彼は独身。もしかして、もしかする、未来のファーストレディになれるようなルートが待っているかもしれない!? と馬鹿な期待をして入職したのだが、それは夢どころか大きな間違いだった。
     毎日怒鳴り散らされ、何を言っても否定され、無惨だけでも心がバキバキに折れそうなのに、これまたイケメンの秘書、黒死牟が更にエグイ。まず行動原理が「無惨様のため」なので、無惨の怒りを買った時点で、どんな言い訳をしても通用しない。こちらに非が無くても、無惨に怒鳴られ、黒死牟にネチネチと嫌味を言われ、最悪のコンボが待っている。
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    TRAININGむざこく30本ノック③
    17日目
    黒死牟が髪をバッサリ切った時の無惨様のリアクション
    黒死牟が髪をバッサリ切った時の無惨様のリアクション 何か理由があって髪を伸ばしているわけではない。
     長い髪って手入れが大変ですよね、と言われるが、実はそうでもない。短い髪の時は月に一度は散髪に行かないといけなかったが、長い髪は自分で毛先を揃えるくらいでも何とでもなる。女性と違って髪が傷むだの、枝毛がどうだのと気にしたことがないので、手入れもせず、濡れた髪を自然乾燥させることにも抵抗がない。それに短い髪と違って、括っておけば邪魔にならないので意外と便利だし、括っている方が夏場は涼しいのだ。
     つまり、ずぼらの集大成がこの髪型だった。
     特殊部隊に入った時、長髪であることにネチネチと嫌味を言われたこともある。諜報活動をする時に男性のロングヘアは目立ち易く、相手に特徴を覚えられやすいから不向きだと言われ、尤もだなと思ったが、上官の物言いが気に入らなかったので、小規模な隠密班を編成する際の長に選ばれた時、全員、自分と背格好が近く、長髪のメンバーだけで編成し、危なげもなくミッションを成功させたことがある。だが、自分の長髪にそこまでこだわりがあったわけではなく、単なる反発心だけである。
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    TRAININGむざこく30本ノック③
    15日目
    陽光のもとに並んで立てるようになった二人が、それぞれ何を思って何を語らうのか
    「ほら見たか!これで恐れるものなぞ何もないわ!」とかつてないほど昂るのか、「案外大したことないわ、つまらんな」と吐き捨てるのか、「太陽の方がやはりお好きで?」「白昼にも月は出ておるわ馬鹿者」みたいな気楽な会話になるのか
    陽光のもとに並んで立てるようになった二人が、それぞれ何を思って何を語らうのか  それは初恋の憧れに似ていた。
     手の届かない遠い存在という意味か、遠い昔の燦爛とした断片的な記憶のせいか、その強い「憧れ」が根底にあるから黒死牟とは意気投合したのかもしれない。
     自分たちにとって太陽とは最も忌むべき存在であり、その反面、強く憧れ、恋い焦がれた存在であった。
     今でも朝日を見ると、今際の際を思い出し身構える。しかし、その光を浴びても肌が焼け落ちることはなく、朝が来た、と当たり前の出来事だと思い出すのだ。

    「今日も雲ひとつない晴天ですね」
     黒死牟が車のドアを開けると、その隙間から日の光が一気に差し込む。こんな時、黒死牟のサングラスが羨ましいと思うのだが、まさかサングラスをしたまま街頭に立ち、演説をするわけにはいかないので日焼け止めクリームを丹念に塗り込む程度の抵抗しか出来ない。
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