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    あろ(遼晴)

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    あろ(遼晴)

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    にょたゆり🐯🐶
    注意⚠️登場人物みんなにょた化(🐰👑🍓🎼🐉🐗🐶🐍🐯)

    煩悩なので読まないでください「御堂さんっておっぱい大きいですよね!」
    「…あ、あぁ。まぁそれなりには大きいんじゃないか?龍之介の方がでかいけど…」
    「俺Bしかないから御堂さんのおっぱい憧れるなぁ!ね、一織!」

     とあるランジェリー特集の撮影、IDOLiSH7、TRIGGER、Re:vale、ŹOOĻの高校生組を抜いた13人が新作ランジェリーのモデルとして抜擢され、今日はその合同撮影だった。赤色のレースやら花があしらわれた下着のまま陸が虎於へと抱きつく。
     そんな陸に制服姿の一織がため息をつくと、べりっと音がしそうな程派手に虎於から陸を引き剥がした。一織の腕の中で陸が頬を膨らませる。

    「一織も見てよ!御堂さんのおっぱい!」
    「そんな公共の場で胸の話ばかりするような子に私は育てた記憶がありません」
    「一織は俺の母さんじゃないだろ!…あ、トウマさん!」

     陸の興味は虎於からトウマへと移ったようだ。トウマはバスタオルを被ったまま、いつもの威勢はなく、恥ずかしげに虎於の後ろへと隠れた。タオルの隙間から見えるダークレッドと黒が基調の下着が虎於の視界に写る。
     大胆に下着のまま椅子に座る虎於とは大違いだ、きゅっと小さく体を縮こませたトウマに陸も空気を読んだのか、「トウマさんと一緒の撮影嬉しいです!」とだけ残し、次の標的を探しに行く。あ、龍之介みたいだ。

    「……どうしたんだ、トウマ」
    「…申請してた下着のサイズ、間違ってたみたいで」
    「そうか、なんだ胸小さくなってたのか?」
    「……ち、違くて…あの…」
    「AからCにまで成長されてたんですよ、狗丸さん」

     言葉の見つからないトウマに代わって巳波が虎於へと告げる。巳波はアイボリーの1/2カップの下着で、ガーターベルトまで装着し、バスタオルも羽織らずにスタジオへとやって来ていた。その後ろで悠が慌てたように巳波にバスタオルを運んでくる。
     悠の手によってバスタオルを羽織らせられた巳波は虎於の隣に座ると、虎於の足元で縮こまるトウマの名を呼んだ。びくっ、とトウマの肩が震える。

    「メイクさんに彼氏さん出来たんですかって言われて狗丸さん赤くなるから。メイクルームが狗丸さんの彼氏の話題で持ち切りになってしまって」
    「……そうか」
    「嫉妬深い年上の恋人が出来た…なんて狗丸さん言えなくてスタジオまで走って行かれたんですよ」

     トウマ、と虎於の柔らかい声が名前を呼ぶ。トウマは顔を真っ赤にさせたまま、ゆっくりと虎於と視線を合わせた。あぁ、この表情を他の誰かに見せるのは嫌だ。虎於の中でどす黒い嫉妬心が産まれる。虎於はトウマのルージュに塗れた唇に触れると、きゅっとトウマは固く唇を結んだ。

    「…トラ、ここじゃダメだから」
    「…分かってるさ。…帰ってからな」
    「このおふたりよくバレてませんよね、撮影までに狗丸さんはお顔元に戻してくださいね」
    「巳波!バスタオル羽織ってよ!!巳波!」

     巳波がナギの元へと歩いていく。イエローのジュエリーがふんだんに使われたランジェリーはナギに良く似合っていた。そんなナギに巳波はちょっかいをかけに行ったのだろう。柔らかな胸と胸を押し合わせた2人の微笑みは、何故か視線と視線の間でバトルでもしているように見える。

    「……トウマ、よく見せて」
    「…嫌だ」
    「よく似合ってる」
    「…トラもよく似合ってる」

     誰にも見えないように指と指を絡ませる。今日の撮影のために付けているネイルチップが2人の間でカチカチと音を鳴らした。虎於はダークレッドのネイル、トウマはロージーブラウンのネイル、見る人が見れば気付きそうだが、周りからは友愛としか思われないだろう。

    ――トウマと虎於は女性なのだから。

    「その下着、俺以外の人間が先に見るのが納得がいかない」
    「…ふはっ、なんだよそれ…。いいよ、陰行こ」

     スタジオとスタジオの間にある謎の空間、まぁそういうことに使う人間もいるのだろうが、まさか自分たちがその場所の常連になるとは。キャンバスのように真っ白なトウマが自身の手によって染まるこの感覚、虎於は毎回身震いする程の快感を得るのだ。
     虎於の表情が幸せそうに歪む。美しく巻かれた赤茶色の長髪がトウマの顔を隠した。

    「ふふっ、トウマ可愛い」
    「キスもダメだからな、リップ取れちまうから」
    「はぁ…早く家に帰りたい。こんなに可愛いトウマを食えないなんて残念だ」
    「…トラの言葉遣い、俺に似てきてて嬉し」

     ちゅ、とトウマが虎於の鎖骨へとキスをする。
     虎於の鎖骨付近にはトウマの付けているルージュがべっとりと付き、妖艶な香を撒き散らした。トウマが満足気に微笑む。

    「トラにはこっちの方が似合うよ、俺の色」
    「〜〜!?と、トウマお前ッ!俺にもやらせろ!」
    「だ〜め!今日の俺の下着、見せてやるよ」

     トウマが虎於にだけ見えるよう、バスタオルを静かに開く。バスタオルの中には愛らしいフリルたっぷりリボンたっぷりの下着に、虎於が育てたトウマの美しい形をした胸が彩られていた。虎於が生唾を飲む。

    「今日の俺は可愛いから…、キスマークは似合わないだろ?」

     そう虎於の耳元で呟いたトウマの表情は、虎於が腰砕けになるほど色艶やかだった。




    「わぁ!虎於ちゃんっ、首元のキスマーク綺麗だね!」
    「ホントだな、誰に付けてもらったんだ?」
    「楽、こういうのはメイクでどうにかなるんだって。天が言ってたよ!」

     虎於、巳波、楽、龍之介の4人での撮影。話題は虎於の鎖骨のキスマークに注がれる。巳波は多少呆れているようだが。
     虎於が美しく微笑んだ、その微笑みは誰に向けられたものなのか。

    「ふふ、年下の…可愛い可愛い嫉妬深い恋人がな」

    (続き書きたい、おっぱい欲しい)
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