どんな手を使ってもお前とまだ一緒にいたい【中編】「俺のユニーク魔法なら…ジェイドにドゥードゥルスートをかけて呪いを打ち消します!」
俺は気づいたら学園長にそう提案していた。
「確かにクローバー君のユニーク魔法なら、ローズハート君のオーバーブロット事件のときのように能力に上書きをして無効化できるかもしれません。しかしこれは強力な呪いです。一時的に無効化できたとしても魔法が解けてしまう。」
「じゃあ俺が何度でも繰り返しジェイドに魔法をっ…!」
「生徒にオーバーブロットをさせるわけにはいきません!……私は少し席を離れます。先生方にもこの状況を相談しなくてはなりません。ジェイド君の件は私達大人が別の方法を探しますから、くれぐれも私がいない間、ジェイド君にユニーク魔法をかけるなんてことしないように。いいですねクローバー君。」
4189