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    ・ポテトゾンビ様のこちらのTweetを勝手にお借りしております(https://twitter.com/PTT_zombie96/status/1689279401370787840
    ・小説の形になっていません

    ##K暁

    生きてるのが不思議なくらいの重傷だったKKは暁人君の死をこの目で確かめるまでは信じないとリハビリに励む。
    物理的に動けないせいだと思っていたが霊視もエーテルショットもできないどころか霊もマレビトも天狗も視えない感じない普通の人間に戻ってることに気づく。
    途端に凛子たちに会うのが怖くなってがむしゃらにリハビリする。
    KKの怪我を知った妻子が見舞いにきて命懸けの仕事をしていたことを理解して(実際はちょっと違うわけだけど)復縁しよう、あなたも後遺症があるだろうとお医者さんが言っていたしと言われる。嬉しいはずなのにしっくり来ずに待ってくれと頼み受け入れられる。
    刑事時代の上司も来て辞表出して消えたけど休職扱いにしておいたから怪我で第一線は無理でも復職できると言われる。適合者じゃなくなったのでありがたい話だがやはりしっくりこない。
    何もかも般若の実験台にされた当初は望んでいたことなのにとにかくピンと来ない。
    すぐに暁人のことを思い出してしまう。たった一晩、一緒にいただけなのに。
    とにかく暁人の死を確かめなければ。新聞もネットも見ようと思えば確かめられるのに怖くて目を背けて半年くらい経って驚異的な回復力で退院する。
    どうにか麻里を見つけると
    「遅いよ! お兄ちゃん骨になって埋めちゃったよ!!!」
    と泣かれる。
    四十九日過ぎてるから当然で、両親も入っている墓の前で呆然とするKK。
    本当に暁人は死んだのか。
    何故暁人が?逆じゃないのか?
    納得いかず視えないながらも体を引きずって食べる間も寝る間も惜しんで祟り屋を探すと
    「祓い屋ではなくなったお前に会うつもりはなかったが」
    と出てきて説明してくれる。
    曰く、暁人はKKと麻里を生き返らせる代わりに死んだ。四十九日過ぎたので祟り屋でも生き返らせることは不可能だし、KKが身代わりになったらまた暁人が身代わりになってを繰り返してお互いが魂を摩耗させて消滅するだけだと言われる。
    オレは何もできないのかと再び呆然とするKKにひとつだけ暁人の残留思念を見つけてKKには視えないから伝えると言われる。
    『僕が適合者としての力を持って逝くからKKは刑事に戻って奥さんとやり直して息子さんの新しく好きなものを聞いて普通の名前の、望んでいた生活を取り戻して』
    最後にKKが夢想していたのは暁人と二人で祓い屋をやる世界だった。
    KKは漸く暁人を愛していたことと、もうどうにもできないことを理解して誰もいない地下街で慟哭するのだった。(完)
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    recommended works

    32honeymoon

    DONE◇#毎月25日はK暁デー ◇お題:匂い
    ・久しぶりのあまいちゃ糖度120ぱーせんとなので苦手な方は要注意!
    ・KKと暁人くんが同棲してる世界のおはなし
    ・相変わらずKKが暁人くん大好きマン

    長編をあげた後だったので、今回は短くさらっと。
    豪雨つづくここ最近、太陽が恋しくなって書いた作品です。
    台風の余波で大変な思いをしている皆さまの地域に、
    はやく気持ちいい秋晴れが届きますように。
    おひさまのにおいはしあわせの匂い。ーそれは秋晴れがさわやかな、とても良い天気のとある一日のおはなし。


    「KKー、布団下ろすの手伝ってー」
    「お?ああ、分かった」

    ソファでくつろいでいた休日のとある夕方。ベランダから聞こえてきた柔らかな声に、KKはよっこらせ、と立ち上がる。

    「布団、干してたのか。いつの間に・・・」
    「そうだよ。気づかなかった?」
    「・・・気づかなかった」

    少しだけばつが悪そうに目をそらす姿にはにかみながら、
    「だって今日はお日様の機嫌が良い一日だったからね。あやからなきゃ」と暁人が言う。

    「お日様の機嫌ねえ・・・また随分と可愛い事言うじゃねえか、」
    オレにしてみりゃただの暑い日って感じだったがな、と続けようとしたのを、KKが済んでの所で飲み込む。
    2373

    りんご

    DONEK暁デー、初デート。K←暁のようでK→〈超えられない壁〉←暁です。
    理想のデート像を黙って実行するおじと、訳も分からず振り回されるあっきーの話。
    過去それなりに色んな話を書いてきましたが、ぶっちぎりで砂糖吐きそうな話になったと思います。けけは所々横暴だしあっきーはちょっと暴走気味です。そんな二人の初めてなんて、絶対事件になるに決まってるじゃないですか(笑)
    閻魔帳のきれはしには(1)


    待ち合わせは、やっぱり駅前かなあ
    ベタなのは分かってるよ! でも後に来る僕が気になって、その後ろ姿がどこかそわそわしてるの、きっとかわいいなって思うんだろうな


    ◆◆◆◆◆


    『KK

    今日午前11時。渋谷駅北側に集合。』


    凝り固まった肩を回しながら、ネオンが薄まりゆく都会の路地を暁人はゆったりと歩いていた。長期の仕事が終わって漸くまともな寝食にありつけると思えば、心も穏やかになる。
    こんな職業なので、どうしても一日の行動が普通のそれとは大きくずれ込む時がある。今日はそういった日で、数日掛かりの依頼を何とか終わらせたときには、すっかり空が白み始めていたのだ。

    自分の名前をした空を背にしながら、暁人は連絡のためにスリープモードにしていたスマホを起動させた。そこに表示される、送り主と簡素な一文。暁人が首をひねるのも無理はない。めったに文字でのやり取りを行わない人物から突然こんなものが来たら、誰だって困惑するだろう。自分がいない間に向こうで何かあったのかもしれない。それにしても……メッセージ? 凪いでいた心情の波が僅かに揺れて―――まあいいか、と持ち直した。暁人が暁人たるゆえんは、この微妙な状況に対しての構えがやたら大きいことである。波乱万丈な生い立ちのせいで大概のことは受け流せるようになった結果だった。
    12617

    りんご

    DONEK暁デー 『いたずら』 そして表題に戻る系。
    そんなつもりなかった二人がその気になる話です。
    せめて飴くらいは手元に置いとけばよかった!「ご飯? お風呂? それとも僕?」
    「オマエ」

    というわけでこの話は終わった。
    「そんな訳ないでしょ! 何考えてんだよKK!!」
    「いや何なんだよオマエ」
    「こっちが何なんだよ だよ!」
    「なんなんなんだよだよだよ」
    「あああ呪文にするなよ…」
    状況を整理するにしても、普通の生活を詳細に描写する程度のことしかできない。今回の依頼はKK単独の小さなものだったので、資料をまとめることで一日を過ごした暁人は、せめて疲れて帰ってくる相棒のためにと彼の自宅にてご飯や風呂の準備をしていた。合鍵を使って堂々と入り、勝手知ったる様子で冷蔵庫を確認し、風呂の栓を抜いておく。暁人があれこれ始めたことで多少は解消されたが、KKのズボラさは相変わらずだ。買うものの算段を付けて、流しに残っていた食器を洗い、一度外へ出る。必要なものを買い足して再び家へ戻り、手早く下ごしらえを始める。疲れている時はとにかく手軽さ手早さを重視したほうがいいだろう。あの面倒くさがりは手の込んだものを食べるくらいなら、そのまま寝かねない。炊飯器のスイッチを押して、玉ねぎと牛肉を切って皿に移しておく。冷蔵庫へいったん入れて、掃除するべく浴室へ向かった。そこからは家主の帰宅まで散らかったものを拾っておく作業だった。
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