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    たんごる

    Twitterにあげた絵とか工作とかごくたまにえっちかもしれんやつをあげるとこ。だいたいツイステ🦈🌹遡ると鬼滅ぜんねずが多い。

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    たんごる

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    WEBフリ5の展示漫画、今出来ている分です。
    まだもうちょっとあるのでゆっくり更新ですがお付き合いいただけると嬉しく思います。

    無自覚フロくんがリドちゃんが知らない奴とキスシーン見てしまってもやもやする話です。
    ※冒頭いきなり モブ→リド キスしてます。
     苦手な方は自衛よろしくお願いします。

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    recommended works

    何も分からないです

    PAST
    刻む音、その後腕の中に収めた毛布のかたまりが、ゆっくりと上下する。そっと耳を当ててみると、ミスタの呼吸はかなり穏やかになっていた。きっと、ようやく眠りにつけたのだろう。彼を抱きしめたまま、目だけ動かして窓を見る。カーテンはぴったり閉じたが、それでも裾から少しの光を零していた。日の高いこの時間では、「寝れた」と言うよりほとんど気絶かもしれない。俺はマットの上を這って、毛布から少し覗く、灰色の猫っ毛に顔を近づける。シーツがしゅるしゅると音を立て、それだけで小さな寝息はかき消された。もう一度じっと耳を澄ませてようやく、今ので起こしていないと分かる。それから目の前のつむじにキスをした。
    「おやすみ、ミスタ」
    返事をしたのか、ただタイミングが良かったのか、ミスタは「うぅん……」と小さく呻く。もう一度だけキスをしたら、観念して彼を拘束していた腕をほどく。重い上半身を起こせば、ミスタはそれに気付いたみたいに身じろぎして、渋い顔で仰向けに体を倒す。それから少し毛布へ潜り、安心したように眉間の皺を伸ばした。慎重にはなってみたが、正直、ここまで神経質にならないでもいいとは思う。ミスタがこうやって苦労して寝た時、だいたい1時間は起きない。それより多く寝れるかは、体調と運次第だった。とりあえず、彼が寝ているこの間に、起き抜けに見てもウンザリしない部屋にしておきたい。体をベッドから乗り出して、足を下すスペースを探す。ちょうどすぐ横は床が見えていたので、そこへゆっくり立った。慎重を期したが、それでもスプリングはギギ、と小さく音を立てる。念のためもう一度後ろのミスタを見ると、目は閉じたまま、落ち着いた顔のままだった。安堵からひとつ溜息を吐いて、俺は足元に近いものから少しずつ、床に散らされたミスタの服やらゴミやらを拾う。ベッドの周りから拾っていくと、デスクの傍に時計と、その下に何かを零された紙の束が落ちていた。時計のアラームが切ってあることを確認して、デスクに置く。そしてシミの付いた書類を拾えば、それは何かの契約書だった。
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