「アクタル」
　ラーマが工場を訪ねると、アクタルは休憩中であるらしく、工場の片隅に座り込んでいた。埃を払い、その隣にラーマは座った。
　おいこら、じっとしてろ、とアクタルが小声で抱えた布に話しかける。布の中で何かがもぞもぞと動いている。
「どうしたんだ？」
　いつもと違う、どこか困惑した様子のアクタルに声をかける。
「兄貴」
　アクタルの円な目が、助けを求めるようにラーマに向けられた。布の中から、ふわふわとした小さな生き物が顔を覗かせる。茶虎の子猫だ。
「拾ってしまったんだ」
　カラスに突かれていた子猫を、アクタルは見捨てられなかったらしい。前脚には布が巻かれており、彼が傷の手当てをしたことが窺えた。
「母猫を探さないと」

Twitterで呟いた私が読みたいED後に2人が村を行き来する話しラニキに起こされるまでスヨぴよしてたので、あまりにも警戒心が無いのでは？ってラニキに言われるけど、ビムはラニキが森に入った時から気が付いてた、けどアニキだから別に良いかって警戒を解いてたって。そもそも危険だから皆はこんな奥まで来ないって言われてちょっとラニキびっくりしちゃう。
アニキは大丈夫、アニキは俺の大切な人だから森も手を出さねえよってニカッて笑われたらラニキ眩しって瞳を細めて微笑んでしまうね。奇遇ですね、私も微笑む。
ビムの村に行ったら今日はずっと朝から森にいるって言われて森に行ってみたら、たぶん風が案内してくれたんだろうね。だから安全に森の深くまで来れたんだと。それはビムの大切な人だと森が知っているから。ビムのお陰でラニキも女神の加護を受けてるのでは無いかと思うんだ。風がラニキをビムに導く