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    sayu

    主花ポイポイ
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    sayu

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    陽介記憶喪失話。
    5 思い出せない記憶

    もしも記憶が消せたなら 体があちこち痛い。頭も割れそうに痛い。手を動かそうと思ったが痛くて動かせそうもない。足はどうか。足はどうやらそこまで痛くはないようだ。
     足先をもじもじを動かすと、意識がだんだんハッキリとしてきた。ぼやけながらも何らかの白いものが見えた。頭が働かないがなんとなくどこかで見たようなシチェーションな気がする。そうだこれは「天井」だ。白い天井。ああ、自分の家というものがあったはずだ。ぼんやりと思い出そうとすると頭がズキりと痛みだす。
     自分の部屋の天井は何色だったか。そんな単純なことも思い出せない。
     そんなことを考えながら目を開ける。真っ白な部屋かと思ったがそうでもない。金色が見える。金箔の部屋か? なんと豪勢な部屋なのかと思えば、それは部屋ではなかった。
     髪だ。人の髪。金髪の少年が自分を見つめている。誰なのかわからない。頭がまたズキズキと痛む。
    「だ…れ…だ」
     口を動かしたがなんとか言葉になっていた。
     青い瞳が収縮しているように思えた。ぼんやりとしていてよくは見えないはずだったが、なんとなくそう感じた。
    「ヨースケ、気がついたクマか?」
     ヨースケ。ようすけ。ああそうだ。そういえば自分はそんな名前だった気がする。ようすけ。はなむらようすけ。ぼんやりしすぎて漢字までは思い出せないが、確かそんな名前だった。手が動かせなくて思い出せないのかもしれない。何度も何度も鉛筆を握ってノートに自分の名前を書いて覚えた過去があるからだ。それを思い出しているということは自分にはそういう過去があったということだ。
     要領を得ないが頭が回っていないので仕方がない。ゆるりと動かしていくしか無い。
    「起きたばっかでねぼすけさんしてるクマね。全くヨースケは仕方ないクマよー」
     わからない。申し訳ないが誰なのかわからない。語尾にクマとは独特なイントネーションだなと思い耽る。
     俺にこんな金髪の知り合いなんていただろうか。否いない。心当たりがまるで無い。
     足を動かす勢いで少しずつ起き上がる。と同時に部屋のドアが勢いよく開けられた。
    「花村事故ったってホント!?」
    「花村くん起きて大丈夫なの?!」
    「相手はどんな奴なんスか!?自分、先輩の仇討ちにカチコミに行くッスよ!」
     長い黒髪の女性と、明るい色の短い髪の女性、そして図体のデカい強面の男性の三人が俺を囲うように勢ぞろいした。
     女性は若い顔立ちと声をしている。自分と同年代かもしれない。強面のほうはよくわからない。
     誰一人として記憶がない。一体誰なんだ。俺は誰も知らない。俺の記憶には何もない。いや、そもそも俺の記憶は。
     デコボコに穴が空くように、頭が痛む。
    「あー起きたばっかで動くからー」
    「ナースコール押したほうがいいのかな」
    「花村先輩、無理はダメッスよ」
    「ヨースケ、じっとするクマー」
     俺に親しげに話しかけてくるということは、知り合いなのかもしれない。けれど頭が痛い。思い出せない。思い出そうとすると割れそうに痛くなる。胃から何かが込み上げてくるような気さえしてくる。
     適当に話を合わせることも可能ではあったが、現時点で何もわからない以上は下手に話を合せずに、率直に言ったほうがお互いのためだと考える。
    「悪いが、わからない」
     声が掠れているなと自分で思う。
     彼らのことをなんと呼べばいいのかもわからない。
    「君たちのこと、何も知らない。わからないんだ」
     静まり返った部屋で頭痛の振動のみが呼応する。




     入院の手続きを終えた母親が言うには、自分は事故に遭ったらしい。全身が痛むのも、記憶が思い出せないのもそのせいかと納得する。
     思い出せないのならば、無理して思い出さなくてもいい。自然に思い出すこともある、と医者にも言われ、それに従うことにした。思い出そうとすると激しい痛みに襲われるからだ。それでなくてもあちこち痛い。記憶を思い出すのはこの全身打撲が治ってからでもいいだろう。よく骨が折れなかったと自分の頑丈な肉体を褒める。それとも受け身が上手かったとかだろうか。
     ポツリと一つ思い出す。そういえばかけっこでなかなかいい順位を取ったことがあったような気がする。事故で足を怪我していなくて良かったなと安堵した。打撲が治ったら体を思い切り動かそう。
     更にもう一つ思い出す。ギターを買った思い出だ。好きな曲を弾けるようになるまで頑張って何度も練習したなと思う。
     打撲の痛みで今は動かせないが、骨折したわけではない。治ればきっとまた弾けるだろう。そのためにも早く治さなければ。
     なんだ、ちゃんと思い出せるじゃないか。何も思い出せないわけではないということにホッとした。
     それでもあの見舞いに来た人達のことは思い出せないが、今は無理をせず、思い出せることだけ思い出せば良い。
     そうして俺は目を瞑る。こういうのは寝れば万年、早く治ると相場が決まっているのだ。
     どこかでズキズキと痛みが走る。それはピンと張ったピアノ線のようだった。



     脳の異常は特に見られず、会話も問題がないということで数日の入院から開放されると、自分の家に帰ることになった。
     あの日見舞いに来た人のうちの一人、長い黒髪の人が「もし思い出せなかったら心細いだろうから」と高校までの手書きの地図を書いてくれた。おぼろげに覚えてはいるものの、完全ではない。家までの道もあまり覚えておらず、母親の付き添いがなかったら心細くなっていたかもしれない。
     思い出そうとすると頭が痛くなるしでこの地図には大変心を救われた。何も考えなくてもいい。それだけでホッとした。
     部屋に入ってベッドで横になろうとドアを開けると、クローゼットが無造作に空いている。布団がひいてあり、誰かが住んでいるかのような存在感がある。よく見るとクローゼットには「クマ」とかかれた表札のようなものがかかっている。
     クマ、という語尾の金髪の少年がいたなと思い返し、もしかしたらここに住んでいたのかと思案するが、ここは自分の家で自分の部屋のはずだ。まさか一緒に住んでいるのではあるまいな。
     なぜ? どうして? わからない。
     携帯の連絡先一覧にも「クマ」という名前はあった。多分このクマという少年はなんらかの連絡手段があるはずだ。自分の携帯と自宅の電話番号とは一致しない番号だからだ。知らないとはいえ今ここに「クマ」がいないということに母親が何も言わないのもおかしい。つまりここにいなくても大した問題がない、と捉えることにする。
     こんなに開けっ広げに「クマ」の寝泊まりスペースがあるということは母親もそれを知っているはずだ。犬ではないのだから隠して飼っているわけでもないだろう。そもそも犬ではなく人間だ。
     親戚か何かだろうか。あんな金髪の血縁に心当たりはないが、ただ思い出せないだけかもしれない。
     ともあれ考えることには疲れてしまった。明日からは日常に戻らなくてはならない。文字が読めないわけではないし、あの黒髪の人とはクラスメイトらしいので、何かわからないことがあれば聞けばなんとかなるだろう。
     携帯の連絡先一覧から自分の人間関係の推測を試みたところで、わからないものは何一つわからないのだ。素直に記憶がないことを打ち明けて話をするしかない。下手にわかりもしない話を合わせると余計な問題が起きるだろう。
     ベッドに横たわり意識を手放す。明日が来なければいいのにとどこかで思いながら、体と共に意識を沈ませていく。




     地図の通りに進んで教室まで辿り着く。黒髪の人は既に登校していたらしく、後ろ姿が見えたので声を掛けた。
    「おはよう花村くん。あ、自己紹介がまだだったよね。病室ではバタバタしてたし。私、天城雪子。よろしくね」
     貴方の席はそこよ、と指を差される。黒髪の人とは一つ飛ばした斜め向かいの席だ。これだけ近ければ何かあってもすぐに聞ける。
     あの時一緒にいた髪の短い女性や図体のデカい男性とは違って、この女性は俺とは距離感がそこまで近くなさそうだと感じていた。
     多少くだけてはいるものの、敬語が多い。つまりこっちも敬語まじりでも良いということだ。まだ人間関係の距離感が一切分からない中でそれがわかるだけでも助かるというもの。誰がどこまで親しいのかはわからないが、敬語まじりでも許されるのは会話がしやすい。
     会話の調子を掴みつつ、地図の礼を述べていると、元気な声が教室に響いた。
    「おはよー雪子。あっ花村も来てんじゃん。おはよー。元気そうで良かったー」
     髪の短い活発そうな女性だ。どちらも同級生だったらしい。天城さんとやらとは違って、こちらは話かけづらい。タメ口だということはこちらもタメ口で良いということだろう。どこまで踏み込んでいいのかがまだわからない。
    「おはよう千枝。ごめんね今日は先に来ちゃって」
    「いいよ、日直だもんね。ちょっと今日は寝坊しかけて焦ったから、逆に良かったよー。あはは」
     連絡先一覧に「里中千枝」という名前があったことを思い出す。この女の子の名前だろう。
    「っていうか花村ー、あんた雪子と話しすぎじゃないの」
     頬を膨らませて「里中さん」は話しかけてきた。やはり俺と天城さんはそこまで距離感が近いわけではないらしい。
     逆にこの「里中さん」はかつての自分と距離感が近いのではないかと思い始める。
     今まで何を話題にしてきたのかわからない。この人が何を好きで何が嫌いなのかわからない。ジャージに缶バッジをつけているのでそういったものは好きなのかもしれない。髪も自分と同じように明るい色に染めているのでおしゃれには興味があるのかもしれない。しかし今はそれだけしかわからない。
    「里中さん、だっけ。席めっちゃ近かったんだな。見舞いに来てくれて、なんつーかその、ありがとう」
     とりあえずお礼を述べた。お礼を言われて嫌な気持ちを抱く人間はまずもって少ない。
     話しかけたことで余計里中さんがムッとしたような気がする。間合いを間違えたのだろうか。
    「日常会話には問題ないんでしょ? じゃあ大丈夫!オールオッケー、なんとでもなるっしょ!」
     きっと良い人なのだろうと思う。しかしその明るさが今はどこか苦く感じてしまい、気の利いた言葉をいくつか並べてもそれを口に出す気にはなれなかった。
    「……うん、そう。だな」
     辛うじて出した言葉はやはり間違っているようで、里中さんは席を立ってしまった。
     そのやりとりを見ていた天城さんはただただ黙っていてくれたが、俺の方から沈黙を破って話しかける。
    「なぁ、天城さん」
    「うん」
    「やっぱり、今はあまり話さないほうがお互いのためになるんじゃないかと思う」
    「……うん。わかった。千枝には私のほうから後で説明するね。でも、困ったことがあったらそれは素直に言って。そこは遠慮しなくていいから」
    「ああ、それは素直に甘えさせてもらうことにします」
     苦笑しつつ手を振り、席に座る。首にかけているヘッドホンを耳に当て、適当に曲を流す。
     記憶が戻ろうと戻らまいと、今は高校三年生。大学受験までの付き合いである。それを考えれば卒業式でお別れをするか、今お別れするかの違いなのだ。大差はない。
     じんわり痛む腕を動かし、ペンを指先に引っ掛ける。どうして腕がこんなに痛いのだろう。それさえもわからない自分には。



     ヘッドホンをしていると誰も話しかけて来ない。それは余計な気遣いをせずに済むので気が楽だった。
     町にある巨大なモールで自分はバイトをしているらしく、学校まで例の少年が迎えに来た。
    「クマはクマクマ。ヨースケと同じジュネスでシッチャカメッチャカに働いてるクマよ」
     クローゼットの件を話そうかと思ったが、何かを話されたところで自分には記憶が無い。バイトをしているのであればそれは無視することは出来ないし、同じ職場ということであれば素直に説明を聞くことにする。
    「えっとー、ここがヨースケのロッカーでぇ、クマはいっつもこうしてエプロン着てるクマよ」
     「クマ」の真似をしてエプロンを着る。花村陽介と書かれた名札がこの職場で自分が働いていた証拠なのだろう。「クマ」と名乗る少年には「熊田」と書かれていた。どちらが本名なのだろうか。「クマ」は愛称か? 日本人とのハーフか? 謎は深まったがここでは考えないことにする。
     どうやら陳列の仕事がメインらしい。スーパー等では細かくコーナー分けがされているのでそれほど困ることはなかったし、父親がここの店長ということで、わからないことは直接聞きに行くことで大体のことはなんとかなったし、パートのおばさんや先輩達にあれこれ物を頼まれることはあったものの、そこは熊田と呼ばれる少年が代わりに立ち回ってくれて負担はそこまでかからずに済んだ。
     たまに熊田が商品をひっくり返したりとヒヤヒヤすることはあれど、父親も多少配慮してくれたのか仕事は大変でもなく、致命的な問題は起きることはなかった。
    「クマ、スーパーバイトマンクマよ。すごいでしょ」
     何が凄いのかはわからなかったが、確かに自分は困ることは少なかったのですごいのかもしれない。
    「まぁ、そうかもな」
     品出しをしながら適当に褒めると、キャッキャと熊田が飛び跳ねた。
    「ヨースケより偉くなっちゃうクマかもね~。ジュネスの社長になっちゃうクマかも」
    「そりゃまたでっかく出た夢だな。頑張ってくれ」
     お菓子の入ったケースを持ち上げようとすると腕が痛んだ。
    「いてて、軽いと思ったけど結構重いんだなこれ」
    「腕痛いクマ?」
    「あーうん。打ったみたいでまだ完全には治ってねぇ」
     強がったところで仕事に支障が出るので素直にそう言った。
     熊田は少ししょんぼりした顔をすると、パッと明るい笑顔を浮かべた。
    「今日は仕方ないからクマが運んでやるクマよ」
     そう言ってパパッと品出しを進める熊田に感謝した。
    「じゃあ箱開けとダンボール畳むのだけはやるから流れ作業で頼む」
    「ラジャー!」
     カッターを使い腕に負担をかけないようにテキパキと仕事をこなす。
     そういえばいつの間にか熊田にはタメ口になっていた。熊田は自分より年下だからとなんとなく思ったからだ。しかし思ったより年上だったらどうしようかと一瞬考える。身長差で判断するのは早計だったか。
     そういえば病室で一番最初にいたのは熊田であった。事故現場を見ていたのではないか。そう思い至って何も考えることなく口にしてしまった。
    「なぁ、あの時病室にいただろ。発見者か何かか? なんで俺飛び出したのか知ってるか?」
     自分が飛び出したのかはわからないが、歩道にいて車が突っ込んできたなら既に犯人が捕まっているような気もしてそういう思考になった。足は無事で腕と頭が痛むということは上半身が主にぶつかったからで、飛び出したなら足も怪我しているような気もして矛盾に気づく。
    「し、知らんクマ……。クマはなーんも知らんクマよ……」
     あからさまなしどろもどろさに、きっと何かを知っていると感じつつ、熊田にも言いたくない理由があるのだと悟る。
    「ヨースケは黙ってリッパなクマに頼っていればいいクマよ」
     熊田もまた頬を膨らませてどこか怒ったような顔をする。
     里中さんもそうだったな。どうしてみんなそうやって怒るのだろう。今の自分には心当たりがないのでわからなかった。



     二週間も過ぎれば大抵のことには慣れてくる。学校生活もバイトもわからないことは減っていき、周囲に聞かなくても一人で行動出来るようになってきた。
     都会にいた頃の記憶を懐かしみつつ、たまに散歩をして八十稲羽の風景を楽しむ。
     都会は縦に広いが、田舎は横に広い。地図を見ながら右往左往しつつ商店街から神社に入る。長い階段を登ると高台に出ると、八十稲羽の町を見下ろせるのだ。
     町中に大きくそびえ立つジュネス以外には先進的な建物は少なく、あれが欲しいこれが欲しいと思った時には大変不便だが、逆に言えばジュネスに行けば大抵のものは手に入る。ジュネス様様だなとぼやきつつ、高台を後にする。
     携帯のメール履歴を見返すと、最もやりとりをしているのは「月森考介」という人物らしい。どこかへ行こうだの、明日の弁当は何がいいのだの、泊まりに行っていいかだの、まるで恋人ようだと疑ったものの、名前からして男だろう。そう思えるほど仲の良かった関係だったのかもしれない。
     実際メールの内容はどれも日時の確認が多く、電話の履歴も多かったが何かそれ以上の怪しい関係かというとそういった空気は感じられなかったし、何人かで集まって撮った写真も多かった。メールの内容からして情景が一致する写真があるので、月森とはその中の誰かなのだろう。写真の中には病室に来ていたガタイの大きな男性もいたが、まさかこいつが月森なのか? いや、あの時あいつは「先輩」と言っていた。多分後輩だろう。青い瞳の金髪の少年は「熊田」なので除外する。そしてこの「月森」という男はおそらく同い年だ。とすると、何枚かの写真で常に自分の隣にいる男がそうなのだろう。
     一体記憶喪失になる前の自分はどんな人間関係を築いていたんだと頭を抱える。思ったよりも自分には親しい人間がいるらしいのだが、どうしてそんな仲になったのかがわからない。
     散歩から帰り、自宅に着く。途中商店街に寄って買ってみた「やそぜんざい」という缶ジュースを軽く振ってから開ける。餅でも入っているのかと思ったが、中身の説明を見ると餅とは書いていない。じゃあこのモチモチした謎の食感は何で出来ているのかと疑問に思いつつ、記憶を整理するために色々と引っ張り出して散乱した部屋を眺める。
     写真は基本的に複数人で撮られていたが、一枚だけ気になるものを見つけた。それは自分と見知らぬ女性、二人で撮ったプリクラだった。
     誰かと二人きりで撮っているのはそれ一枚のみ。きっとかつての自分にとっては特別な人だったのではないかと考える。
     しかしズキズキと頭が痛みだすのでゆっくり考えてもいられない。気にはなれど進めない。記憶を深く探れないのは案外ストレスになるのだなと溜息をつく。
     知らなくても問題はないのだろうが、自分に特別な人間が存在しているのであれば話は別だ。とはいえ、この二週間のうちに誰かから連絡が来たかと言うと全くなかった。それほど仲良くはないのだろうか。いまいち距離感が掴めない。
     ベッドに寝転び目を瞑る。痛みが糸を引き、蜘蛛の巣でも作り始めるのではないかと思うくらいには頭が痛い。
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