あぽつぽつ
「あ、雨だ」
家でゴロゴロと駄菓子を食べながらテレビを見ていた乱歩
雨の音に気づき外を見ると夕立のようだった。
乱歩は
「あ、福沢さんのお迎えに行くの…めんどくさ〜〜〜〜
はぁけど、行った方がいっかー」
面倒くさそうに不貞腐れながらも同居人の福沢を迎えに行く準備をし始めた。
「えーとカッパは何処だっけ〜?あ!あった!」
それは傘を刺すのがめんどくさいならこれを着なさいと福沢が与えてくれた物である
(よしよし!カッパよし!傘良し!駄菓子よし!携帯良し!あ!鍵鍵忘れてた〜!
よぉしこれで準備完了!)
「行ってきまーす!」
誰も居ない家に元気な声が響いた
外はザアザアと大粒の雨が降り仕切っていた、駅までの道のりは江戸川の歩幅で約20分位だった。
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