「ケープ振り合うも多生の縁」抑えられた闘争の発散トロの稽古をつけた帰り、融合は消化不良な体のうったえにどうした物かと考えていた。
ふらふらとあの場所へ足が向かう。
花が咲き誇り、光のお茶がかおるあの場所へ
くるくる跳ねる髪を花びらとともに踊らせながら読書(メモリーキューブ閲覧)する彼女が今日もいた。
融合「こんにちは、読書の邪魔をして済まない」
ステラ「しぐさん!いいえ、一息入れてたとこですよ」
融合「ふふ、ではまずこちらをどうぞ」
来る前にダビウムの所で買ってきた小さな花束とお茶菓子を渡す。
ステラ「わぁ、いつもありがとうございます」
融合「あのお菓子屋さんの新作ですよ」
ステラ「それは楽しみです…すぐにお出ししたいですが」
融合をあらためてみやり、つけていた花飾りを手に取る。
927