ー酒場で再会、一緒に住むまでの話ー🌱どう見ても君の体質的に酒に強くなさそうだが、いくらなんでも飲み過ぎではないか
🏛️いいんだ、僕はもうこれでしか今を生きている実感や安らぎが感じられない。君にはわからないだろうが重くのしかかる現実に潰れない為に必要なのさ。
🌱酒による安らぎなど一時凌ぎだ。それは現実逃避に過ぎない。その様子じゃ酒場に入り浸っているようだが家には帰らないのか?
🏛️家……か。僕は空っぽになったあの空間を家だとは思えなくなってしまった。だから売って金の足しにしたよ。……家なんてない。
🌱そうか……。つまり行く当てはないんだな。
ところで君が放棄したあの学術資産である研究所は、現在俺の家になっている。本来なら君にも権利があるはずだが
1548