サン星 推しカプすごろくlog【目次】
1: ○○しないと出られない部屋迷路
2: 現パロで一緒に住んでいるすごろく
【○○しないと出られない部屋迷路 編】
・手を繋がないと出られない部屋
「……何これ?」
「ふむ……まあ、文字通りの意味でしょうねえ。星さん、手を」
星が特に思うところもなく手のひらを差し出せばサンポの手がそれを握る。お互いに形状こそ異なれど手袋に包まれている手のひらが重なり合って、しかし扉が開くような音はしない。
「もしや素手でなければいけないんでしょうか?」
ううん、と考え込む素振りを見せていたサンポがぽつりと呟いた言葉。悩んでいたって仕方がないからと星は自分の包んでいる手袋をさっさと外してしまう。そんな星を暫し見つめていたサンポがにこりと微笑んだ。
「折角ですし、どうぞ貴女が外してください。サービスです」
「サービスって何、サービスって」
「僕、商人ですし。手袋を外せなんて要求、本当はタダで受けるべきではありませんが……今回はそうも言っていられないので」
「なんかその言い方、私がサンポの手袋を外したがってるみたいで嫌かも」
「嫌とは何ですか!」
ずいっと目の前に差し出された手のひらから渋々手袋をはぎ取る。露わになった指は特筆するような特徴を持っているわけではなかったが、爪の形が整えてあることだとか、ささくれ一つないことだとか、なんというかサンポらしい指だった。
外したよと言いながら手袋を返せばサンポの手がするりと星の指に絡まってくる。熱いわけでもなく、冷たいわけでもなく、手袋に包まれていたからか少しだけ温いくらいの手のひらがわざとらしい手付きで星と指を絡めあって、それからぎゅうっと手を握りしめてきた。
「手袋も何もない素の手のひらでなければいけない、という仮説は正しかったようですね」
サンポの納得したような呟きでハッと我に返る。そこで初めて自分がぼんやりと繋いだ手を見つめていたことに気付いて、何となく居心地の悪さをおぼえた星は振り払うようにサンポの手から抜け出した。
「……ふっ、」
「ちょっと」
「いえ、だって貴女、っあはは!」
「そんなに笑わなくていいでしょ!?」
◇
・お互いの頬にキスしないと出られない部屋
サンポは全然すぐにできるし、何なら口の端と頬の境目のギリギリにしてそう。
星ちゃんも必要なことだから特に躊躇わずにできる(すぐにさせてもらえるとは言っていない)。
「あ、ちょっと、このっ」
「頑張ってくださいお姉さん、」
「背が高いからって!」
どうにか頬に口付けて部屋を出ようとしているというのに、ここにきてサンポの悪ふざけに付き合わされている。身長差があるとはいえ、サンポが何もしなければ背伸びで届くはずなのに。星がぴょんぴょんと足掻いているのを楽しそうに見物しているサンポは、うまく背伸びをしていて、地味に星が頬に届かないように妨害してきているのである。
「自分はさっさと終わらせたからって偉そうに……!」
※部屋を出た後にすかさず脇腹に一発拳を入れた
◇
・お互いの好きなところを10個言わないと出られない部屋
「10個。ふむ……煌々と輝く黄金の瞳、それと映える灰色の髪、真白の肌。それらを総括して整った容姿、そして美しい容姿を持っているにも関わらずゴミ箱を漁り出す奇想天外な行動、完全には予想できない思考、身体能力の高さ、わかりやすい言動、裏表のない性格、最後に……僕をどこまでも愉しませてくれる貴女という存在そのもの……でしょうか?」
言おうと思えばまだ言えますよ、と余裕綽々といったサンポが肩を竦めてみせる。
「なんか前半、商品解説みたいなんだけど……あとゴミ箱のくだりはちょっとだけ嫌味入ってない?」
「まさか。僕は貴女の突拍子もない行動を気に入っているんですよ。それはそうと貴女の番ですが」
「え、どうしよう本当に思いつかないんだけど」
唸った末
「頭が……良いところ?」
「用意周到なところ」
「お金の数え方が今まで見た誰よりも速いからちょっとだけ良いなって思う」
「私がやったら一発で自分の腕をバラバラにしちゃいそうな飛び道具で戦ってるところ」
「お金の話になると頭の回転も舌の回り方も早くなるところ?」
「ここまで聞いてあまり褒められている気がしないのはどうして何でしょうねえ……」
はあ、と苦笑しながら続きを促すサンポだが星は本当に絞り出すことに苦労しているようで、終ぞ悩んだ末にぽつりと六つ目を口にした。
「……目。あんた、目にはちょっとだけ本音が出る」
「あと髪色と服の色? 待ち合わせしてる時は一瞬で見つかるから。普段は怖いくらいにすれ違わないけど」
「それと、えっと、顔は……黙ってたら格好いい、かな」
「おや、僕の顔がお好きで?」
「それ言ったらサンポだって私の顔好きなんだね」
「ええ。僕は貴女の顔が整っていて綺麗だと思いますが」
「この話やめない? あんたが喜ぶような言葉まで誘導されそうで嫌」
「まあ……あんたがいると、なんだかんだ飽きないところ。これで10個ね」
◇
・一緒のベッドで一時間寝ないと出られない部屋
星ちゃんが全然即寝するので何事もなく終了
◇
・カラオケで100点取らないと出られない部屋
サンポが100点取るので即終了
とろうと思えば一発で100点とれそう(個人の意見)
◇
・ホラーゲームをクリアしないと出られない部屋
「ひっ」
驚かし要素で思わず声が出る。それを隣に座っている男に気付かれない訳もなく。
「……あれぇ?」
ニュートリノ爆弾の件もそうだが、薄々気付かれてはいたと思う。それが目の前で星の怯える姿を目にしたところで確信に変わったらしいサンポは、かつてないほど良い笑顔をしていた。思わず後ずさろうとする星の肩にぽん、と手を置いたサンポが暗に逃げるなと圧をかけてきている。
「まさかとは思いますけど……貴女、こういうの苦手だったりします?」
「べ、別にっ」
もう完全にバレてしまっているというのに、サンポに弱みを握られてたまるかというなけなしの抵抗が勝手に口からこぼれ落ちた。この場面でそれは逆に悪手になるだろうに。
「じゃあ何も問題ありませんよね。一緒に最後までクリアしましょう、お姉さん?」
からのゲーム画面から目を逸らしたり身体を背けたりして逃げようとする星ちゃんを最終的に抱え込んで怖がる様を満喫するサンポ(最悪)
◇
・美味しいご飯を食べきらないと出られない部屋
二人で駄弁りながらそこそこの時間で出られる
◇
・感動映画を観終わらないと出られない部屋
そもそもサンポは人為的に作られた感動映画(伝われ)はあんまり楽しまないというか、冷めた目で見てそうなイメージがある。けれど星ちゃんは全然映画を映画として楽しめるし泣けるやつなら瞳がうるうるするくらいには感受性あるから、サンポは映画より涙ぐんでる星ちゃんを興味深そうに見てそう。
映画を感動的な意味で楽しまないとはいってもストーリーをちゃんと見ていないわけではないので、もしも映画の感想を星ちゃんが言うならしっかり受け答えができる。
◇
・お互いを本気で殴りあわないと出られない部屋
「本気……ええと、星さん。一旦試しに僕を弱めに殴ってみてください。本気の定義を確認しないことには始まりませんから」
「分かった。顔?」
「貴女、冗談を真顔で言うのやめません?」
えい、と適度に力を抜いてサンポの胴を殴ってみる。しかし壁についた二つのカウンターは一つも増えやしない。目配せし合った後、星は全力でサンポの胴を殴った。
「あ、増えた」
「増えましたねえ……いてて」
これで壁についたカウンターの一つが動いたということは、手抜きなしの本気でなければいけないということ。星が条件を満たした今、あとはサンポが星を本気で殴り飛ばして終了……だが。
「いつでもいいよ」
「僕も躊躇っているわけではないのですが、どこを殴ればいいのやら」
「無難にお腹じゃない?」
「ぶな……何も無難じゃないんですよねえ……」
→サンポも星ちゃんも必要なら全然お互いを全力で殴る事はできる。けれどサンポはあくまでも「部屋を出る」という前提があるので、その目的のためにリスクが最小限になる場所を殴ると思う。そして、星ちゃんはどこでもいいとか思ってるけど、サンポが全力で胴体を殴るとたぶん流石の星ちゃんもしばらくうずくまって、最悪吐いちゃうんじゃないかっていう可能性がある。なのでサンポはリスク管理をした末に星ちゃんの自己治癒力を顧みて、星ちゃんの利き手じゃない腕を思いっきり殴る、になると思う。
◇
・小学5年生用算数ドリルを完成させないと出られない部屋
流石に二人でやればすぐ終わる。星ちゃん小学校の算数はできるよ
◇
・二人でワルツを踊らないと出られない部屋
最高すぎる はやく はやく踊れ 私は推しカプにはワルツを踊らせないといけない同盟に属しているので最高の部屋 最高です
◇
・どちらかの歯を二本折らないと出られない部屋
最悪すぎて笑ってしまった
でも自己解釈のサン星だと、サンポと星ちゃんが超絶長時間の論争を繰り広げた末、面倒になった星ちゃんがどうせ折れても自己治癒力ですぐ生えてくるから力技で自分の歯を折ってサンポが深々と溜息を吐く、までは見えた これ日によって解釈が変わるな
◇
・一緒にお風呂に入らないと出られない部屋
逆に(?) 健全であってほしい
もこもこの泡風呂で狭いから必然的にくっついて入ってるけどサンポは星ちゃんの髪の毛で遊んでるし星ちゃんはアヒルで遊んでる くらいの 逆に健全なやつがいい
不健全なお題ってこの後に待ってるし……
◇
・どちらかが泣かないと出られない部屋
「サンポ、はやく」
「ええ……? 貴女、僕がやろうと思えばいつでもやれると思ってません? まあできますけど」
「やっぱ出来るんじゃん」
やれやれ、と溜息を吐きながらサンポがお得意の感情表現で噓泣きを始めたが、扉が開くような気配は全くない。面倒だなと思いながらサンポを見上げる頃には既に普段通りの胡散くさい笑みに戻っていた。本気で泣かなければいけないとなると、おそらくサンポに泣いてもらうのは厳しいだろう。できるかどうかというより、絶対にサンポは星にそういう姿を見せないという確信があった。というかそもそもサンポは泣けるんだろうか。
「ちょっと貴女、失礼なことを考えていませんか?」
「気のせいだと思う。ねえサンポ、多分泣けさえすればいいと思うからあんたのお得意の話術で私が笑って泣くまで頑張ってくれない?」
「善処しますよ」
◇
・早口言葉を成功させないと出られない部屋
サンポが一発で成功するんだけど、星ちゃんがめちゃめちゃ挑戦してむむむ……って頑張ってる時に一発で成功するからめっちゃ睨まれる
◇
・セッ……しないと出られない部屋
する。以上。あの二人は必要とあれば全然即決でやる。「マジ?」みたいな空気感はあるけど本当に部屋を出たいならしないといけないって判明した瞬間にお互い「まあ必要な事だから」って決断できる。意思決定が早い。
◇
・媚薬を飲んで二時間しないと出られない部屋(瓶は一瓶のみ)
最高のお題きちゃったな……
以下の三通り提示して、手引ちゃんが選んでくれたのは③でした
①サンポが飲む
これは私の完全なる偏見ですがサンポって謎に薬耐性持ってて欲しいなっていう……なのでサンポがさっさと飲んでしまうだけの……
②星ちゃんが飲む
好奇心旺盛で突拍子もなくて奇想天外な行動しかしない女ですよ 媚薬? なにそれ? ってサンポに「これ毒?」「飲んでも死にはしませんけど」って言われた瞬間に躊躇いなく一気飲みしてそう むしろサンポは「一気飲みする馬鹿がどこにいるんです!?」って怒って良いよ
③半分ずつ飲む
サンポが看板と瓶と「びやく?」ってなってる星ちゃんを交互に見てはああああ……っていうクソデカ溜息を吐いた末に「星さん、部屋を出るために必要なことだったら何でもできます?」「え? うん」っていう曖昧な合意をとった後に瓶を手にする
それは覚悟を決めたというよりも、なるようになれと匙を投げるような仕草だった。はあ、と再度浅めの溜息を吐いたサンポはピンク色の液体が入った小瓶をちゃぷちゃぷと揺らして、それから蓋を開くと口をつける。瓶の中身が空になったがサンポの喉が嚥下するように動く素振りは無い。空になった瓶をあまり彼らしくは無い雑さで放り投げたあと、大股で星のもとまで近付いて来たサンポの手のひらが両頬を掴んだかと思えば。
「っむ!?」
こじ開けるようにして唇が合わさった。上を向かせて、口に含んでいた液体を星に流し込むようにして、だいたい半分くらいの量が移ったところで悪戯に口蓋を舌がくすぐる。肩が思わず跳ねれば反射で喉が口の中にあるものを飲み込んだ。
「ぅ、え?」
どくどくと心臓がうるさい。熱を帯びた身体は力が抜けたようにその場へと座り込んでしまって、同じものを飲んだのならサンポも同じ状態になっているのかと視線を向ければ星よりはいくらか余裕さが残る様子で此方を見下ろしていた。しかしその頬は少しばかり上気していて、細くなった瞳孔で向けられる視線の鋭さに頬が攣る。
「……ね、お姉さん。悪いようにはしませんから、全部僕に任せてください」
◇
【現パロで一緒に住んでいるすごろく 編】
※ほとんど通話中のメモそのままで、強いて言えばサンポと星ちゃんの会話文があります
・どっちが先に起きる?
用事があって早起き、とかの条件付きじゃなければ基本的に先に起きるのはサンポ。
◇
・おはようのキス、する?
え~~~~サンポの気分次第です。星ちゃんからすることはないです。
◇
・二人とも目覚めたらすぐにベッドから出る? それとも……?
①普段
「おはよ……」
「ええ」
「うん……おはよう……」
寝起きぽやぽや状態の星ちゃんが布団に戻ったり寝台に引き返そうとするのを宥めながらどうにか洗面台まで引っ張っていくのはありよりのあり。すぐにベッドから出るかどうかって言われると微妙だけど普段は何も変な事はないはず(多分きっとmaybe)
②休日
気分 こればかりは気分だし でも惰眠を一生貪る日はたまにありそう
③サンポが休みで星ちゃん休みじゃない日
「……あのさ」
「はい」
「なに、この手」
星ちゃんの寝間着の隙間から脇腹に触れてるてのひら
「なにって、それ以外あるんです?」
「や~~~めんどい わたし あんたとちがって しごと」
「面倒な絡み方をしている僕に非がありますが、脳死で会話をしないでくださいよ」
「僕に非がある~って分かってるんだったらこの手、どけて」
「ええ?」
「ちょっ、こら! いかがわしい触り方しないで!」
ウザ絡みしてるサンポ絶対いる 星ちゃんが怒るラインの見極めが上手いから冗談の範囲であっさり引き下がる しかも家を出る時間に影響を及ぼさない範囲でしかやらない
◇
・家出るまでバタバタしてる? それともまったり?
サンポはきっちり余裕を持って丁度いい塩梅で支度を終わらせる。星ちゃんはギリギリで焦り始めるタイプ。けど朝、サンポに起こしてもらえたなら、サンポよりも支度は早く終わる(外見にそこまでこだわりがないから)。でも支度が早く終わったから余裕が生まれた分だらだらまったりリビングで過ごしてしまって、結局遅刻ギリギリになってたら可愛いなと思いました(感想文?)
◇
・柔軟剤、二人のこだわりとかある?
柔軟剤を使うかどうかはどうなんだろう? と思っている(サンポの解像度が浅くて申し訳ない)んですが、少なくともサンポは洗剤とか石鹸とかのこだわりはあると思っている。でも星ちゃんは嫌いな匂いじゃない限り、使えるものなら何でも大丈夫! みたいなノリで生きてると思うから、サンポがこだわって星ちゃんはあるものをそのまま使う……のかな
だから○○(ブランド)の○○(商品名)とかじゃなくてぼんやりと青のパッケージで……みたいな事しか星ちゃんは覚えていない。もしも詰め替えを買ってきてもらえないかってサンポから連絡が来たら「あ~……どれだっけ……」ってなる
[ねえサンポ、これ?]
[青色のボトルの写真を送付]
「いいえ」
「じゃあこれだっけ?」
[青色のボトルの写真を送付]
[違います]
[こっち?]
[青色のボトルの写真を送付]
[サンポからの不在着信]
[サンポからの不在着信]
[サンポからの不在着信]
[サンポからの不在着信]
[サンポからの不在着信]
「うわぁ……」
「もしもし? 貴女どうして毎度おぼろげな記憶で詰め替えを探そうとするんです?」
「なんか負けた気分で……」
「勝ち負け以前に貴女、普段こういうものに興味がなさ過ぎるんですよ。というか売り場で僕にこうしてビデオ通話をかけてくれたら一発でそれだとわかるでしょうに。貴女が今持っているボトルの三つ右にあるボトルです」
っていうくだりを毎度やっていてほしい。名前言っても似たようなのばかりで星ちゃんが結局すぐには分からないからサンポは間違ったの買わないように名前言わずにさっさと電話かけてる
◇
・あなたがお化粧中、相手は何してる?
身だしなみ整え時間は星ちゃんよりサンポの方が長い。サンポが洗面台周りで髪の毛のセットとかをしている間に星ちゃんは横で歯磨きとか全部終わってる。
◇
・二人のスリッパはどんなの? そもそも使う?
おそらく夏は涼しいやつ、冬はもこもこの履き心地が最高にふわふわしたやつをサンポが準備してくれている。でも星ちゃんが真面目にスリッパを履くかどうかと言われると……
「あ~!? ちょっと貴女、お風呂から出たばかりなのにどうしてスリッパを履いていないんですか!?」
「あ……いや、その……リビングかどっかに忘れたから今探してるとこ」
っていうのが無限に繰り返される。目を逸らす星ちゃんと呆れた顔のサンポ。
何度かこれがあった後にサンポは勿論脱衣所にも予備のスリッパを常備しておいてくれてるんだけど、星ちゃんはルールは破るもの思考の女なので(?)、おそらく履かない。どっかに忘れてきたスリッパを探しに行った方が早いってなっちゃう。
それも何度か繰り返したらいい加減にサンポに「あ~!?」って声上げられるのも飽きてくると思うので、色々と天秤にかけた末に星ちゃんが脱衣所からサンポを「サンポごめんスリッパどっかに忘れた!」って大声で呼ぶ。
サンポは見渡したリビングとか、そういうすぐ見つかるところにスリッパが放置されていたら持って来てくれるけど、どこに置いて来たんですか貴女……って時は脱衣所まで来て星ちゃんのことを抱えてリビングのソファーまで連れてってくれる。
ただし俵担ぎ。横抱きとかじゃない。俵。
◇
・彼に寝癖が! 直してあげる?
サンポは星ちゃんの寝癖を直してくれる。むしろ星ちゃんが直さずに平気な顔で出かけようとするのを必死に引き留めて直してくれる。
星ちゃんはサンポの寝癖を直さない。何故ならサンポは髪セットとかするから自分で気付けちゃう。休日はもしかしたら出かけないならいいやってなるかもしれないけど、普段はサンポが寝癖をつけていることはない。
◇
・行ってきますのキス、する?
①普段
星ちゃんからは普段は絶対しない。
サンポも行ってきますのキスはするイメージない……けど絶対しないとは言い切れない
②喧嘩中
この二人、軽口叩き合うとか片方がご機嫌斜めとかはよくあるかもしれないけど、ちゃんとした“喧嘩”は滅多にしない。その分ちゃんと喧嘩をした時は割と面倒なことになるし長引くんじゃないかなと思っている。喧嘩のきっかけが何であれ。
そして更に喧嘩の原因においてサンポが悪い場合、当然ながらそういう期間中は年齢指定がつきそうなことなど起こらないわけで……ってなると
おこな時は星ちゃんが家出る直前に
「いつになったら謝ってくれるわけ?」
「僕が悪いと証明された時ですかね」
サンポが投げやりな返事をして、それで星ちゃんがムッとしてサンポの襟を掴んでぐっと引き寄せてガチッ! ってキスっていうよりも歯と歯の衝突事故みたいな音させて、「今日はなのと丹恒とご飯行くから(意訳:あんたが謝ってくれるまで絶対引かないから)」みたいなこう……あてつけというか……あったら可愛いな~と思います
◇
・仕事の休憩時間、LINEする?
星ちゃんはレアだけど全くしない訳じゃなさそう。珍しく星ちゃんから連絡が来たからどうしたんだろうとか思ったら内容が茶柱が立ってたとか、そういう……なんか……ちょっと和むやつ……笑
サンポは連絡するけど、二人の休憩時間が完全に重なってるわけじゃないと思うから、何故かサンポは星ちゃんの休憩時間に合わせて連絡してきそう。なんで把握してる?
◇
・ちょっとお高めの買い物がしたい! 相手に相談する?
お互いに基本的に相談はしない。
星ちゃんがそもそもちょっとお高めの買い物自体あんまりしなさそうだなって……お金がない訳では無いけど、しなさそうなイメージがある。
でもそもそもサンポの「ちょっとお高め」と星ちゃんの「ちょっとお高め」は価値基準から食い違ってそうなのでそれに左右されるのかもしれない。サンポは理由があれば相談するかもしれない。
◇
・相手のスマホ、気になる? 見ちゃう? 見せてくれる?
①サンポから見た星ちゃんのスマホ
全く気にならないわけではないが、すごく見たいという訳でもなさそう。気にするというか……興味関心? というか。現パロ星ちゃんは交友関係が謎のルーツから広がってるタイプだと思うからそういう意味でサンポは普通に面白そうだなって感じてそう。
許可なく見る事はもちろん無いがパスワードは知ってる。(星ちゃんは教えてない)
頼んだら見せてはもらえるはず。そもそも頼まないけど。
②星ちゃんから見たサンポのスマホ
本当に興味一ミリもなさそう。サンポに対してというより、人のスマホにそこまで興味なさそう。誰かがゲームしてるとこに遭遇して何のゲーム? って聞くくらいの興味はあると思うけどスマホの情報には興味ないだろうなと思う。なので見ない。
現パロで一緒に住んでるサンポは見せようと思えば星ちゃんにある程度見せてくれそう。流石に仕事の機密は見せないだろうけど。
◇
・スーパーへお買い物へ かごorカートはどっちが持つ?
基本的にサンポが持つ。でも星ちゃんが何かすごく買いたいものがあってきている時は星ちゃんがうきうきで持ってそう。そして、そういう時にサンポは別に自分が持ちますよって言ったりしない。空気が読める男なので。
◇
・掃除をまめにするのはどっち?
サンポ(即答)
◇
・二人のお気に入りの家具は?
強いて言えば寝台とかソファーとかのくつろげるもの。家具はそもそもサンポがこだわってそうだから全部上等なものだと思う。値段が、というより機能性とかこう……こだわってそう。
◇
・「たまには遠出してみようか」 どこへ行く?
行こうと思えば何処へでも。
ただ、サンポはたまに星ちゃんに「明日明後日は暇ですしちょっと遠出しましょうよ」って言って当日になって空港から国外旅行に行く事が判明した、くらいの全然ちょっとじゃない遠出をこう……してるかもしれない。星ちゃんのパスポートとか荷物は代わりに準備してある。
◇
・相手が何でもない日にケーキor花束買ってきた! なんで?
サンポは何でもない日に平気でそういう分類のものを買って来る。そういうところがある。稀に星ちゃんをご機嫌ななめにしちゃった時にお詫びとして買ってくる事もあるかもしれないけど、それ以前に普通に買ってきそう。
◇
・晩酌したりする? 何を話す?
星ちゃんはお酒弱そう(ゲーム内クエスト見てると多分弱い)でサンポは強そうなんだけど、サンポがちょっとだけ「聞いてくださいよお~」って最近の客の話をし始めたら難しい話と愚痴が始まることを察した星ちゃんが面倒なことになる前にお酒をぐいっと飲むことにより……サンポの愚痴を力技でキャンセルしてるのかなって……思いましたね……
◇
・ゴ……リが出たぞ!!!!! どうする?
たぶん星ちゃんもサンポも平気だと思う……けど、星ちゃんが新聞紙とかを丸めてパァンッてしようとするからそれを見てサンポが悲鳴を上げる。「ワーーーーーーッ!? 早まらないでくださいお姉さん!!! 後片付けの手間を!!! 考えてください!!!!!」「後で掃除をするのは僕でしょう!?」っていう感じの。
◇
・お風呂に入る順番は?
なんとなく星ちゃんが先な気がする。
本当に変な意味はないんですけど、たまに二人で入ってて欲しい。いかがわしいことがあっても別にいいんだけど、泡風呂で二人で入って星ちゃんがあひるで遊んでて、サンポは星ちゃんの髪の毛で遊んでるくらいの、さ……これ○○しないと出られない部屋の時にも言ったな……
◇
・シャンプー類は二人で兼用? それぞれのがある?
それぞれのがある。選んでるのはサンポ。
星ちゃんが自分の髪の毛にこだわらないから、サンポの凝り性なところというか、こだわるところにはこだわりそうな所がそこに発揮されていたらいいなと。これ、これ、これって順番に使えるように並べてあって、星ちゃんは置かれていたら使うタイプだと思う。
「何か嬉しそうだね、サンポ」
鼻歌混じりに星の髪を指先で弄んでいるサンポが動きを止めた。ゆるく三つ編みにして結ばずに毛先を持っていたそれを離せば、滑らかでつやのある髪はするりと解ける。手櫛で軽く梳けば完全に元通りだ。
貴女、綺麗な髪をしているんですから折角ならもっと拘りましょうよ。
そんな発言が右から左に聞き流されていく中で、サンポは最初から自分が全て用意しておけばいいのではないかという気付きを得たのである。そうして今、星の髪は少しずつサンポが理想とする仕上がりに近付いてきているのだ。
「それはまあ、僕は存分に今を楽しんでいますから」
「私の髪ってそんなに楽しい……? 変なの」
「ふふ、変で結構ですよ」
◇
・一緒に寝るとき、どんな体勢になりがち?
星ちゃんが反対を向いて寝ている時はサンポが抱き枕みたいに後ろから腕回してそう。向かい合わせで寝ている時も普通にくっついていてほしいけれど、そこらへんは季節とかも関係してくるかな~……と思う。
◇
・ゴール! 相手に言う「おやすみなさい」を披露しておしまいです!
「ふぁ……おやすみ」
「はい、おやすみなさい」
特に特別なこともなく、星ちゃんが眠たそうに欠伸をしながらおやすみって言ったら本やら資料やら端末やらに目を通していたサンポがそれに返答するようにおやすみって言いながらサイドボタンで明かりを落としてくれそうなイメージがある