由太郎無知シチュなりそこない夢小説:前半幼い頃から当たり前に居た存在が「異性」なんだと意識してしまった時
どうしようもない劣情に頭が支配されて、歯止めが利かなくなってしまった。
「また負けた~~!」
悔しそうに床に転がる由太郎
昔から、TVゲームで遊びたい時は、当たり前の様に私の部屋に来る。
そして対戦ゲームでは殆ど私に勝てずに、きまって何度も相手をさせられていた。
「見極めはできてるんだけどね、由太郎は操作が苦手なのかも」
「本当の取っ組み合いだったら負けね~のにな~…」
無意味な負け惜しみを呟く由太郎に、思わず心の中で「そんなの勝てるわけがない」と突っ込む。
「コツ教えてあげよっか?」
「えっ、コツ?!」
ふと思い立った、励ましのつもりの提案。
私が優しく声をかければ、素直な由太郎は即座に起き上がって興味を示した。
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