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    r_i_wri

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    r_i_wri

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    しばらく補足のお話をかけそうにないので、支部に上げた人魚と王様🌟🎈のお話(赦)の個人設定等をば。

    司(王様)
    類の知識、思考、美しさ、何よりその在り方に強く引かれる。類を失って初めて、その感情が愛であったと気が付く。
    領主を責める気はない。むしろ類が危険であると知ったうえで、どこか気楽に考えていた自分が悪い、守れなかったのは自分のせいだと考えている。
    類が死んだときから、自分も彼とひとつになって海に消えることを決めていた。
    もしも、こうであったのならよかったのに、の思いを捨てきれず「そしてみんなは幸せに暮らしました」という脚本を書いていたが、誰に見せるつもりも、演じさせるつもりもなかった。自分の愚かさをなかったことにした幸せな物語など、許されない。


    類(人魚)
    司に焦がれていたし、自身の気持ちにも気が付いていた。お互いの身分はわかっていたし、司を困らせたくはないので伝える気はなかったが、自分の思いを大切に抱いていた。
    殺された日も、いつものように海岸で唄っていた。司を想いながら。
    酷く泣き、謝りながら自身を殺そうとする領主に、なんとなく事情を察した。こんなことをせずとも彼は話を聞いてくれるよ、だとか、そんなことを言う時間も自身に残されていないとわかっていたが、領主への怒りは不思議とわかなかった。司を失って数百年の孤独がまた戻ってくることを、何よりも恐れていたからかもしれない。
    「ねえ、必ず僕を彼の元に連れて行っておくれ」


    冬弥、彰人(側近)
    司と類の友人関係を知っていたし、城を抜け出し類に会いに行く司に護衛としてついて行っていたため、類との交流も多少はある(顔見知り程度)
    司がどれほど類を大事にしていたかは知っているし、類のことも悪くは思っていなかった。
    類の死に司が責任を感じていることを知っていたため、司が死ぬために動くことを止めはしなかった。司の死後、司が書いていた脚本を街の劇団に託し、彼らの「幸せな最期」を後世に残してくれと願った。


    領主
    辺境の地の領主。その地位は低く、王への直接の謁見なんてもっての他。
    自身の領地の民が飢え苦しんでいるのをどうにかしたく、文字通りその命を懸けて王へ直談判をしに行った。優しく、民を想う男。
    王に関わることなどなく、その功績も国の隅の隅に生きる領主はあまり知らないため、正当性のある話はきちんと聞いてくれる人だなどと知らなかった。だから、なんとしても話を聞いてもらわねば、とわずかな噂を必死にたどり、人魚の肉を手に入れた。
    己の欲のために命を奪うことを罪と思えど、民のためと目を逸らした。
    司と類が友人だと知り、類の最後の言葉の意味に気が付く。なんてことを、と泣き崩れ、その命を差し出そうとしたが、司に赦されてしまったため、生涯背負っていくこととなる。


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