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    Yuki_co828

    いちゃ甘らぶらぶもんけましか書けません♡

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    Yuki_co828

    MAIKING恋仲になったのに、文の事が好き過ぎるあまり、いい雰囲気になるのがどうしても恥ずかしくて耐えられず、逃げたり手を出しちゃう超ウブな留が、何とかいちゃいちゃできるようになりたいと、文はもちろん、それぞれの同室の二人を巻き込んで頑張る、きゅんきゅんでえちちなもんけまのお話を書きたい♡

    と夕方ツイートしてたお話の出だしだけ。
    一年後ぐらいにまた自分の中でブームが来たら続き書くかも…???
    二人で過ごす休日。
    鍛錬という名目でやって来たのは、山奥のまた奥。
    道なき道をかき分けて進む文次郎の後に続くこと半刻ほど、突然、留三郎の目の前に一面の桜色が広がった。
    「ここは…」
    林立する満開の桜に留三郎は目を奪われる。
    その様子を見ながら文次郎は満足げに微笑むと、一本の大きな桜の木の下に筵を敷いた。
    幹を背にして並んで座り、文次郎が用意してきた団子を食べる。
    柔らかな春の陽気と心地よい風、時折はらりと落ちる花びらに、鳥の鳴き声。
    何をするでもなく、二人でただ黙って美しい光景を全身で味わう。
    留三郎がうっとりとため息をついた。
    「……極楽浄土って、こんな感じなのかもな」
    ピクリと文次郎が反応した。
    別に留三郎の発言に深い意味はなく、今この瞬間がとても心地よいと感じての事だと分かっている。
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