捏造/坊ちゃんに一方的に呼び出された。出向いてやったのに、呼び鈴を鳴らしても出やがらない。少し腹が立って、ドアノブを壊して入ってやろうかとそこに手をかければ鍵が開いていた。アイツも平和ボケか、なんて思いつつ遠慮なく入る。家の中は見慣れた光景のはずなのに、何故か知らない雰囲気がした。でも気にせずリビングに繋がる扉を開ける。
「坊ちゃん…?」
──いや違う。平和ボケしていたのは俺の方だったのだ。
Tap to full screen (size:1100x1500).Repost is prohibited
Follow creator you care about!☆quiet follow