君へ・解はじめに。
原作軸という名の妄言にお付き合い頂き有難うございました。幼少霊幻の事情を文中で説明出来ず不甲斐ないばかりですが、楽しんで頂けていれば幸いです。
それでは。
・霊幻新隆(幼少)
日本人の母とアメリカ人の父のハーフ。
母は父似の霊幻を放置気味。世間体は気にする古式タイプ。
(幼少霊幻が、殺人事件があったにも関わらず一人で出かけていた理由です。一人くらい母に恵まれていないパターンがいてもいいかなと。ふふ。
それ故この性格からああなるのだと思います。幼少期の両親の影響は計り知れませんね。
姉は母の相手をしなければならず、愛する霊幻の唯一と言っていい楽しみを奪う事も出来ず、せめてと念を押して注意しました)
父は霊幻を愛しており時折こっそり様子を見に来ている。これには霊幻も気付いていて、仲も良好。
両親は離婚済み。
色素が薄く、虚弱体質。光にも弱い。
喘息持ちで、呼吸器と飲み薬を併用。
(これらは地毛が金髪であるという情報からあっても可笑しくはないと判断しました。霊幻の虚弱体質は、大人になって体力がつき、自分なりの対処法も覚えた事で普通の人より少し弱い、時折体を壊す、程度にまで落ち着きました。じゃないとアクティブ過ぎるので)
持ち物は殆ど姉のお下がり。
姉に大事にされているので、母親に内緒で髪を結ってもらったり色々貰ったりしています。金平糖とか。
(本当はリュックに大好きな姉から貰った犬のぬいぐるみキーホルダーか缶バッジをつけている描写を入れたかったのですが断念)
霊幻新隆が忌み名(本名)
女装中の魔除け名が新(さら)
女装は虚弱体質に起因する魔除け。
(よくあるアレですね。忌み名とこれに関してはあまり深く考えない方向でお願いします可愛いなぁくらいで(汗))
・エクボ
基本はフルエクイメージ。
幼い霊幻を助けて人魂モードまで弱化。
(あんなに心配して大事にしていたのに何故離れたのかと言うと、一緒にいて怪異トラブルを引き寄せない様にするため、エクボが見えない霊幻を見守るのに耐えられない、一分一秒でも早く強くならなければならない、その辺りです。霊体なので想いの影響が強く、また神にならなければ、に引き摺られて霊幻の事は忘れてしまいます)
・都市伝説:赤マント
今回の見た目は赤いマントに白いマスク、大きい鎌。顔や胴体の部分は暗闇。周りに犠牲者の魂と怨念。古いものほど自分の元の形を忘れて肉の塊になる。
(原作でも有名なほど強い、という感じの設定があったのでそのまま採用。他のシリーズでするもう少し怪異を掘り下げた設定は削って、何か分からないけど不気味、といった感じに。
基盤は都市伝説の赤マントを。下地に、これが元だろうという説のある未解決事件の青ゲットの男を。
ざっくり説明すると、青い毛布を被った男が民間人一家を、叔母が病気になったので来てくれ、と誘い出し次々に殺害。娘の一人は子守を頼まれた女性が連れ出そうとした男に連行を拒否して助かり、もう一人の娘は他の家にいて留守だったために助かった、という事件です。
警察の事件の見立てにぞっとしたのでそれは伏せます。気になる方は青ゲットの男で。
霊幻には姉がいるという事で、最初は二人を襲わせようと思ったのですがエクボには霊幻に集中して欲しかったのと上手く出せなかったので今の形に。
記憶は無いのに殺し損ねたと思っている、というのは、赤マントへの人間の情報や知識で出来上がった怪物なので、犯人本人では無く、あくまで人間の恐怖心が作り出した怪物、というイメージで言わせました。あとは普通に怖いかなと)
・タイトル
悩み抜いた挙句にドロライで手をつけなかった白い嘘というネタに落ち着きました。
シリーズになってしまったので出来れば連動しているタイトルにしたいなという思いがサブタイに。
エクボからと霊幻から、お互いへの白い嘘(優しい嘘)です。
・本文の話
不穏だった。ごめんなさい。不穏だった(大事な事なのでry)バトルの他に怪異側の思考を書くの好きだったりします。
幼い霊幻視点はあまり漢字や難しい言い回しをしない様に気をつけました。平仮名だけだとどうしても読み難くなるのでそこは妥協。
ただ擬音が増えてしまったので、そこは読み難いかも知れません。
エクボは食事が出来てもいいとは思いましたがほっぺのやり取りをさせたかったので食べられない事にしました。エクボはアレをやっても味は分かりません。白い嘘ですね。
一日に三個と決めているのは姉が小遣いで買ってくれているものだから。無くなる頃にまた買って来てくれます。
喘息の薬やアルビノ、弱視などに関してはすみません、出来る限り調べましたがにわかですファンタジーです見逃して下さい(土下座)
ペットボトルの水はどのくらい必要なのかが分からなかったのですが、吸入器で薬を吸った後、ゆすぐか飲むかして落とさないとカビてしまう?らしいです。薬による様ですが参考にした薬は必要なタイプだったのでこちらも入れました。
説明入れられれば良かった…力不足。
エクボ視点は逆に古臭くなる様にしました。それっぽくなっていると嬉しい。
単語や漢字である程度エクボの背景が見えて欲しくて、何時もより多く自己流当て字を使っているので(当社比)これも読み難かったら申し訳無いです(焦)
エクボが終始霊幻を少女だと思っているのはずばりそのまま、見た目です。名前も片仮名なのは、金髪でサラと名乗ったので外人なのかなと思った様子。
体温調整可。
霊幻に発作を起こさせてエクボの余裕を奪い、霊幻の霊を見る能力を失わせ、止めを刺せないレベルに追い込み、エクボも弱化させる。とても大事な役目の赤マントさん。
そして一番大事なのは、エクボに吸入器を使わせる(やりたかっただけ)
吸入器は色々なタイプがある様なのですが、この状況でさっと出来そうなものを参考にしました。あと趣味ですね。呼吸用のマスク、いいよね…。
確か泣いてたりしちゃ駄目だったと思いますがそこはファンタジー補正で…。
台詞を囲わず書くのは悩んだ末にやってみました。私の書き方が気持ち重視なのでそこまで違和感なく読める筈、と思いたい…です。
エクボが使った攻撃は霊ザービームイメージです。
小さくなった後にゆらゆら揺れているのはこれから嘘を吐くから。これも白い嘘ですね。火の粉は涙のイメージ。
普段はあまりやらない様にしているのですが今回【…】や記号の表現も多く使いました(当社比)感情豊かな幼さを表現するのにいいかも知れないなと思い実験的に(人様への捧げもので何て事を)
エクボが終始でれっでれですが、エク霊だから…で流して頂けると幸いです。
それでは。此処までお付き合い頂き有難うございました。
こんな場所でも楽しんで頂けていれば幸いです。