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    或都。

    @Alto_kokoma

    これでポイピクでびう

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    或都。

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    肝心の2人がそこまで出てこねぇ。

    悠と大路の入れ替わり(?)笑う子と笑わない子


    -悠の屋敷-

    ある昼下がりのこと

    白澤「ねぇ、百呀くん?」

    百呀「ぁ?」

    白澤「キミの力、中々面白いからちょっと僕と手を組まないかい?」

    白澤は普段、悠と大路の屋敷にある倉の中に実験場を作りそこに住んでしまった妖怪…だったな。
    なるほど、彼奴が熱弁してくれた奴か

    百呀「お前と組むことによって何か俺に益はあるか?」

    白澤「益、かどうかは分からないけど…面白いものは見られるとは思うよ?」

    百呀「………」

    白澤「そんな怪訝そうな顔しないでよ」

    百呀「一応、聞いてやる…何をする気だ?」

    白澤「え?そんなの、噂に聞いた事をやるに決まってるだろう?」(悪い顔)

    -堺ノ國-

    異変が起こったのは、2人
    1人目は一番最初の救い主

    鬼童丸「黒雲坊、これはどうだ?」

    黒雲坊「いや…オレに聞かれても困るんですが」

    鬼童丸「え?いや、だって隠神刑部様に鬼ノ國の土産と天狗ノ國の土産持っていったら…」

    黒雲坊「あの方にさーびすで大切な人に贈り物を買うといい、とは言われましたが…オレには別に…」

    鬼童丸「悠は何がいい?……悠?」

    悠?「………ぇ、あ」

    何故か目線が低い
    目の前には…鬼童丸と黒雲坊?え……?俺はたしか邪魅と魔魅の屋敷に……は?

    黒雲坊「悠?どうしたんです?」

    悠(大路)「……あ、いや…なんでも、ない」

    鬼童丸「…大丈夫か?顔色悪いぞ?」

    黒雲坊「彼処の甘味処で休みますか」

    2人に連れられて甘味処の座敷に座った
    ……可笑しい。絶対に何かが
    どうする、バレないように…悠さんのフリをするしかないか?

    鬼童丸「さっきからどうしたんだ?そんな、黙ってる事なんて普段無いだろ?」

    黒雲坊「刑部様に何かされたりしたんじゃねーですか?」

    鬼童丸「は?!ま、まさか…妖主がそんな事はしないだろ!」

    黒雲坊「……まぁ、そうですかね」

    悠(大路)「だ、大丈夫だ…よ。気にしないで」

    鬼童丸「……本当か?」

    悠(大路)「う、うん!そ、それで贈り物って何でおれに聞くの?」

    黒雲坊「………」

    鬼童丸「…………」

    悠(大路)「え?何で黙るの??」

    笑顔、ちゃんと作れているか?
    ……待てよ?この感じ、何処か……確か白澤が…?
    じゃあ、俺と入れ替わっているのは……

    -山嶽ノ國-

    2人目はもう1人の方の救い主

    邪魅「……あら?」

    魔魅「姉さま?どうしたの?」

    邪魅「……何か変わった気がするわ」

    魔魅「?」

    大路?「…………。」

    魔魅「ねぇ、大路兄さま」

    大路?「…え、な、何スか」

    魔魅「?…大路兄さま?」

    あ、れ……。
    何でおれ…邪魅と魔魅の所に?
    鬼童丸と黒雲坊は?
    ……あれ!?

    大路(悠)「……(まさか、入れ替わってる!?)」

    邪魅「…………。」

    大路(悠)「邪魅……?どう、したっスか?」

    邪魅「………可笑しいわね」

    魔魅「……姉さま、魔魅も何か違う気がするの」

    邪魅「ふふ、流石は私の魔魅。良い子ね」

    魔魅「えぇ、姉さま♡」

    ……う。
    やっぱり邪魅と魔魅にはバレるよね
    演技には自信あったんだけどな

    邪魅「どうして大路の中に悠がいるのかしら?」

    大路(悠)「ごめん、おれもよく分かってないんだ」

    魔魅「……。」

    邪魅「……いえ、わかったわ。大路が居るとこに向かいましょうか」

    魔魅「悠兄さま、大路兄さまが居るところ分かる?」

    大路(悠)「堺ノ國だよ。鬼童丸と黒雲坊と一緒に居た」

    ……多分、今この体は大路さんのだから
    え、うそ。こんな笑い辛いことある?

    -堺ノ國-

    鬼童丸「……。」

    黒雲坊「鬼童丸、何そんなに彼の事をガン見してるんですか」

    鬼童丸「……いや、やっぱり違和感があるというか」

    悠(大路)「………。」

    ……何となくっスけど
    鬼童丸も黒雲坊も気づいている、気がする

    ザッ

    ?「それは、そうなの」

    ?「鬼童丸、黒雲坊。悠の中には大路がいるのよ」

    鬼童丸「!」

    黒雲坊「邪魅様、それと魔魅様も」

    悠(大路)「!!」

    大路(悠)「!!」

    ……。
    …………。
    違和感しか、ない!!

    悠(大路)「悠さん、俺の体で笑ってないですよね」

    大路(悠)「笑うも何も笑えなかったんだけど?表情筋生きてる?」

    悠(大路)「生きてますが?貴方の方こそ少しは筋肉つけたらどうっスか?」

    大路(悠)「筋肉つけなくても健康体です〜」

    悠(大路)「ちょ、俺の体でそんな事しないでください」

    大路(悠)「え〜?聞こえなーい☆」

    悠(大路)「おい。」

    まさにこの場を表わす言葉があるなら
    カオス、だろう
    混乱するのは周りの妖怪も同じことだろう

    邪魅「……この悪戯の犯人に会いにいくとしましょうか」

    魔魅「えぇ……姉さま」

    鬼童丸「……黒雲坊。」

    黒雲坊「何ですか?あと、結構珍しいですね。貴方が怒るなんて」

    -悠と大路の屋敷-

    白澤の倉の中

    白澤「あっはははは!!いや、いいね!2人が入れ替わると想像は出来てたけどこうも想像通りになるなんて!」

    百呀「…………。」

    白澤「百呀くんも中々面白いものが見れたよね?」

    百呀「見れたには見れたがな、2人の気付きが早かった」

    白澤「まぁ…悠くんの方は長い付き合いの2人だし…実験体(だいち)くんの方は呪術の天才だからねぇ」

    百呀「言っとくが、俺はお前に唆されただけだからな?罰を喰らうのはお前だけで……」

    ガラッッ

    「「させないが?」」

    白澤「旅は道連れ、世は情け。だよ、百呀くん?」

    百呀「っざけんな」

    -終-
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