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    異形兵レン

    @kRpJwOBUY6mlAf9

    成人済み腐オタク。FE💍アルフレッド様が好きすぎるやべー奴。絵も文字書きも下手くそド素人の投棄場。いつか心から自分の納得がいくアルフレッド様を描(書)くことが夢。
    絵や文字書きはいつの間にか増えたり消えたりします。ご了承下さい。
    推しカプ:アルリュ♂ (アルリュ♂前提の)アルラファ

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    異形兵レン

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    だいぶ前に書いてたけど途中で放置してるシリーズ①
    あるりゅのつもりだけど王子のみ。気が向けば続き書くんじゃね?(他人事)

    シリアス? あるりゅ(多分)眠れぬ夜を過ごすのはこれで何度目になるだろうか。

     自室のベッドの上で胸を押さえ横たわる彼──アルフレッドは自身の呻く声が外に漏れ出ていないか不安に思いながらひとり痛みに耐えていた。
    「っ…やはり、病弱な僕は……いなく、ならないのか…ぐっ、うぅ……」
    いつもは前向きな彼も、幼い頃から患った病の前には流石に少し弱気になってしまう。
    生まれつき身体が弱く、幼い頃はこうして床に伏せていることが多かった。高熱にうなされ、時には生死の境をさまようような危険な状態になることもあった。その度に家族や友人、自国の民達を不安にさせる日々を送ってきた。医者にも長生きは出来ないだろうと言われていた矢先、父王が流行り病に倒れ逝去した。まだ幼かったそんな自分を変えたくて幼少期からずっと身体づくりをしてきた。走り込みや筋肉鍛錬で少しずつ体力をつけ、亡き父王から教わった槍術の業を磨き続けた。その結果、周囲の者達も驚く程に丈夫で健康な身体を手に入れた……はずだった。

    実際には病は完全に克服出来ていなかったのだ。

    その努力を嘲笑う様に病は時折顔を覗かせ、こうしてアルフレッドの心身をじわじわと蝕む。
    (はぁ…まだだっ、僕はまだ、倒れる…訳にはいかないんだっ……!!)
    額から滲む汗が頬を伝うのを感じながら窓から差し込む月明かりに目を細める。
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