ロイ×クウ(千ヤマ)(朝の支度)
最近ちょっと眠れるようになった気もするけどあいつら(部下達)が言うにはまだまだ全然寝てないらしい。
いや、でも調子悪くないし今日も頑張りますか〜と口にはする事はないけど思うだけ思って自室を出た。
手にした端末で一日のスケジュールを把握しながら廊下を進む、すれ違う奴と挨拶しながら食堂なんだか会議室なんだか娯楽室なんだかもうわからないとにかくみんなが集まれる一番部屋に入る。
「おはよう、クウラくん。コーヒー冷めてるよ」
「おはようございます…」
珍しく俺より先に一応この組織のNo.2ポジションにいる男がゆったりと一番座りごごちのいいソファーに座っていた。
俺はその向かいの広いだけで硬いソファーに座って積んであるカップを適当に取ってポットの中で冷めたコーヒーを注いだ。一口飲んでこの場がいつもと様子の違う事に気付く。
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