若い頃没交渉ぎゆむら未満
一応血表現注意ワンクッション
◆
仲間が何人しんだかもわからない。ただ、鬼が朽ちゆく灰が視界を煙らせるほどの死闘のあと。
「とみおか」
舌さえうまくまわらぬまま、村田は同期の彼を抱き締めていた。
冨岡が一人で鬼を倒したようなものだ。そのくらい強かったのに、彼のことが心配でならない。
その心臓が止まっていないか耳で確かめてからようやく、村田は意識を手放した。
Tap to full screen (size:400x555).Repost is prohibited
Follow creator you care about!☆quiet follow