いつかの本音出す大会「じゃ、郁哉が先」

「えーと…仕事の予定決めたら教えてほしい」

「次からすぐ言う」

「うん…家事当番の時忙しいからできなくては大丈夫だけど、先に言ってほしい」

「わかった」

「あと……一緒にご飯食べてくれなくて寂しかった」

「え、ふ、郁哉…」

「…なによ」

「かわいい…」

「…………律の番だ！」

「ふふふふふ」

「……」

「えーとね、描いてる時集中したくて、ご飯作ってくれるのは大感謝だけど、先に聞いてほしいな」

「今作る大丈夫とかね？わかった」

「で、片付けてくれるのはありがたいけど、作業デスクだけは触らないでほしい」

「あ、はい…ごめんなさい…」

「あと、ジャケット似合いすぎて毎朝見たら心臓が持たない」

「え」

「ご飯はすごく美味しくて太っちゃったから困る」

ねぇ、好きだよ。「うわぁー郁哉くん見てーめっちゃ綺麗ー」


先週、取引先の担当者さんと行ったイタリアンレストランはおしゃれで雰囲気も良くて、何より料理もすごく美味いし、絶対に律と一緒に食べたくて、家に帰ったらすぐ誘ってみたら、あんまり時間経ってなく律から楽しみって返事もらった。

食事中、律はずっと楽しそうで美味しいって言ってくれて、誘ってみて本当によかったと、その無邪気で可愛い笑顔を見ながらずっと思ってた。

食べ終えて店から出て駅まで向かい、もっと一緒にいたくて、食べすぎたーちょっと遠回りしようっていう風に言ってみたら、律もいいねって即言ってくれた。

レストランの近くにある公園に来たら、すぐなにを見つけた律は小走りしてその方向に向けた、どうやらシャボン玉イベントがやってるらしい。

挨拶の妄想｜2023.06｜06.01
☀
「6月の1日目って雨か…」「まぁ…こんな季節だね」「そうだね、ねぇ郁哉、通勤とかぜったい気をつけてね」「うん、律も、こんな日ならもう外に行かないでね、なにか買いたいものあったら教えてね」「うん、わかった」
🌙
ドアを開けたら、ソファで寝ている律はすぐ視線に入った、iPadを抱いてるまま、疲れて寝たんだろう。
iPadを机の上に置いて、ブランケットを律に覆って、柔らかい頬に軽くちゅっしたら、郁哉は静かに夜ご飯を作り始めた。

｜06.02
☀
「あとは郁哉と一緒に出かける」「ん？どうした？」「ちょっとコンビニに行きたくてさ、あと、郁哉を駅まで送りたいな…だめ？」「……だめじゃない」「やったーじゃ早く食べて準備しないと」「…そうだね」…可愛すぎ