恋愛永久機関あー、もう嫌だ、イヤだ!イライラするし、ムカツク!
こんな気持ちに振り回されるのはもうウンザリだ!
枕にボフボフ頭を打ち付けていると、後ろから声がした。
「何してるんだ?ミスタ」
でたよ。元凶が。
オレのイライラの原因はコイツ。
「ヴォックス、オレ、今、凄く不安定だから話かけないでくれる?」
枕に顔を埋めたまま応える。
「…ご機嫌斜めか。何かあったのか?」
オレの隣が軽く沈んだ。
ナチュラルにオレのベッドに腰かけんな。
「1人になりたい」
「散歩かジムにでも行ってくればいいじゃないか」
「そういう意味じゃない」
「どういう意味だ?…ああ、もしかして、これは別れ話ということかな?」
「そう」
「理由は?」
「もう、疲れた」
「そうか」
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