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    かほる(輝海)

    @kahoru1010

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    シティーハンター(獠香)
    逆転裁判(ナルマヨ)

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    かほる(輝海)

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    シティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作以上の関係

    ワードパレット
    7.天秤座
    初夏/あの日/片方

    #シティーハンター
    cityHunter
    #cityhunter
    #冴羽獠
    saeha
    #槇村香
    makiMurakami
    #小説
    novel
    #掌編
    conte
    ##CH
    ##ワードパレット2

    あれは、初夏の夜だったか。あの日はこの建物にセスナが突っ込んできて、家の中がめちゃくちゃになった。寝るところがなくなった俺たちは、仕方なくリビングの端で寄り添って眠ることになった。どうにかすると、片方へ持っていかれそうになる意識。冗談で茶化しても、一向に眠気なんて来なかった。やむなく俺は、狸寝入りをした。だが、事もあろうにお前は、俺の身体を受け止め、さらには膝の上へ降ろしやがった。柔らかな太腿の感触、すべてを包み込むような温もりと匂い。気がつけば俺は、我を忘れて深い眠りに就いていた。
     あれから何年か経ち、俺たちは夜をともに過ごすようになった。かえって寝不足を自覚するようにはなっちまったが、それでもこの温もりを抱いていると、眠るまでの時間が恐ろしいほどに短くなっていた。こんな安らぎを知ってしまったら、二度と手放せねぇよ。

       了
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    かほる(輝海)

    DONEシティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作以上の関係

    新聞でとある記事を読んだら、急に滾ってきた(*´ω`*)

    いくつになっても手をつなげる人がいるってのは幸せだよね。
    冬の足音が聞こえ始めた、新宿の街。街路樹の銀杏も黄色く色づき始め、冬支度を始めていた。
     朝もめっきりと寒くなり、いつもは早起きの相棒も、俺の懐へ潜り込んでは束の間の二度寝を楽しむようになっていた。うっかりそのまま香が寝入っていたら、遠慮なく俺が「朝の運動」へ誘っていたのだが、最近は少し学習したらしい。ウトウトした後に慌てて飛び起き、慌ただしくベッドから逃げ出していくことがほとんどだった。
     午前中はダラダラと過ごし、午後の伝言板チェックへ出かけた香から少し遅れて、俺は家を出た。吹き付ける北風は、頬を切るような冷たさだ。つい俺も、両手をポケットへ入れたまま、背を丸めて歩いちまう。顔を上げようにも、街を行くもっこりちゃんは、あからさまに露出度も下がり、ちっとも目の保養にならねぇ。ここは温かな飲み物でも飲みながら、ついでに冷えた身体を温め合うのが一番いい。……となれば、まずは相手を探さなければ!
     俺はもっこりが立ち上がるかの如く顔を上げ、辺りの女を物色し始めた。
    『あっ! りょぉーっ!』
     遠くから名前を呼ばれたような気がするが、あえて聞こえないフリをする。早くもっこりちゃんを見つけて、 2364