この話、ハピエンやん。2回観た結論として、私はそう感じました。なお、あくまで水木とゲゲ郎にとっては、です。あの一家は救われない。
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本日、第3弾の特典欲しさに2回目の入村。しかし、受付のお姉さんから特典が渡されなかったので確認したら、「初日で無くなりました」と微笑まれました。嘘だろ昨日ネットで見た座席の埋まり具合的に50人も観てないじゃないか…そんなもんなのか…
閑話休題。
1回目を観終わったあと、そういやエンドロールで流れていたのは墓場鬼太郎だったな…ん、あれ、でもこのお話では最後水木が鬼太郎を抱き締めて父がそれを見ていたな…こんなんだったっけ…と思い、墓場鬼太郎1話を観てみました。YouTube公式感謝…
モノノケダンス最高!楽しい!そして肝心の内容は墓場でのシーンしか知らなかったので、そうかあの男の人は水木だったのか!と今更ながら理解しました。あのお話だと水木も彼の母も消えてしまう、全く違う展開だったんですね。そもそも父と水木の関わるタイミングがあそこで初めましてなら当然か…
そして、改めて2回目の入村。
穴蔵で倒れた水木を助けるために戦うゲゲ郎マジ好き。おんぶしてるのかわいい。でもあの時ゲゲ郎は「水木ィ!」と名前を呼んでたけど教えてたっけ…あれ…?見逃してる…?
あと、1番うへぇとなったのは、夜行電車に乗っていた咳をしていた女の子。まさか村の人に攫われてM精製のため殺されちゃってたんですね…隣で苦しむ子を見つめていたのはそのお母さん…クッ
で、なんだかんだちゃんちゃんこを岩子さんに羽織らせて走り抜ける水木。途中で狂骨に襲われちゃったんだろうね…だから孝三さんと同じように髪が白くなっちゃって記憶が取られちゃった。自分が羽織ってたら無くならなかったかもしれないけど、そしたら岩子さんやお腹の鬼太郎が襲われる(?)かもしれないもんね。漢すぎる。大好きです。
そしてエンドロール。失った記憶を取り戻すため、再び村に来たのだろう水木が訪ねた家には岩子がいた。あの時の彼女は笑っていたから、もしかしたら水木とまた会えたことを喜んでいたのかもしれないと思うと辛い。そして、包帯グルグルのゲゲ郎から逃げる水木。あまりにも辛い。墓場鬼太郎とは違って、一緒に戦い、相棒と呼び合い、友になった瞬間があったのに水木は覚えていない。ゲゲ郎はどんな気持ちだったんだろう。この世を生きて、どんな未来を歩んでいたのか聞きたかっただろうに。見たかっただろうに。そのために依代となってボロボロになってまで再会を待ち望んでいたのかもしれないのに。ここで私の涙腺は終わりました。1回目は泣かなかったのに…
そして鬼太郎の誕生。ここのシーンで私は救われたし、水木やゲゲ郎にとってこのお話はきっとハピエンだと感じたシーンです。あくまで個人的な解釈です。
墓場鬼太郎では水木に墓石に打ち付けられる鬼太郎。その時、桜を背に佇むゲゲ郎の姿が描写されました。そして、水木の瞳に光が指し、鬼太郎が映し出されます。
私はこの瞬間、水木は記憶を取り戻したと感じました。だからこそ、相棒の子である鬼太郎を抱き締めたのだと思っています。きっと、あの包帯グルグルがゲゲ郎だったことも、様子を見ていた目玉親父を見つけて察し、泣き崩れるんじゃないかと(願望)
だからきっと第1弾特典の肩車水木は存在しない記憶じゃないかもしれない。髪色?染めたんだよ。知らんけど。それか、記憶が戻る=呪いが解ける=髪色も戻るかもしれない。え、いいじゃん。これだわ。
とっちらかった感想ですが、吐き出せて満足しました。ゲ謎最高!