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    冬籠り/Emergency

    @fuyu_gomo_ri

    ロルコレ後夜祭withロルパ!さま 開催ありがとうございます!
    冬籠りの展示小説置き場です。

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    冬籠り/Emergency

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    展示①「豹に酩酊」
    現パロ雪豹ロール 医者×大学生

    豹に酩酊『はあ!?お前が今日集まって飯食おうって言ったんだろうが!』
    「わりぃ!どうしても行けなくなって……お前らだけで楽しんでくれ!」

     サンジからの電話だ。

    『行けなくなったって……ルフィ、もうこっちは全員揃ってるぞ?』
    「ほんとに、わりぃ……!今日は行けねぇ!」

     分かってる。おれだって本当は行きたかった。だが、どうしても行けない理由がある。
     
     兄二人が独り立ちをする際、大学生のルフィにせめてこのアパートだけはと残していった一人暮らしにはやや広い1LDK。そのキッチンを先ほどから占拠している一匹の“豹”がいる。 
     キッチンに置かれていた酒瓶やビール缶を器用に爪で開け、人の家の床を汚しながら黙々と飲み干している目付きの悪い豹。酒で口や前脚を濡らしながら、先程からソファに座るルフィに向けてジリジリとした視線を送り続けている。
     サンジからの電話に出たことで、背後に向けられた視線が突き刺すようなものに変わる。この豹の機嫌があからさまに急降下しているのが分かった。

    『そもそも、お前が急に言い出した集まりだってのによ……今どこにいるんだ?ったく……!』

     サンジは幼少期から大学にかけて出会った大事な仲間の一人だ。現在、仲間達はそれぞれの分野で活躍していて、なかなか会えない時間も増えた。それでもなんとか全員で集まりたいと、定期的に近況報告も兼ねた食事会を開催している。
     今夜の集まりはルフィの声かけで急遽開催されたものであり、今頃はたくさんの料理を食べながら和気藹々と盛り上がっているところだった……数刻前に厄介な来客を迎え無ければ。

    「麦わら屋、誰と話している?」
    「っ!!」

     酒の匂いが充満したキッチンから、不意にのそりと近づいてきた銀色の豹、もといローにルフィは身を硬くする。尻尾も含めれば優にルフィの背丈を越える大型の肉食獣は、先程まではひとりの人間だった。
     今は豹の姿をした男、トラファルガー・ローは近くの大学病院に勤務している外科医だ。ルフィが以前事故で大怪我を負った際に、執刀医としてルフィの手術を行った恩人でもある。経過観察が終わった後も怪我の絶えないルフィの担当医として、またサンジのレストランで死にそうな顔で食事をしていたローに声をかけてからは、歳の離れた一人の友人として、二人は良い関係を築いていた。

     だが、ある時ローが飲み会で珍しく大酔いした際に、たまたま病院の近くにあったルフィの家に転がり込んでから、ルフィはローの新たな一面を知ることになる。家に転がり込んできたあの夜、とにかくローを寝かせる為に兄が置いていった布団を引きずり出していたルフィが振り返ると、そこにローの姿は無く。ただフローリングの上で銀色の毛に覆われた斑模様の動物が一匹、こちらを見つめていたのだった。

    「……相手は黒足屋か?」
    「っトラ男!!頼むサンジ、みんなにも悪かったって伝えといてくれ!」
    『おい、ルフィ!何なんだ、具合でも悪いのか?……っていうか今トラ男って言ったか?』

     こんな時でもサンジは優しい。
     だが、いつの間にか自分の座っているソファにまで接近したローが、すぐ側でこちらをじとりと睨んでいる。ルフィは電話どころではなかった。

     ガブリ、とローがルフィの耳を噛んだ。

    「っ!!」

     アルコールを纏った牙の隙間からローの息が漏れる。噛んだ跡を這うように、わざと首筋から辿る湿った獣の舌が熱い。ぴちゃり、と耳を伝う音に身震いして、唾液の生ぬるさとザラザラとした感触から逃げるようにルフィはうう、と身体を捩った。いくら喧嘩で右に出るものはいないルフィでも、本物の肉食獣に噛まれるのはまるで捕食される側になったようで……警告音が止まなかった。

    「ッおい、やめろって!!……そこ首だぞ……!」
    「ああ、わかってる」

     わかっていると言いながら、首筋を柔らかく牙が触れるか触れないかのラインで、そっとなぞってくる。のしりと大きな前脚で肩を押されてしまえば、身体はソファに沈み込むしかない。そもそも野生動物が酩酊状態というのが大問題だ。しかし、いざ酒を奪い取ろうとすると容赦なく手を噛み、顔を尻尾で叩かれてしまう。

    「う〜ちくしょう……ゾロのやつ、酒は全部持って帰ってくれって言ったんだけどなぁ〜」

     サンジの声掛けにも応えることが出来ず、たまらず通話を切ったルフィは、恨めしそうにローを見る。本来ならさっさとぶん投げて家を出たいところだが、今は豹の姿だ。万が一でも大家のマキノを危険な目に合わすわけにはいかない。ましてや、普段と違って何を考えてるか分からないローにルフィは手を焼いていた。

     あの夜から、こうして悪酔いした時に限って、ローは水が欲しいと勝手に家に入り込んでくる。そして水を飲むよりも先に、友人のゾロが置いていった酒瓶やらビール缶を見つけては開けまくり、いつの間にか豹の姿になってこちらをじっと見ているのだ。玄関に鍵がかかってないという、家主のセキュリティ感覚の低さも原因のひとつではあるのだが、まるで満月の夜にオオカミに変わるような、そんな豹男との攻防に、ルフィは柄にもなく白旗を挙げそうだった。

    「……行かないのか?随分楽しみにしてたようだが」
    「っ行きてぇけど!!トラ男が行かせてくれねぇんだろうが……!!」
    「別に行くなとは言ってねぇ」

     豹の顔が首を通り、肩へと降りてくる。覆い被さるように大きく肩口へと齧り付いたローは、骨や筋肉の筋を確かめるようにカプカプと甘く食み始めた。骨まで喰い千切られそうな牙が時折肌に引っかかって、柔らかい皮膚がぷつりと切れる。水滴の様に肌に浮かんだ血溜まりをローがじゅるりと舐めとると、ルフィの身体はたまらず揺れた。ローは依然視線をルフィの身体から逸らすことなく、熱い息を漏らしては噛み跡に舌を這わす。

    「ハァ……!いい加減にしろよ、イテェし、血も出てるだろ……」

     身体が、熱い。こちらは一滴も飲んでないのに、噛み跡から頭に血が駆け巡ってのぼせそうだった。ふわふわとした意識に追い討ちをかけるようにローが体重をかけてくる。酒の匂いが充満する部屋に動物特有の呼吸音がやけに篭って聞こえた。それが自分の心臓の鼓動と重なって、上手く身体に力が入らない。

     ふと至近距離で目があう。金色の瞳の奥にルフィの知らない何かが潜んでいる気がして、無意識にゴクリと喉が上下した。手や足で大きな躯体を押し返そうと試みるが、やわらかな毛並みにするすると逃げられ思うようにいかない。全くもって解放する気のないこのに獣に半ば諦めたルフィは、両手を投げ出して唾液とアルコールでまみれた己の身体を見つめた。

     豹になったローは、おれを噛むのが好きで、舐めるのが好きで、何より“見る”のが好きだった。酒の肴にでもしているのかと思うくらい、飽きることなく見つめてくる。
     いつだったか、人間のローに会った時に、何故酔っ払うと豹になるのかと聞いたことがある。しかし本人は全く覚えてないようで、噛まれたところを見せても「虫にでも刺されたのか」と返されてしまった。お前、医者だろとも思ったが、元々治癒力が高く、また日常的に生傷の絶えないルフィの小さな傷跡なんて、ローには些細なことなのだろう。この状況が進展しない理由でもあった。

     ローは通話が切れた事に満足したのか、目を細めてTシャツの隙間からびちゃびちゃと好き勝手に腹の傷痕を舐めている。豹になって自分を舐めるローは凶悪な目つきとは裏腹に、内心どこか嬉しそうだった。

    「はあ……トラ男、なんかおれに話したいことでもあんのか?もう、何でこうなってんのかわかんねぇよ」

     起き上がるのも億劫になり、放り投げた指先で豹の腹に触れる。さらりとした毛並みの感触の奥は熱く脈打っていて、触れた指先から溶けていきそうな程だった。きっとローにはローの考えがあって、何か伝えたいことがあるんだろう。ローはいい奴で、優しい男だ。その事をルフィは良く理解していた。でも肝心なところに、手が届かない。この状況だって……もし何かのきっかけで、この柔らかな壁を越えて、今はまだ到達されていない部分まで、このままこの豹男に踏み込まれてしまったら?

     普段は冷静で頼りになる、そんな年上の友人のことが、分からなくなる夜が続いていた。

     ふと上目遣いにかり、と脇腹を噛まれて、はっと意識が戻る。頭で考え過ぎた。これは良くないと跳ね起きる。

    「~っもう、風呂入ってくる!よだれでベタベタだし、付いてくるなよ!」

     全力で押しのけた豹がムッとした表情を向けてくるが知った事ではない。それにいつも朝になれば、まるで何も無かったかのようにローは居なくなるのだ。それならば早く寝たほうがいいと、ルフィは風呂に向かうことにした。

    「あと、あんまり見るなよ……なんかぞわぞわする」

     ルフィに付いていこうと、アルコールの回った体躯を左右に揺らしていたローは両耳を僅かに震わせた。素直に足を止めた豹はそういえば先程からあまり喋らなくなっていた。人間の言葉を忘れたかのように、しかしその瞳は逸らすことなくこちらをゆらゆらと映していた。





     ──トラファルガー先生ってご結婚されてるんですか?

    「…………は、」

     15連勤後の居酒屋のホール。医療従事者特有の切っても切れない飲み会で、薬品会社の営業にそう聞かれた。

    「いや、独身だが」
    「あっ……そうなんですね!いや、先生若いのに手術も的確で有名ですし、見た目も格好良いですから、てっきりもうご結婚されてるのかと」

     唐突にすみません、と謝る営業の背中越しから医局の職員達の好奇の目がチラつく。思わず溜息が漏れた。外科と夜間救急の掛け持ちで過労死寸前のローの心身は、コミュニケーションに割くエネルギーなど無いに等しい。こちらは最早何を飲んでるのかもよく分かってないのだ。目の前の男が少し恐縮したが、許して欲しい。
     恋人、結婚、将来。決まって聞かれるのはいつも同じだった。特にこの一年は、ようやく新米医師という肩書きが外れた同年代の同僚達が結婚ラッシュに突入していたこともあり、一言、二言目には大概そのような話題になるのだった。
     氷が溶けて薄くなったハイボールらしき物を飲み干す。では、恋人は、と背後からの圧に押された男が続けざまに聞いてくる。いないと、正直に答えてやると、奥の方が一瞬ざわめいた。

     もしここで、本当のことを言ったらどうなるのだろうか。疲弊した脳でローはそう思った。
     恋愛、恋人、結婚。そんなことを聞かれて思い浮かぶのが年下の未成年、しかも患者で男だと言ったら──目の前の人間はどんな顔をするのだろうか。
     
     騒々しくて、くるくる動き回る猿のような子ども。今でさえそんな印象だが、初めて会った日の彼は、運ばれて来る真っ赤に染まったストレッチャーの上で死んだように眠っていた。あの時の青白さと冷たさをローは忘れたことは無い。
     いつの間にか懐いてきたルフィとの距離感は意外と心地の良いもので、他愛ない会話に付き合うために、わざわざ遠回りしてルフィの大学側の道を歩いたり、たまたま入ったレストランに通うようになったと、そんなことを無意識にするようになっていた。

     飲んでも飲んでも、何かが渇いてるようで、それでいて口を開いたら何もかも吐き出してしまいそうだった。
     早く帰りたい、水が欲しい。混濁した思考の中そう強く感じたのを最後に、ローの記憶は途切れた。





     ルフィが風呂から上がると、ベッドの上にローがいた。尻尾の先をゆったりと左右に振りながら、早く来いと言わんばかりに空いたシーツの上を撫でる。以前まで無理矢理兄弟3人で寝ていたベッドは、ルフィとローのサイズに何となく合っており、奇妙な夜の最後はいつもこのベッドで一緒に過ごしていた。

     部屋の明かりを消し、この時間になるとほとんど喋らなくなる豹の隣にどさりと身体を放った。シャワーを浴びて幾分すっきりした気持ちになったルフィは、静かになった隣の獣を眺める。薄いカーテンの隙間から月の光が差し込み、照らされた金色のローの瞳が綺麗だと思った。

     結局、今日も何も分からないままにベッドまで来てしまったことが悔やまれる。しかし朝にはあの散らかったゴミ達をなんとかしなくてはならない。それならローよりも早く起きて、いつも消えるように帰る男へとそのゴミ袋を突き出してみるのはどうだろうか。
     我ながらいい案だと、ルフィはひとりで頷いた。

    「おやすみ、トラ男」

     ずるずると毛布を引っぱるようにして自分とローに掛ける。小さく瞬きをしたローを見て、ルフィは目を閉じた。


     ──シーツの布擦れの音で意識が浮上する。微睡む中でローが動く気配がした。きっと、いつもと同じで、噛んだ場所を舐めにくるのだ。先程とは違い、傷つけてしまった所を優しく撫でるように。

     のそりと僅かに体が揺れる音と、いつしか慣れてしまった獣の匂い。この不思議な夜の、最後の儀式のような行為は穏やかに過ぎていく。微かな水音と、気遣うような空気の動きだけが暗闇に浮かんでいた。

     そうだ、前の夜もそうだった。その前の前の夜も、ずっとそうだった。舐めることもその視線も時間が経つにつれて、何かを請うような優しい愛撫に変わっていく。
     
     これはキスだ。受け取る相手がいなければ、想いは溢れるだけで、行き場を無くしてしまうだろう。

     ローの口元が耳に寄り、一番最初に付けた噛み痕をペロペロと舐める。それはただただルフィの身体を傷つけたことへの贖罪のようなもので。
     先刻までは熱に浮かされるようだった触れ合いも今はくすぐったく感じて、ルフィはいつの間にか笑っていた。
     急に笑い出したルフィを不審に思ったのか、ローが怪訝そうに顔を覗き込んでくる。瞬間、ルフィはローの大きな口元にガブリと噛みつき荒々しくキスをした。
     その行為に満足して、ルフィは穏やかな眠りの海に飛び込んでいく。こちらを焦がすように映していた瞳が、波紋のように波打つのが最後に見えた。





     朝、目覚めると隣にローが眠っていた。
     目覚めた時、なんとなく今日は居るんじゃないかと思っていたルフィは、人間に戻ったローを確認するために近くへと転がる。閉じた目の下の隈は相変わらずで、くすんだ瞼の下をするすると触っていると、ふっとローが優しくルフィの頭を抱き締めてきた。知らないローの部分を隠れて見ているようで何だか楽しくなっていると、やがて豹の時のように、ルフィの頬に手を置き唇を甘く食むようなキスを繰り返してきた。

    「寝ぼけてるな〜……。しし、まぁいいのか?」

     カーテン越しに朝の光が二人に降り注ぐ。
     ぐるる……とタイミング良くルフィの腹が鳴って、健康的すぎるその音にようやく唇を離し瞼を開けたローが、明るい陽射しに眉を顰めた後、バッと目を見開いた。

    「…………?」

     いつもと違う光景に、状況を飲み込めないローの目が瞬く。案の定、人間に戻ったローは何も覚えていないようで、目を白黒させるローにルフィはおおまかに事の顛末を教えてやった。どうやら何か心当たりはあるようで、思い出すまますべてを話すルフィに、ローの眉間はどんどん深くなって、最後には苦虫でも食べた顔をしていた。

    「ほらトラ男、朝だぞ!起きたか?それにもう豹じゃないしな」
    「ああ、大体は理解した……豹?はよく分からないが、迷惑をかけたな」
    「いや?まあ、酒飲んだ時のトラ男は確かにめんどくさかったけど、別に迷惑とかじゃねェよ」

     ローの毛布を剥ぎながら、そんな事より腹減った!とルフィは叫ぶ。そういえば昨日の夕飯を食べ逃していることに気づいた。なんてことだ、こんなことは初めてだ。

    「そうか……じゃねェ、もっと他にあるだろうが!」

     ばっとキッチンへ向かおうとするルフィの手をローが掴む。その端正な顔を、なんだか久しぶりに見たような気がした。
     いつものローだ。いつもの、たまに並んで歩きながら、ルフィの話を少し意地の悪い笑みを浮かべて聞いてくれる男。その男が今、本当に困った顔をしてこちらを見ている。 
     ──ふと、言葉にしなければ伝わらない事もあるのだと、いつか誰かが言っていたのを思い出した。きっと今のおれたちはそれと良く似ていて、少し違う。でもとても重要なことだった。

    「んん、おれは無い。でもトラ男が言いたいことがあるなら聞くぞ!」

     豹になるくらいならと、ルフィは笑った。言葉にしなくても十分に伝わっているけれど、言葉にしなければ、ローはまた豹になってしまうだろう。
     片手で顔を覆ったまま唸っているローの腕をぐいと逆に引っ張ってやる。しょうがないので、「酔ってた時のトラ男の方が素直だったかもな〜」と追い討ちをかけると、ようやく観念した男が顔を上げた。

    「分かった、もういい。これについては……くそ、おれの負けだ」

     ──麦わら屋、好きだ。意味は分かるな?

     もちろんだった。
     おう、分かってるぞと、ルフィは返事をする。その意味はローが教えてくれたのだと、彼は知っているのだろうか。
     ぐちゃぐちゃになったシーツの上で、おれもトラ男が好きだと、思いっきり抱きしめる。背中に触れた腕の感触に、やっぱり豹より人間のトラ男がいいと思った。ローの上で再びルフィ腹の虫が鳴って、ようやくいつものように笑ったローとルフィはキッチンへと向かった。
     広がる空き缶だらけの惨状は、朝飯を食べるためにテーブルの周辺だけ綺麗にして、レトルトの米とマキノからお裾分けしてもらった肉じゃがをチンする。
     その後、豹についてだけ分からないと聞くローに、トラ男なのに豹だったとか、本当に大変だったんだとか色々話したけれど、今さらそんな事はどうでも良くて。まあ、豹のトラ男も悪くなかったけどな!と思ったままに伝えると、テーブル越しのローは何とも言えない顔で、少しだけ幸せそうに笑ったのだった。
























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