全部お前が悪い🌹「何のアイス?」
❄️「だいふくだ」
🌹「だいふく?さっき冷凍庫から出してなかった?」
❄️「だいふくのアイスだ。中がバニラアイスの」
🌹「そんなのあるんだ」
❄️「一十木に教えてもらったのだ」
そういって真斗は少し溶けかけたアイスクリームを頬張る。いつもより口いっぱいに頬張ったせいか、アイスが唇の端から溢れる。どことなく可愛くて、けど妙な色気を含んだその横顔にレンは顔を近づけていた。
❄️「なっ!何をする!」
🌹「アイスこぼれてたらから。もったいないなと思って」
かなり苦しい言い訳だ。
❄️「手で取ればいいだろう!」
全くもってその通り。しかしここでレンも開き直る。
🌹「仕方ないだろう!お前が色っぽくて可愛いのが悪い!」
❄️「……どっちなんだ!」
さらに真っ赤になった顔にレンは煽られた。そして理性の糸がぷつんと切れる。真斗と付き合いだしてからレンの理性はかなり切れやすくなったのは気のせいではないだろう。でもそれは真斗が可愛すぎるからいけないと心の中で真斗のせいにして抱き上げた。
🌹「そのままだよ!もうっ!」
❄️「おっ、おい!まっ、待て!」
🌹「食べ終わったでしょ?今度はオレに食べさせて!」