三条高国二七歳
文化人類学専攻の大学院生
研究室の仲間と共に、九州方面のとある村へフィールドワークをしにやってきたのだが、突然村人が消えて村の様子がおかしくなる。仲間たちの様子もだんだんおかしくなりはじめ、動けなくなってしまう。
助けを呼びに行こうと村の脱出を目指すものの、それを阻止するかのように“謎の影”が高国を追いかけてくる。
高国は脱出できるのか———
三条高国
前世は足利直義。前世の記憶はなく、三条家の一人っ子として普通に暮らしていた。自分を「ただよし……」と呼んで追いかけてくる影から逃げつつ、村の脱出を目指す。
村へ来てからずっと違和感を覚えている。
初期装備はスマホ(通じない)、硬貨数枚、飴4〜5個
恐怖耐性は割とある。ジャンプスケアにもビビるけど「もっとこうした方がいいのでは……」とか意見し始める。子供に弱く、子供のすすり声が聞こえて、無防備に近づき痛い目に遭う。
特別運動神経がいいわけではないので長時間“影”に追いかけ回されると力尽きて追いつかれる。モブ敵の怪異も逃げるしか出来ない。そのため、隠れて息を潜めるのがオススメ
ホラゲ〜主人公なのだが、なぜか死亡エンドがない。
掲示板の感想スレで「主人公も微妙にズレてる(まぁ自分はそこが良いとおもってるけど)」「人たらし」「昔この人の下で働いてた気がする」と言われてる
上杉憲顕
高国の従兄。一人っ子だった高国にとって兄のような存在。
公衆電話を見つけて咄嗟に彼へ電話をかけてみると繋がった。(高国はスマホを見なくても上杉の番号を覚えている←ココ大事)
公衆電話を通じて高国の脱出を手助けしてくれる(=プレイヤーが詰まった際のお助けキャラ)
彼を頼りすぎると“影”に見つかり捕まってしまうのでご注意
しかし電話をかけると小休止として高国との掛け合いが見られるため、会話回収目的で電話をかけるプレイヤーが多い。その際の掛け合いから、ファンの中には「彼氏面」と呼ぶ人もいる。
楠木
高国の行く先々にいる謎の男。ヘコヘコしてるかと思えば、突然メタ発言をぶっ込んでくる。
「なに。そなたの“逃げ”を見届けたくなっただけだ」
「ここまで何があったか、聞かせてほしいでござる」
いわゆるセーブ役。ガチで最後まで素性が分からない。あの楠木なのか、生者なのか死者なのかもわからない。
“影”に追いかけられてる時に彼のいる場所へ行くと、いない。さすが逃げ上手。
護良
村の探索中に出会った男。「護良」としか名乗らず、素性を隠している。目的が一致しているため、行動を共にする。
たまに操作キャラに切り替わることがあり、高国では行けない場所まで行ったり、重いものを動かせるほど運動神経抜群。村に湧く怪異も追い払えるので主人公より操作性が良くて「全然怖くない」「別ゲー始まってる」と言われてる。
最初は高国に対して皮肉屋なところを見せていたが、だんだん絆が生まれてくる。仲良くなると、宮内庁の職員であり寺の息子だと少しずつ判明する。また義弟が可愛いという話もしてくれる。
とにかく高国が選択ミスすると死ぬ。死亡シーンをまとめ動画にされて動画サイトにうpされてる。女性ファン多い。そのおかげかDLCで主人公になった。
“影”は護良に興味がないので、“影”からの被害はない。“影”の関係ないところで死んでる。
護良との行動中に“影”に追いつかれると、拳で追い払ってくれる。ただし護良に追い払わせ続けるとバッドエンドに入る。
楠木とは初対面らしいが、妙にヘコヘコされている。
“影”
高国を追いかけてくる存在。「ただよし」と鳴く。最初は大きな影かと思ったら、着物を着た背の高い男だと判明する。村で信奉されてた神様と特徴が似てる。
高国は調べていくうちに「傷つき弱っていた武将がやってきて、村人総出で彼を助けて以来、村は栄えた」
「喜んだ村人達は武将を神様の化けた姿だと思い、奉った」という経緯が判明する。
一周目では正体は分からず“影”から逃げて村を脱出し、仲間を助けて終わる。
二週目にてアイテム「守り袋」を入手することで正体が判明する。
正体は足利尊氏……ではなく足利直冬。
直義の死に目に会えず、未練を残した直冬が我を忘れながらも自分と縁のある場所を彷徨ってたところ、高国を見つけてしまい、色んな感情が混ぜこぜのまま追いかけ回していた。
二週目に「かつて直義が直冬に渡した守り袋」を高国が見つけて、前世の記憶を思い出す
そして彼が「足利直冬」だと気づき、直冬の名前を呼んだことで直冬も正気に戻り、少し未練を晴らしたのと「足利直義の記憶は、今世の貴方に必要ない」と考え、高国の中にある直義の記憶を持って成仏することを選ぶ。
「だって、この平和な世でまた貴方の息子になりたいのですから!」
前世の記憶は失ったが、この先の未来に不思議と希望を持って高国は村を後にする。
これにてハッピーエンド……?
ピンポーン
「こんばんは」
「昨日。隣に越してきた足利高氏と申します」
「以後お見知りおきを」
足利高氏
三条高国の隣に越してきた男。
ゲーム機本体のお知らせ欄にはこう書いてある
「やっと見つけたぞ直義♡」