きょうだいトーーク高木兄妹🌱(兄:樹イツキ)
梓:ただいまー…
樹:…あず、か。おかえり
梓:あ、お兄ちゃん…いたんだ…
樹:用があった
梓:そ、そう…
樹:…………今日はなんで帰ってきたんだ?
梓:え、あれ…家族LINEで話してなかったっけ…?お母さんが久々に帰ってきなよって言ったから…
樹:…あー
梓:お兄ちゃん、家族LINEはちゃんと見てね…
樹:…おう
梓:………(荷物の整頓を終える)
樹:………………(話すことがない)
梓:…お母さん、買い物とかかな…?
樹:…おう、さっき出かけたばかりだ
梓:じゃあまだ時間かかるか…暇だな…
樹:……なんかやるか?ゲーム
梓:…あ、この前ともくんとチェスやったら負けたんだよね…ちょっと悔しかった
樹:じゃあチェスやるか
梓:うん…なんかコツとか教えて…
樹:別にあずも弱くはないけどな
梓:うー…でも今度は勝ちたいし……
樹:相変わらず仲良いな、美濃羽さんとこの兄妹と
梓:そうだね…ここ最近会う機会が一気に増えたな……
樹:…あぁ、あずの方がいいか
梓:…?
樹:お土産、美濃羽さんとこに渡そうと思ったんだが、代わりに届けてくれるか?
梓:いいけど…お兄ちゃん、なんか苦手だよね…ともくん達のこと…
樹:…関わり方がわからん、好意的には思ってる
梓:それもそっか…ありがとう、届けておくね
樹:よろしく、じゃあやるかチェス
梓:…よし、やろう
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酒井姉妹🐈(妹育実イクミ)
歩:…もしもしー
育実:あ!お姉ちゃん!!久しぶりだー!!!
歩:元気そうで何より
育実:えへへ、お姉ちゃんはー?
歩:(なんか変なことに巻き込まれたりするけど)元気にしてるよ
育実:良かったー!お姉ちゃんたまに風邪ひいてるのに活動してるときあるから、心配してるんだよー?
歩:イクミもそういうとこあるぞ
育実:気をつけてますーぅ…それで、おまちかねのアレ!今日もよろしく!!
歩:ん、旅写真共有会ね、もう送ってるからお待ち
育実:わーい!!お姉ちゃんの旅写真見るの好きー!!!センス良いし!!!
歩:私の友人の方が上手いけどね、育てられたかもしれん…
育実:はぁ〜〜〜写真見るの楽しい…あ、そう言えばこれ、全部一人旅のやつなの?
歩:友人と行ったのもあるよ、確か一緒に行った人によっては自撮りしたような…あ、これ
育実:どれど……えっちょっと誰この外人さん!?誰この美人さん!?誰この金髪!!??!
歩:ひょんなことで知り合った方々と隣人やで
育実:お姉ちゃんに春が来た…!!
歩:そういうのとちゃいます
育実:…あ、よく見たら金髪の人と撮ってる写真に茶髪の男性がいる…カメラに視線向けてるし友人?(二人が自撮りしてるのをシオリンがちょっと見てた構図)
歩:よく見つけたな…というか写っちゃったか…(悪いことをした…)
育実:お姉ちゃんに春が
歩:だからそういうのと違うって…旅に付き合ってくれる人がたまたま男友達だっただけだよ…インスタで見てるでしょ、近場のカフェとかは女友達と行ってるの
育実:もっち相変わらずかわいい!!!
歩:本人の前ではちゃんと敬称つけるんだよ…
育実:みなもさんかわいい!!!…お姉ちゃんの周りの人、顔面偏差値高くない?
歩:…否定はできんな、隣人に至ってはモデルだし
育実:え!?じゃあこの美人さんが隣人さん!?やば!!!!……え、ところでこの人どっち…?
歩:…ん?あ、性別?男の子
育実:お姉ちゃん落とせ!!!この美人落とせ!!!!
歩:イクミいい加減クドい
育実:いや、だって!お姉ちゃん高校以降恋の音沙汰ないもん!!!
歩:まぁうん…今恋愛にはそんな興味ないし…
育実:そんなこと言ってると知らないうちに30代になっちゃうよ!!!今が!!旬なの!!!
歩:生々しいことを言う…私最悪独身でもいいよ
育実:私が嫌だぁぁぁ!!!!
歩:………切るよ?(電話を)
育実:ごめんなさい
歩:(というか最近ちょっと心開いてくれた感じなのにそこまで考えてられん)
育実:うぅ…それはそれとして会ってみたい…隣人さん…
歩:どーかな…まぁいいよって言ってくれそうだけど…
育実:ヨッシャ!!!!
歩:どっちかというと私が会わせたくない
育実:ナンデ!?!!?!
歩:あ、そろそろ買い出し行ってくる。じゃ、またね
育実:いつか会わせてよね!!!!バイバイ!!!!
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鳳兄弟💎(兄:春輝ハルキ)
晶:…もしもし
春輝:もしもし。アキ、今時間空いてるか?
晶:うん?空いてるけど…
春輝:そうかぁ…いやちょっと話したいことがあってな…
晶:…うん?な、何?
春輝:…あのな、今度愛知に行くことになったんだ
晶:…あー…出張とかでこっちに来るみたいな…?
春輝:そう、それで一日中自由な日が何日かあってな……もし、アキが良ければ…だ…けど………
晶:…えっと、その自由時間のある日教えてくれる?スケジュール確認するから
春輝:あ…今送った……
晶:んー…と、急用入らなければここらへん空いてる
春輝:そう、そうか…その時に、会えるか?
晶:…ん、わかった
春輝:当日何するかとか場所はこっちが用意しておくな
晶:あ、うん。わかった。ありがと
春輝:じゃあ、とりあえずこの件はこのくらいだ。夜分遅くごめんな
晶:うん…こっちは大丈夫
春輝:じゃあ…おやすみ。会う日、楽しみにしてる
晶:……うん、おやすみ
──当日───
晶:えっ…と、待ち合わせ場所はこの辺り…あ、いた
春輝:…あ、アキ。久々だな
晶:…来るの早くない?確か待ち合わせ時間の15分前くらいに着くようにしてたのに…
春輝:はは…じゃあ早速だけど目的の場所へ向かうか
晶:…結局当日まで何やるか秘密にされたけど、
何をするつもりなの…?
春輝:歩きながら話そうか。…というかアキ、写真では時々見ていたけど…最後に会ったときから見た目変わってないな…髪型以外…
晶:高校卒業以来か…5年くらい経ってるんだけどな…
春輝:そんなに会ってなかったんだな…まぁアキが高校に入ってからほとんど顔合わせてなかったから、体感はもっと長いな
晶:…………そう、だな
春輝:そうそう、今日やるのはあれだ、ゲームだ
晶:ゲーム…?なんの…?
春輝:ダ○パリメイクだ。昔二人でやってたやつのリメイク、まぁつまり作り直したやつだ
晶∶…あー…CMちょっとだけ見たような…
春輝∶昔と全然違うからアキもびっくりすると思うぞ
晶∶…よく入手できたね、あの家じゃゲームもろくに買えないでしょ
春輝∶あぁ、ゲーム機とソフトは自分で買ったけど、普段は友人に預かってもらってるんだ
晶∶…なるほど?
春輝∶つまりはゲーム宿泊だ、ホテルもテレビ付きで繋げられるようにしたし、遊ぶぞ。よし、ここだ
晶∶(ゲーム宿泊にしてはなんか良いところすぎる気がするんだけど…)
ホテル 着
晶∶…このゲーム、普通は一人用だと思うんだけど…どっちが操作する想定なの?
春輝∶まぁ…やってみてから決めるつもりだったな
晶∶そう…あ、そういえば…今更だけど、もう生活安定してるし支援いらないよ
春輝∶そう、うまくやれてるなら良かった。まぁやめる気はないけどな
晶∶なんでさ…兄貴も一人暮らしのために貯金したいだろ
春輝∶貯金はしてるさ、まぁ、受け取ってくれよ
晶∶……そう…わかったよ……
春輝∶あと、アキ、俺のことを無理に"兄貴"って呼ばなくていいんだぞ
晶∶…え
春輝∶兄らしいこと全然してやれなかったしな、それに言いづらそうにしてるし
晶∶いやそれは…しばらくろくに話してなかったし…昔と同じ呼び方もアレだからってだけでそんな…
春輝∶「春輝」、でいいぞ
晶∶…な、んでそんなことを…
春輝∶……そう、だな………俺は、アキにもうあの家と関わってほしくないんだ。でも俺が"兄"としてアキの前に現れてると、あの家と繋がり続けてしまうみたいでな…
晶∶……
春輝∶でもな、俺はアキと縁が切れるのは嫌でな。ただ同じ血が流れてるだけの友人、くらいの方が良いんじゃないか?…ってな
晶∶…まさか、兄貴に「お前はもうあの家の一員じゃない」って言われるなんて…な…
春輝∶…アキはな、昔からあの一家の一員らしくなく繊細で優しかった。人として冷たい人間ばかりの一族の中でただ一人暖かくて、このぬくもりは守らないといけないって、思ってた…のに…
晶∶……
春輝∶…ごめんなぁ…守れなくって……
晶∶ごめん…って…突き放したのは俺の方だろ…それに今ならわかる、本気であの人に反抗したら何をされるのか…って思うと…動けたものじゃないよ…
春輝∶それでも俺はアキを守るべきタイミングで逃げたことには変わりない
晶∶……そんなに、後悔してたんだ
春輝∶…当たり前だ、たった一人の弟なんだから
晶∶きょうだいは自分を生んだ親が同じなだけのただの他人だよ
春輝∶…それは、そうかもな。ただお前を守りたかっただけってことだな
晶∶………
春輝∶…アキにもう口もききたくないと思われてるならそれでいい、ただ…許されるなら、俺は…やり直したい…
晶∶…そもそも、もう怒ってないよ、というか俺だってやつあたりしまくってたじゃん。お互い様だよ
春輝∶…会ってない間に変わったなぁ…
晶∶5年くらい会ってなければそんなもんだろ、ほら、やろうよゲーム
春輝∶…そうだなぁ
晶∶…………………春輝?いい加減に寝ろ?
春輝∶い、いやだってまだこれ全然中盤…
晶∶一日で終わるわけないだろ、というかあんた体弱いの自覚しろ!!昔何回看病したと思ってんの???
春輝∶で、でも今度いつ一緒にやれるかわからないし…
晶∶予定空けるから!こっち(愛知)に来い!!とにかく今日は寝ろ!!!
春輝∶アキが厳しくて優しい…;;
ちなみに春輝のPOWは9、CONは7です