薫ﾚ初夜幻覚優しく抱くつもりのかおくんだけど、挿入れたと同時に(あ…俺今"朔間零"を犯してる…)って実感が湧いてきて興奮で鼻血出す
ﾚさんそれ見てぎょっとして「かおるく…鼻血…」ってなるけど、かおくん興奮キマってるもんだから「ね、零くん。舐めて」って鼻血舐めさせようとする
けどﾚさん血苦手だから「なに言って…」ってなるけどそれも言わしてもらえないままかおくんが自分の親指で拭いた鼻血無理矢理口に入れる
案の定やっぱﾚさんｵｴｯってなるけどびっくりしたんと血液の気持ち悪さで筋肉強張ってお尻反応したみたいになっちゃってそしたらかおくんが「あはは…締まった…」って半笑いで言う薫ﾚ

しっっかり咽せてるﾚに「心臓から出た血液がまた心臓に戻ってくる時間は30秒くらいなんだって」って急に人体の知識を披露しだすかおくん
急にはじまったお話に今のうちに呼吸を整えようと思いつつ普段ならムードとか雰囲気とか人一倍気にしそうなのに…って突拍子のなさ過ぎる話題に？が浮かぶけどそんなﾚちゃんを置き去りに話続ける
「さっき零くんが飲み込んだ俺の血はさ、零くんの体の中をもう何回も何回も循環してて、いずれ跡形もなくなるくらい零くんのと混ざり合うんだろうね」って喋りながら口、首筋、喉仏、鎖骨、心臓って自分の血が流れていったであろう場所をすっと撫でる
「実際はさ、もう跡形なんてとっくになくなってるのかも」
かおくんは話続けるけどさっきまでふつうにセしてたわけだからﾚちゃんはその手つきに少し反応する
話の全貌が見えてこないもやもや感で意識が逸れて興奮と性欲がじわじわと競り上がってくる感じがして少し背筋がぞわぞわするﾚ
ﾚの何が言いたいんじゃ、みたいな表情を見て「ねえ、零くん。"さっきみたいなこと"を続けてるとさ、零くんの体、いずれ俺の血に支配されちゃうんじゃない…？」と話の核を落とす
"あの羽風薫"が"男なんてゲロゲロ〜な羽風薫"が男の自分とセをしてること自体夢みたいな話なのにそれに加えて支配欲まで垣間見えて見栄とか遠慮とか男とか女とかそういう気にかけていたことがﾚちゃんの中でぼろぼろ崩れてく
それに追い討ちかけるみたいに「まるで本当の吸血鬼みたいだね、俺の血がないと生きていけない？」って言う
かおくんの指が触れている場所に神経と欲が集中して思考回路どんどん鈍ってって子どもじみたたらればの話を鵜呑みにしちゃうし(あ、今度はちゃんと締まった)って思わせるくらいには体が喜んじゃう
そんなﾚを見て自分の言葉や仕草に"あの朔間零"が興奮してるのが見てとれてそれが楽しくってかわいくって子どもみたいに好きな子に意地悪したくなるかおくん
「でも零くんは血が苦手だからこれは俺の夢みたいなものだよね」ってﾚのお腹触りながら言う
たられば話と優しい手つきだけが脳みそ支配してまたお尻反応する
(また、しかもさっきよりキツい)(零くんこう言う物言い好きなのかな)って思うかおくん
内容がよくわからない話しかり意識が逸れる要因がなくなって今ここにあるのは自分に愛情と欲情と支配欲を向ける恋人とそんな恋人を愛してやまない自分と彼と"ふたりで行う気持ちいいこと"しかなくてダイレクトに興奮と期待を感じて自分でもびっくりするぐらいナチュラルに無意識に吸血衝動に駆られるﾚ
かおくんは察しがいいから「あはは、もっと俺の血が欲しくなっちゃった？吸血鬼さま？」ってにやにや揶揄られるし内心(興奮と期待隠しきれてない零くんかわい〜)って思われてるしその後また少し血飲んで性懲りも無くｵｴｯってなるﾚ