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    suno_kabeuchi

    twst夢とi7の作品投下垢

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    suno_kabeuchi

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    twst夢/イデア
    体力育成の補習でグロッキーになってるイデア

    ##twst夢_SS

    変われども変わらぬものもありにけり「うわイデア先輩が死んでる」
    「グロッキーになってる先輩に対して開口一番にそれ?」
     体力育成の補習後で運動場で屍になってる僕を見下ろしてのたまった君を睨み上げれば、「うーん風前の灯火」とかいう失礼極まることを重ねてきた。マジでなんなの?
    「というかイデア先輩、実際どうなんです? 動けます?」
    「動けてたらとっくに部屋に帰ってますけど……?」
     ここで転がってる意味を考えてくれませんかね。こんなえぐい日差しの元で引き籠りが青空教室を楽しむわけがないんだが? 二十四時間三百六十五日永遠に籠っていたいんだが?
     ようやく息が整ってきたのでどうにか体を起こす。アッ全身すごいピキピキいってる。これ今夜めっちゃ筋肉痛で動けなくなるやつ。マッスル紅氏との約束があるというのにそれは困る。
    「あっキッッッッツ、あ、足が、腕が……っ」
    「すごいプルプルしててキュートですよイデア先輩」
    「さっきからマジでなんなの? 喧嘩売ってる? 高額利子付けて返したろか」
    「励ましたのに」
    「サイコパスか? あれが励ましになると本気で思ってるなら心の底からどうかと思う」
     筋力の限界で再び地面に倒れ込む。青臭い芝の匂いに顔を顰めた。やっぱり外って最悪。最近はオルトにせがまれて麓の街まで行くこともあるしオルトのためと思えばいいんだけど、体力育成と飛行術は一生相容れない。
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    suno_kabeuchi

    TRAININGtwst夢/イデア・シュラウド
    集中している間に髪と戯れられてるはなし
    待てができるいいこなので ゆらゆらとゆらめくサファイアブルーを見つめること数十分。幸いにしてプログラム生成に集中しているイデア先輩に気取られることもなく、私はじっくりとっくり拝ませてもらっている。
     ほう、と何度目かもわからない感嘆の息が漏れる。昼だろうが夜だろうが、常に薄暗いイデア先輩の部屋ではそのサファイアブルーが陽の下のそれよりも鮮やかに映る。彩度の高いそれは驚くほど瞼に焼き付いては目を伏せてもその名残で閉じた視界に青が散る。
     足首まである長いそれはいざ座ると殆どが背凭れと痩躯の間に隠れてしまうけれど、一筋二筋と零れ落ちるそれもある。カーペットに座っていたけれど、そろりそろりと近づいて音もなくそれに手を伸ばす。燃えているだけあって毛先こそ掴めはしないが、もう少し上の方であれば実体がある。指に絡ませてみれば鮮やかな青に照らされて私の肌が青褪めたように光を受ける。視線だけイデア先輩に向ける。足元にいる私に気づいた様子もなくブツブツと早口で何か捲し立てながらキーボードを叩いている。それに小さく笑みを零して指に絡ませたそれに唇を添える。殆ど何も感じないけれど、ほんのりと温かい気がした。
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