わかってないから。 あんたが好き。
太陽みたいなあんたが。暖かで、眩しくて、陽光の様にみんなに等しく好意を伝えるあんたが。
でも私はあんたの特別になりたいと思ってしまう。
こんな考えをする私は醜い、なんて昔の自分なら思ってただろう。
実際、醜いのかもしれない。
だけど私は自分を卑下しない。
だってあんたが私を必要としてくれたから。 救い出してくれたから。 仲間だと言ってくれたから。
あんたは私を好きだって言うけど、きっとその好きは私の好きとはまた別物。
俺はナミが好きだ。
仲間も勿論好きだ。
けどナミはいくら好きだって言ったって相手にしちゃくれない。
俺の事をお子様だと思ってるんだ。
俺だって仲間の好きとナミへの好きは違うってことはわかるんだぞ。
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