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    yomeno_kagami

    @yomeno_kagami

    初めまして、紫乃と言います。様々な界隈を少しづつ齧ってるオタクです。
    小説作成をしており、最近イラストの練習を始めました。ド下手ですが、応援してくださると泣いて喜びます。
    よろしくお願いいたします!

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    yomeno_kagami

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    イナイレ、染岡竜吾の夢小説です(固定夢主あり)。
    勢いのままに書いてしまった。

    ⚠深夜テンションで書きなぐった物なので多分しっちゃかめっちゃかです。
    ⚠何でも許せる方向けです。

    匂い「あーー、終わったーー」
    「今日も疲れたでやんすねぇ…」

    夕暮れ時、雷門中サッカー部の練習が終わり、部員たちは部室に戻ってきていた。

    全員みっちり練習していたため、汗だくで砂埃にまみれていた。

    「皆お疲れ様!今日も汚れたねぇ💦」

    サッカー部マネージャー、藤宮 千咲(ふじみや ちさき)は、疲れ果てた部員たちのためにタオルとドリンクを手渡していた。

    「!ありがとうございます、マネージャー」
    「いえいえ、皆はたくさん練習してたんだもん、このくらい当然…」

    すると、途中まで普通に喋って動いていた千咲がピタッと止まった。

    「?マネージャー、どうしたんすか?」

    傍にいた壁山が不思議そうに千咲を見る。

    「……竜吾……」
    「あ?」

    千咲はじとっとした目で、目の前にいる染岡竜吾を見つめていた。

    「…竜吾、めっちゃ汗臭い……」
    「はあ!?」
    「(;゚;ж;゚;)ブッ」

    千咲の放った一言に、染岡は怒りの表情を見せ、部員たちは必死で笑いを堪えていた。

    「何だよそれ💢!」
    「だ、だってそうだもん💦!」

    染岡は千咲に詰め寄り、歯をむき出しにして怒る。

    「俺が臭いってのか!?」
    「……う……うん………」

    間違ってないが間違ってる答えに、染岡は更に目を吊り上げた。

    「千咲てめぇ…💢!」
    「きゃ…!?」

    だんっ、と染岡は千咲にいわゆる「壁ドン」をした。
    壁に追いやられ逃げ場が無くなった千咲は、恐る恐る目を開ける。

    「…っ!」

    千咲の目の前には、怒りに満ちた表情の染岡がいた。
    こうなった染岡は中々機嫌を直してくれない。

    その怒りを何とか出来ないものかと、千咲は頭をフル回転させた。

    「んえ…ど、どうしようかな……っ!そうだ……!」

    千咲は、何か閃いたかのように明るい表情を見せた。

    「はっ!」
    「な!?//」


    そして、千咲はそのまま染岡に抱きついた。
    染岡は顔を真っ赤にし、周りの部員たちは唖然とした表情で二人を見ていた。


    「な、ななな何するんだよ!//」
    「私の匂い分けてあげる!この間洗剤を新しくしたんだ!これで竜吾もいい匂いになるはずだよ♪」

    必死で考えた結果にしてはどうしようもない事をしながら、千咲は笑顔で答える。

    「い、いいから離せ!!//」

    染岡は全力で振りほどこうとするが、どうにも千咲相手にはそれが出来なかった。

    「もう少しだけ!ね、いいでしょ??」

    おねだりするような表情を浮かべながら染岡をホールドする千咲は、小悪魔以外の何者でもなかった。

    「す、すごい…」
    「染岡さんにあんな事出来るのはマネージャーくらいでやんす…」

    部員たちは口をあんぐり開けて、変わらず2人のやり取りを見ていた。というか、見ている以外の行動が出来ないくらい驚いていた。

    「も、もう十分だろ!//」
    「んにゃ!」

    染岡は千咲をなるべく優しくひっぺがすと、後ずさって深呼吸をした。

    「ぜぇ、はぁ……//」
    「あう…ご、ごめんね竜吾…💦//」

    千咲は申し訳なさそうな表情で染岡を見る。

    「…ま、まぁ、別にいいけどよ……//」
    「!よかったぁ…!そうだ、どう?いい匂いになった??//」

    無邪気に聞いてくる千咲に、染岡はため息をつく。

    「知らねぇよ全く…ほら、さっさと着替えて行くぞ//」

    染岡はそう言うと、さっと着替えて荷物をまとめ始める。

    「あ、ま、待ってよー💦」

    千咲も慌てて自分のカバンにタオルや筆箱をしまい始めた。

    「千咲ちゃん、ちょっとこっち手伝ってくれるー!?」
    「!はーい、今行くー!」

    ふと、同じくマネージャーの秋が、グラウンドから千咲を呼ぶ。それに返事をして、千咲は走って部室から出ていった。

    「…はあぁ…………//」

    それと同時に、染岡は頭を抱えてしゃがみ込んだ。

    「!染岡、大丈夫か?」
    「散々千咲に振り回されてたからなぁ笑」

    円堂や半田が声を掛けるものの、染岡の耳にはほぼ入ってきていなかった。


    (…本当にいい匂いしたし…いきなり抱きついてくるとか、あいつわざとやってるのか……?//)


    染岡はそんな悶々とした気持ちが暫く胸から離れなかった。

    そして、毎回あんなことされては心臓がもたないと、染岡は翌日から制汗剤を持ち歩くようになったそうな。


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