密室の罠ステコン3年6人で【多岐瀬響がこの中の誰かとキスしないと出られない部屋】に閉じ込められる。
最初はみんな信じなくて、部屋を調べたり暴れたりして脱出を試みるも徒労に終わる。
伊織はからかってくるし、犬猿は喧嘩し始めるし、杏寿はわたわたするしで響くんは頭抱えちゃう。
ちょっと考えてやっぱり知陽さんの方を見ると、目が合った瞬間、いつも2人きりでいる時みたいな穏やかな笑顔浮かべてちっちゃく両手広げてくれる。
口パクで「いーよ♪」
お題がキスだった時点で真っ先に知陽さんを思い浮かべたけど、付き合ってること公表してないのにこんなところでチューかますのはどうだろうかと思案していた響くん。
安心して、喧嘩中の犬猿の横をスッと通り過ぎて自然な仕草で頬に手を添えて知陽さんに口付ける。
知陽さんは知陽さんでびっくりする様子もなくリラックスして受け入れる。
麻秀楓杏寿は呆然😮
伊織はニヤニヤ😏
そうこうしてると鍵が開いて、響くんが
「…ほら、開いたぞ。行かないのか。」
っていうからぎこちない感じで退出する。
最後に2人きりになった時
「悪かったな。みんなの前で。」
「ん。しょーがなかったでしょ、気にしてない。それより…」
「?」
「一瞬迷ったでしょ。ねぇ、俺以外誰がいるっていうの?」
「っ!…はは。違いないな。」
「んふ。ほら、俺らも行こ?さっさと出て、それ何とかしてあげるから。」
そう言って響くんの下半身を指差す。
「こっ、れは、仕方ないだろ!お前があんな!あんな顔するから!!」
「はいはい、わかったから♪あとで聞くよ。ほら行こ。」
脱出後、4人からの気まずい視線を浴びながら速攻寮に帰ってめっちゃセッした。
翌朝知陽さんの部屋から2人で出てくるところに麻秀が居合わせて、すごい気まずそうに目を逸らされる。