Waltz of the Pure Maiden.故郷キンモク星を離れて地球に降り立ってからかなりの時間が経った。
プリンセスも見つからず、あるのは戦いのみ。
ある日突然崩された平和を取り戻すために戦う、それが私達のやる事だった。
男の体でいるのもだいぶ慣れてきたけど、やっぱり実体は女の体なもので、ファイターとしている方が気が楽であった為家ではほぼ女体で過ごしていた。
「ファイター?まだ起きていたの…」
「…メイカー、えぇちょっと寝付けなくて」
「ふふ、ファイターおいで?」
「ちょ?!メイカー?!」
「こうしたらリラックスできてよく眠れるってプリンセスが昔教えてくださったのよ」
たまに不定期で訪れる精神的な不安をこうしてメイカーはいつも宥めてくれる。
3人で1番背が高くて1番落ち着いていておねえさん。私はそんなメイカーが好きで。
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